みこさい番外編 未来都市ツアーの巻(後編)
*みこさい番外編 未来都市ツアー(後編)となります⭐︎
三副隊長ズと未来都市を観光するミコ、カイ、オース!!
フェイフェイがノクティスから教わった昔ながらの喫茶店に行ったり、
未来バーチャルゲームセンターにてレグリアがはっちゃけたり、
未来ファンシー♡ショップでオスカーが乙女化してます♡
ではでは、後半戦スタートします♪!!
それでは、レッツゴー☆
*みこさい番外編 未来都市ツアーの巻(後編)です♪
動物パーカー三副隊長ズと、ミコ、カイ、オースは楽しく観光を続けてます!!
基本的にギャグ回です!!笑
どうぞお楽しみ下さい☆
ーー
ーー
昼下がりの未来都市。風が柔らかく吹き、通り過ぎていく。
未来公園にて、オスカーの可愛いドリーミー♡な手作りお弁当で満たされた一同は、フェイフェイが行きたがっている、〝あるカフェ〟に立ち寄ってみることにした。
ーー
ーーー未来都市商業エリア 未来電気街ストリート
大通り裏路地ーーー
未来公園の裏手に位置する、商業エリアの人気観光地、〝未来電気ストリート街〟の裏路地に、ひっそりと小さなカフェは佇んでいた。
木目調の外観で、店先には可愛い立て看板が出ており、手書きでメニューが書かれている。
古く錆びついた真鍮ランプが、ドア横に下げられている。そして、入り口の横には、色とりどりの花が咲いている綺麗なプランターが、幾つか置かれている。
金のドアノブが付いた、重さを感じる木の扉を手前に引いて開けると、カランコロン♪とドアベルの心地良い音が鳴り響いた。
中に入ると、深煎りされた珈琲の香りがふわっと香り、お店の中を優しく包んでいる。
広めの店内は、壁も床もすべて木で作られており、木製の丸テーブル、椅子がゆったりと店内に置かれていた。
ぴかぴかに磨かれた真鍮のランプが、天井に幾つも飾られ、柔らかな光を店内に落としている。
そして店の奥には、背の高い立ち時計が静かに置かれていた。
コチ、コチ、と規則正しい音が、心地良く響いている。
それはまるで、
ーー前近代の時の流れを、そのまま保存したかのようだった。
6人は、黒い制服を纏った男性店主に案内され、1番奥の窓際の丸テーブルに着いた。
フェイフェイ「ずっと来たかってんや〜♪」
と、フェイフェイは渦巻きメガネ越しに笑顔で言う。
ミコ「へええ…。なんだか、昔風なカフェ?なんだね…。照明とか、椅子とかも…。前近代のやつだ。…すごい面白い!!」と、ミコはきょろきょろしながら興味深そうにしている。
フェイフェイはミコに、
フェイフェイ「ここはな?…〝喫茶店〟て言うんやで。〝喫茶店〟っていうのは、昔ながらのコーヒーやお茶を楽しむ店のこと。いまのカフェみたいに派手じゃなくて、落ち着いた〝時間〟を過ごす場所やねん♪」
と、腕組みしながら得意げに教えた。
オース「なるほど。…すごく静かで落ち着くね♪」
カイ「大変興味深いです。私もこういったお店は縁がなかったですし。…珍しいですね。未来都市で、あまり見かけないタイプのお店です。」
オスカーが、木の椅子に腰掛けたままゆっくり周りを見渡しながら、
オスカー「ここは、昔を思い出すな…。」
と、感慨深く言った。
レグリア「うんうん。こーゆー感じだったな〜。…たまにアルヴィスと用事で街に出掛けてさ。…帰りに喫茶店で、紅茶飲んでアップルパイ食べたもん!!」
と、レグリアが、木の丸テーブルに両手でダイブしながら笑ってオスカーに言う。
フェイフェイが男性店主を呼び、人数分の飲み物を伝える。それから、
フェイフェイ「…あと、〝本日のデザート〟6人分お願いしてもええですか?」
と、渦巻きメガネ越しに微笑んで言った。
男性店主は笑顔で頷き、カウンター内へと戻っていく。
ミコ「〝本日のデザート〟って?」
と、ミコは首を傾げる。
フェイフェイは、ふふ、これや〜♪と、壁に貼られている白い紙を指差した。
5人が見ると、紙には手書きで、
ーー〝本日のデザートあります〟ーー
という、綺麗な文字で綴られていた。
フェイフェイ「…ノクティスが手紙くれたんや。…せやから来てみたかってん〜♪」
と、フェイフェイはにこやかに言う。
ピンクのぶたパーカーのポケットから、ノクティスから送られたプリン柄の手紙封筒を取り出す。
そして、封筒の中から、一枚の小さな紙のカードを取り出した。
それは、この喫茶店のレジの横に置いてある、店名が記載されている小さなカードだった。
裏に、ノクティスの手書きによる美しい文字で、こう書かれている。
ーー
本日のデザートが美味だった。
ノクティス
ーー
オスカー「…ノクティスが言うのなら、気になるな。」
レグリア「ふーん。楽しみだな!…てか、この店…めっちゃ落ち着くなぁ…。」
と、レグリアは目を閉じている。
店内は静かで、窓からは柔らかな光が差し込み、穏やかな時間が流れている。
店の奥の観葉植物の隣に位置する、背の高い立ち時計からは、コチ、コチ、と規則正しく刻まれる音が店内に響いている。
レグリアはその音を聴きながら、静かに目を閉じていた。
オスカーも、フェイフェイも、目を閉じ同じように耳を澄ました。
ーー時を刻む音が空間にこだまし、三人の副隊長は、未来都市の中心で、かつてのこの地での、〝過去〟に想いを馳せながら、刻まれて行く〝時間〟そのものへと、じっくりと向き合い関わることが出来た。
オースとミコ、カイは顔を見合わせ、三副隊長ズが目を閉じている、ーーほんの少しの時間を見守った。
しばらくして店主が、人数分の珈琲と紅茶、
そして、〝本日のデザート〟を運んできた。
フェイフェイ「…あ、プリンや。」
と、フェイフェイは見て呟いた。
6人の前に置かれた、小さなブリキの器に入ったプリンが、テーブルの上で光を受けた。
銀色のスプーンを持ち、器を手に取ると、ひんやりとした金属の感触が手に伝わる。
ミコ「わあ!なんか、レトロでおしゃれ〜♡」
オース「美味しそうだね、ミコ〜♪」
カイ「器がブリキなんですね…。お皿ではないのがまた古風な…。」
オスカー「形、色合いが素晴らしい…!」
レグリア「うわー!やっぱ昔感ある!てか、美味そう♪いただきまーす!」
5人はスプーンを持ってせーので、パクり!と口に入れた。
5人「「おいしい!!!!」」
ミコ「すっごく濃厚!シンプルな美味しさ!!」
オース「んー♡甘くて美味しい!優しい味だね♪」
カイ「これは…シンプルな優勝ですね!」
レグリア「めっちゃうっま♡ノクティス、さすがだな〜!!」
オスカー「卵、牛乳、砂糖の配合や火加減がベストなのか…。全て均一でバランスの取れた味となっている。とても素晴らしい。」(お料理講師視点w)
5人がプリンに感動していると、プリンを見つめたまま、動かないフェイフェイがいた。
レグリア「ん?フェイフェイ、食べないのか?美味いぞ?」
フェイフェイは、レグリアの言葉に顔をあげ、スプーンを手に取る。そして、プリンをスプーンですくって、口に入れた。
その瞬間、フェイフェイの両目から、
ーー涙がこぼれ落ちた。
フェイフェイはスプーンを置いて俯き、両肩を小さく震わせた。
5人「「!?!?!?!?!?!!?」」
ミコ「えっ!!??舌噛んだ!!??大丈夫!?」
オース「プリンの味が、…美味しすぎたのかな…?」
カイ「感情値に大幅乱れありですが…。大丈夫ですか、フェイフェイ副隊長…。」
オスカー「フェイフェイ、どうした…?」
レグリア「え?え?…俺また何かやらかした…??」
とレグリアは心配そうに、フェイフェイの肩をさする。
フェイフェイは渦巻きメガネを取り、袖で涙を拭った。
それからメガネを掛け直し、一同に笑って言った。
フェイフェイ「…ごめんな。ちょっとだけ、…懐かしかったんや。」
オスカーはフェイフェイを見て、
オスカー「…ノクティスとの思い出か?」と、落ち着いた声で尋ねる。
オスカーの言葉に、フェイフェイは笑って頷く。
フェイフェイ「昔、…僕がいた平和主義国家、〝セレステラ〟の国にな。たまーに、ノクティスと行っとった、…小さな喫茶店があってな。そこでよう2人で、〝プリン〟食べとったんや。もう…随分と遠い昔の話やのに。ノクティス、…ずーっと覚えとったんやなぁ…。」
と、フェイフェイは、涙を拭いながら言う。
そして、目の前のプリンに視線を戻した。
ーー喫茶店で椅子に腰掛け、本を読みながら、
1人静かな時を過ごしているノクティスの姿が脳裏に想い浮かんだ。
フェイフェイ「…はは、ノクティスらしいわ。」
そしてミコに、ニッコリと笑顔を向けた。
フェイフェイ「…あの頃の味とは、ちょっと違うけど。…しっかり〝思い出〟味わわせてもろたわ。…ミコちゃん!!連れてきてくれて、…ほんまにありがとうな〜♡」
と、フェイフェイは立ち上がり、自然な動きでぎゅっとミコに抱き付いた。(www)
ミコ「まままま、ま、…毎日連れて来れます…」(ミコ、抱きつかれた瞬間に尊死現象www)
フェイフェイ「…あれ、ミコちゃん?…大丈夫なん?倒れてもうたで…。」
と、フェイフェイは、腕の中で尊死したミコの額に手を当てたり、瞳孔確認始める。(元軍医ww)
オース&カイ「「ちょっとちょっと!!!」」
と、2人でフェイフェイをミコから引き離す。
オース「だめ!!ミコは、僕がちゃんとしたお医者さん連れてく!!(オースガードw)」
と、オースはミコを抱え、フェイフェイから守っている。
フェイフェイ「こらこら、僕はれっきとした元軍医や!…ミコちゃんの診察、まだ終わってへんで!!医者の話をちゃんと聞きや〜!!」(www)
と、フェイフェイはどっからか聴診器を取り出し、ミコを見ようとする。
カイ「いや、あの、オース?フェイフェイ副隊長…?まあ平常現象なんで、すぐ目覚めますが…。」と、カイは2人を止めようとする。
オース、カイ、フェイフェイが揉めている間に、
レグリアとオスカーは、観光マップを見ながら、楽しそうに話していた。
レグリア「俺、遊びたいー!!未来電気街ストリートの、〝未来バーチャルゲームセンター〟興味ある〜♪」
と、ミルクと砂糖入り珈琲を飲む。(苦いのだめ派w)
オスカー「行ってみたいのか、レグリア。」
と、ブラック珈琲のカップを持ち、微笑しながらレグリアに聞いた。
レグリア「うん!だってさ、…別大陸にこーゆーのないじゃん?」
オスカー「…ふむ。では、次はレグリアが行きたい場所に行ってみよう。…ミコにお願いしてみる。」
と、オスカーはうなづいた。
騒ぎが収まると、一同は次の場所へと移動することにした。
フェイフェイは、喫茶店店主の両手を握りしめてまた来ますわ〜!!と、お礼を伝えていた。
店主は笑顔で頷き、次の場所へ向かう一同を、手を振り静かに見送ってくれた。
*ちなみに喫茶店代金は、全額フェイフェイが支払ってくれました♡*
ーー
ーーー未来都市商業エリア 未来電気街ストリートーーー
人気観光地の一つである、商業エリア内中心に位置する、未来電気街ストリートの大通りに立つと、目の前が眩い光でいっぱいに輝いていた。
色とりどりのネオンや、ホログラムの広告が空中に浮かび、色や映像がどんどん変わる。
たくさんの未来ショップの店先には、3Dで宙に浮かぶフィギュアや、最新未来機器が並べられている。
通りの反対側には、未来機器のあらゆるパーツが売られている区画や、未来アニメグッズ、様々なマニアックな店が豊富に立ち並び、大通りや路地裏に至るまで、たくさんの人や観光客で賑わいを見せていた。
足元には光るラインが走り、大通りの上を走る未来遊歩道により、混み合うこともなく安全に移動が可能となっていた。
人々のざわめきがにぎやかで、ほんのりと空気に甘いフードの香りが漂う。
空間すべてが、ーー近未来的活気に満ちあふれていた。
たくさんのドローンが空を飛び交い、お店の人々の補助作業を手伝ったり、治安警備のパトロールをしていた。
レグリアは、大はしゃぎで未来遊歩道から乗り出して景色を見て喜んでいた。
レグリア「すっげー!ハイテク化してる所だな!!」
オスカー「こら、レグリア。遊歩道から身を乗り出してはいけない。…危ないぞ。」
と、オスカーは、はしゃいでるレグリアを注意する。
カイが片眼鏡を治しつつ、
カイ「…まあ、私はここにはよく来ているので…。分からないことがあれば聞いてください。」
と、少し得意げな口調で言う。
フェイフェイ「へえ。カイ、ここよう来てるん〜?」
と、フェイフェイが、行き交うホログラム映像を眺めつつ聞く。
カイ「ええ。主に発明に必要なパーツ巡りと、未来最新機器を見に来ているだけですが!!(カイは研究者で機械のパーツ巡り+機械いじり&発明好き。未来最新機器を見て探究している。)」と、キラキラの笑顔で語った。
フェイフェイ「…なかなかなマニアックな趣向やな〜。…まあ、ええけど。」
ミコ「えっとー、〝未来バーチャルゲームセンター〟に行きたいのよね?…もう少し先かな?」
オース「ミコ見てみてー!美味しそうな食べ物たくさん売ってるー♪」
と、オースは嬉しそうに、遊歩道の下を指差した。
下の通りには、たくさんの未来屋台が出ており様々なフードが販売されていた。
レグリア「うわー!あれ食べたい!あとで全部買う!!オース、食べまくるぞ☆」
と、レグリアはオースの肩に腕を回し抱き寄せる。
オース「わわわっ!えと…はい!!」
と、オースは慌てながら答えた。
オースは、レグリアと出会ってからずっと、
ーーとても温かく懐かしい気持ちで溢れていた。
オスカー「まだ食べれるのか…レグリア。」
と、オスカーは嬉しそうなレグリアの頭をぽんぽんした。
ミコが未来端末を見ながら、
ミコ「お。ここじゃない!?」
と、5人に振り向いた。
一同が見ると、通りに面して階下に、
巨大な虹色に輝くアーケードがそびえていた。
ーー〝未来バーチャルゲームセンター〟ーー
と、表に色とりどりの光でライトアップされ、大きく書かれていた。
レグリア「うっわ!めっちゃ楽しそう!!」
と、レグリアは、遊歩道の手すりに足を掛け、空中に飛び降りた。
その瞬間、突風のような風が辺りに吹き荒れ、レグリアの姿は見えなくなった。
ミコ&オース&カイ&オスカー&フェイフェイ
「「ちょっと待った!!!!????」」
未来遊歩道は、地面からかなり高さがある。
下は歩行者用大通りになっていて、未来遊歩道はその上に位置している。
落差は、ーー50メートル以上はあるはずである。
ミコ「えっえっ!?…れ、レグリアさああん!?」
と、ミコが遊歩道から身を乗り出す。
オース「だ、だめだよ!ミコ!落ちちゃう!!」
と、オースがミコを引っ張る。
カイが何か言いかける前に、オスカーが口を開いた。
オスカー「問題ない。…見てみろ。」
と、指差す方向には、すでに未来バーチャルゲームセンターの入り口前にて、飛び跳ねているレグリアの姿があった。
一同が降りて行くと、レグリアが笑顔で手を振っていた。
レグリア「遅いぜー!?近道しちゃった!待ちきれなくてさ☆」
と、レグリアは舌を出して笑った。
フェイフェイはため息をつき、
フェイフェイ「せやから、こんなとこで能力使うてどうすんねん…。」
と、やれやれポーズをしている。
オスカー「少し自重しろ…レグリア。人に見られたらまずい。」
と、オスカーが厳しめな顔をする。
レグリア「…わわっ分かったよう…。」
と、再びしょんぼりする。
ミコ「はいはいはい。じゃあ、中に入ってみようか!!」
と、ミコが元気に先導する。
そうして、6人は、〝未来バーチャルゲームセンター〟へと足を踏み入れたのだった。
ーー
未来バーチャルゲームセンター内へ足を踏み入れると、色とりどりの光で溢れ、未来都市ならではの、様々な最新のゲーム類が立ち並んでいた。
ホログラムや3D映像で、実際に立体化するフィギュアが取れる未来クレーンキャッチャーや、未来レーシングゲームでは、バーチャル空間で本物のように、臨場感たっぷりに参加し、遊ぶことが可能となっている。
レグリア「ふおおぉおお!!すっごー!!なにここ!!」
と、レグリアは嬉しそうに見て回っている。
カイ「ここが、〝未来バーチャルゲームセンター〟ですね。最新技術だけで作られた、視覚・聴覚・触覚まで完全に再現された、VRゲームを楽しめます。あらゆるシミュレーションやスポーツなど、多彩な体験が可能となっています。安全性も万全で、身体に負担をかけずに、極限までリアルな感覚を楽しめる施設となっています。」と、カイはスタッフのように説明する。
ミコ「カイ詳しいね…。ここでバイト出来そうよ?」
カイ「いや、まあ出来ますけれども…。」
オース「へえー、ゲームってやったことないな。楽しそう♪」
フェイフェイ「まあ、別大陸にはないからな〜。めっちゃ新鮮やわ〜。」
と、フェイフェイも渦巻きメガネ越しに見渡す。
オスカー「ここまで進化しているのか…。遊技場が。」
レグリアが、オスカーの言葉に吹き出した。
レグリア「あはは!…遊技場って!言い方古くないか、オスカー!」と、レグリアは笑う。
最初に、ずらっと並んでいる未来ガチャガチャコーナーに来た。
ミコ「色んなのあるんだ!…え、〝鏡に映すとプリンセスドレス着た自分が映る手鏡ガチャ〟やりたい!!」
と、ミコが言うと、横からフェイフェイがスッと自身の未来カードをタッチし、ボタンを押す。
出てきた未来ガチャガチャのカプセルを、ミコに優しく手渡した。
それからミコの手を、そっと握って言った。
フェイフェイ「ほな、どうぞプリンセス♡」
と、渦巻きメガネをずらして、ミコにウインクする。
ミコ「はわわっ!!3Dチャイナプリンス爆誕!!」(ミコ尊死ww)
オース「うわー!!ミコが、…ミコが既にゲームオーバーに!!」(ww)
カイ「あの、それ…ゲームセンターに引っ掛けて面白く言ってますよね?…オース。」
フェイフェイ「ごめんやて〜。悪気ないんやで〜?」
と、フェイフェイは全く反省せずにけろっとしている。
ーー
オスカーとレグリアは、未来ガンシューティングゲームコーナーにいた。人だかりがすごい出来ている。
スタッフが、チャレンジャーを探していたので、レグリアが元気に手を挙げ、2人はやってみることにした。
未来ガンシューティングVRエリア内は、かなりの広さとなっている。
レグリアとオスカーは、未来VRゴーグルをつけ、未来ガンシューティング用銃を手にして立っていた。観客は、表のホログラムモニターにより、VR内映像を外から観覧可能である。
最新VR技術により、都市の廃墟、または市街地などをリアルに再現していて、プレイヤーの動きやレベルに合わせて、環境や難易度が変化する仕組みである。
これは現在未来都市で、話題沸騰の人気VRゲームの新作らしい。
ドローン形状の現れる敵を、未来銃で撃ちながら進むゲームとなっている。
途中2人で共闘しなくては、倒せない敵も出てくるようだ。ドローンの敵から放たれる、レーザーの光を浴びせられたら即ゲームオーバーとなる。
開始からすでに、オスカーとレグリアは止まることなく、撃ちながら走り回っていた。壁を蹴ってバク宙しながらレグリアは撃ち、オスカーは、歴戦の軍人の動きで壁を盾に、敵を正確に撃ち抜く。
お互いに手信号を送りながら、息の合った連携をしていく。
周囲の観客が、2人のVRでの戦闘シーンに思わず歓声を上げていた。
「え。もしかして…未来プロゲーマーなの?」
と、声が上がるほどだった。
VR映像を確認すると、すでにゲーム内は、難易度が最高ランクの『Heaven』モードとなっていた。(ww)赤い光を点滅させる、ホログラムドローン群が容赦なく突進してくる。
レグリア「左三機、抑える!」
オスカー「了解、右からカバーする!」
レグリアは壁を蹴ってジャンプし、空中で反転しながら未来銃からレーザーを撃つ。
オスカーは、路地から飛び出し、スライディングしながら撃ち、一気にドローンを全機撃破した。
ホログラムドローンは、光の粒子になって散っていく。
オスカー「前方ターゲット確認、俺が行く。」
レグリア「フォローする!行け!オスカー!!」
オスカー「了解!」
2人のレーザーが交錯し、ドローン群は次々に消滅した。そして、VR映像が消えて2人はゴーグルを外した。
レグリアとオスカーは…難なく最高得点及び最速タイムでクリアしてしまったのだった。
ホログラムモニターにクリアの文字が大きく表示され、周囲から歓声がドッと上がる。
どうやら、新作ゲームの展示イベントなのに、2人は初見でクリアしてしまったらしく、周りから歓声の嵐が吹き荒れている。
スタッフから、2人は特典にと未来VRゴーグルをプレゼントされた。
ゴーグルは着脱が軽やかで、光に反射しグレーのレンズが淡い虹色に輝く。
付けると視界はクリアで、レンズが汚れることもない。
レグリア「やったー!てか、ゴーグルめっちゃ嬉しい♡古代で毎日弓兵ゴーグルつけてたからさ〜♪」
と、レグリアはゴーグルを額に身につけたまま、両手を頭の後ろで組み笑っている。
オスカー「…クロノスに土産にしよう。」
と、オスカーは大事そうにリュックに仕舞った。
レグリア、オスカーが楽しんでいると、
フェイフェイ、ミコ、オース、カイは未来クレーンキャッチャーで遊び楽しんでいた。
フェイフェイ「ミコちゃんにー、可愛いぬいぐるみ取ったげるわ〜♡」
と、フェイフェイは未来クレーンキャッチャーを指で動かした。
すると、かわいい巨大なテディベアがアームで持ち上げるが、アームから外れた!?と思いきや、フェイフェイがニヤっと笑う。
フェイフェイ「…フフ、落とさせへんよ〜?」
と、右手の右指と中指を合わせてガラスケースに向ける。一瞬、フェイフェイの指が金色に光った。
すると、まるでアームにくっついているように、テディベアがケース内部に浮かび移動する。
ミコ「え」
カイ「え」
オース「え?」
3人が驚いていると、テディベアは、ポトっと景品口に落ちた。
フェイフェイは、笑顔でミコに手渡した。
フェイフェイ「はいこれ〜!ミコちゃんにやで♡」
と、フェイフェイはミコに巨大テディベアをプレゼントする。
ミコ「あっ…ありがとうございます。なんか人形がいま不自然な動きを…。」
フェイフェイ「気のせいやろ〜♪あっ!あっちのもかわええなあ♡」
と、楽しそうに見て回っている。
カイ「フェイフェイ副隊長も能力を…。」
と、カイは頭を抱えた。
オース「楽しんでくれて良かったね!!(ミコは僕が守るけどね…!)」
フェイフェイが笑顔で、オースとカイにうさぎクッション色違いを渡す。
うさぎクッションは大きく、オースがピンクでカイのは水色である。
フェイフェイ「取り方のコツ、…だんだんわかったわ!ほな、はい。これあげるで〜♪」
と、カイとオースの頭を撫でながら手渡す。
フェイフェイは、クレーンのコツを得て取りまくっていた。(能力なしw)
すでにミコ、オース、カイは両手にいっぱいぬいぐるみを抱えている。
ミコ「フェイフェイさん!?もうたくさん貰ったんで!!」
と、ミコが目をぐるぐるしながら言う。
フェイフェイ「ちょっと待ってや〜。あとひとつ取れそうや…よっしゃ、取れたわ!」
と、小振りな亀の人形ポシェットを手にする。
フェイフェイ「なんかノクティスっぽいやろ、これ。土産にするで〜♪」
と、亀のポシェットを首から下げて笑った。
レグリアとオスカーが、未来クレーンキャッチャーのコーナーに来て合流した。
レグリア「お。楽しんでんな、フェイフェイー!!」
オスカー「なかなか、未来の遊戯施設も面白い。我々も満喫してきた。」
と、オスカーはミコに言う。
レグリア「レーシングゲームも楽しかったぜ!オスカーと何回も遊んじゃった☆」
と、笑顔のレグリアの額には、VRゴーグルがきらりと光っている。
ミコ「良かったー!!じゃあ、そろそろ移動でいいかな。」
と、ミコが言う。
オスカー「…実は、すこし寄りたい店があるんだが。」
と、一同に気まずそうに言った。
5人「「オスカーの行きたいお店気になる!!」」
オスカー「みんなにはつまらない店かもしれないんだが…。」
ミコ「ぜひ行きましょう!!」
一同は、未来バーチャルゲームセンターを後にした。
ーー
一同は、すこし先の区画へ来た。ここは、さまざまなジャンルの店が立ち並んでいる複合エリアとなっている。
オスカー「ここだな。」
と、ポケットから出した、黒の革製手帳に記した住所と見比べる。
店の外観はピンクと白でハート、リボン、星が可愛くあしらわれている。
蛍光に光る看板には、
『未来ファンシー♡ショップ』と、書かれていた。
ーー
ーー未来電気街ストリート複合エリア内 未来ファンシー♡ショップーー
ーー
店内はハートやリボン、星などが至るところに飾られている。とってもかわいい作りで、一面ピンクと白で統一されていた。
衣服、日用品、雑貨まで、すべてファンシー&キュートなデザインの雑貨が、所狭しに並べられている。
空間すべてが、夢溢れるファンシーさに満ちていた。
オース「可愛いお店だー!僕、ここ好きだな〜♡」
と、オースは、ピンクの可愛いうさぎの置き時計を見ながら笑う。
カイ「ふふ、今度また来ましょうね、オース。(カイはオースの頭をポンポンする。)」
レグリア「へえ。オスカーは可愛いの好きだもんな〜。」
フェイフェイ「ほー。またまた、ファンシーやな〜♪」
と、フェイフェイはお店の天井に浮かぶ、赤やピンクに煌めくハートの照明を見ながら言った。
オスカーは、可愛いエプロンコーナーを見ていた。
ミコ「お料理教室のエプロン、買うんですか?オスカーさん。」
と、オスカーにミコが聞く。
オスカーはミコに視線を移し、
オスカー「いや。…クロノスに。俺が料理してる横で立って眺めてることが多くて。一緒に…料理出来たらいいなと思ったんだ。」
と、手元のエプロンを見て、優しげに微笑んだ。
ミコ「あぁあぁあ!!純粋に尊い!!」(ミコダウンw)
オースは、店の隅に巨大テディベアやぬいぐるみ類を置いて、上にミコを寝かせた。(店内オブジェに寝てる人感ww)
オース「あ。ここ、動物パーカーのブランド〝Zoo〟も入ってるよ?ほら。」
と、オースが動物パーカーコーナーを指差す。(全員が着てる動物パーカーはzooというブランドw)
レグリア「お。じゃあ、アルヴィスとノクティスになんか買ってくか。」
と、ペンギンパーカーレグリアがどれにするか悩む。
フェイフェイ「ノクティスは、なんとなーく、亀一択やなあ。」
と、ぶたパーカーフェイフェイは手に取る。(ww)
レグリアは悩むが、
レグリア「アルヴィスは〜、これだな♪」
と、ライオンパーカーをチョイスした。
5人「「猫じゃないんだ!!??」」
レグリア「アルヴィスは、猫派だけどさ。なんか…ライオンっぽいとこあるじゃん!!ライオンて、一応猫だしさー⭐︎」
と、笑顔でお会計している。
5人「「それでいいんだ…!!」」
オスカーは、クロノスのサイズに合わせた、かわいい水色地にクマがモチーフのエプロンを買った。中心に、〝i'm bear♡〟と書いてある。
オスカー「ふふ。クロノスが着たら、きっとよく似合うだろうな。」
と、嬉しそうに笑っている。
5人「「え、たしかにかわいい!!w」」
ミコ「さて…じゃあ、そろそろ管理局に戻ろうか。」
と、ミコが未来端末で時計を確認する。
レグリア「よっしゃ!未来フードテイクアウトしてかなきゃ!!オース行くぞ☆」
と、レグリアはオースの腕を掴み、風のようにダッシュした。
オース「わわっ!ちょっと待って〜!!」
と、オースはレグリアに引っ張られていく。
そろそろ、夕方の時間になろうとしていた。
6人は、お土産たくさんに笑顔で笑い合いながら、未来管理局への帰路に着くのだった。
ーー
ーーー物語は未来都市のツアーから、管理局へ軸が戻り進んで行く。
ーーー未来と古代を行き来しながら、風が先へと道を示していく。
ーーー風の流れの先にどこへ辿り着くのか、それはまだ誰も分からない…少し先のお話し。
*長文読んでいただきありがとうございました♪
次回からは、一旦本編に戻ります笑
三隊長ズへ三副隊長ズがお土産プレゼント回も、今後書いてきます☆
面白かったらいいね、コメント頂けたら嬉しいです♡
今後とも応援のほどよろしくお願いします!!




