老樹
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:老樹
その人は、老人になって居た。
はたから見れば老人。でも自分では若者。
春風から秋風が吹く中、
その人は自分の人生を謳い上げた。
「そろそろ家に帰ろうか」
明るくそう思ったかと言えば、
その人の足取りは中々進まない。
また時間が過ぎ、人の流れが過ぎてゆく。
美しかった青春を
なんとなく思い出しつつ、
今の生活ぶりを蔑んで行く。
「どこまで歩けば、夢に出会えるんだろうね」
誰かに聞かせる様なその口ぶりで
自分の心を嗜めながら、
今度の春が来るまでに
必ずそのパラダイスへ行こうと決めて居た。
そうすると、
1人の女が目の前に現れて居た。
「あ、君は…」
少女「お久しぶり。元気してた?」
昔、子供の時に一旦別れ、
大人になってまた出会い、
空想の中でいちど忘れて
理想の中で出会えた女。
その女は
まるで現実の者じゃないかの様に
思われてくる。
でも老人は彼女と一緒に居り、
しばらくでもその空想に浸ろうと思った。
少女「この道、行かない?」
「ここ、行き止まりじゃなかったっけ?」
少女「ううん。この前、舗装されたよ」
「舗装?」
少女「うん。砂利道が道になったってこと」
「ああ、そう言うことか」
2人だけに分かる会話が並んだ後、
少女は老人を連れて歩いて行く。
老人はぎこちない足取りで少女のあとを追う。
少しすると大樹が見えてきた。
「ああ、あの木、まだあったんだな」
少女「うん。まだあったのよ」
それから2人はさらに大樹のそばへ。
そして…
「え?ちょ、ちょっと、おい」
少女は大樹の中へ、すうっと消えて入った。
一瞬、蜃気楼を見てるかの様な
そんな感覚に襲われた老人。
でも常識が働き、老人は足を一歩前へ。
少女「え?ワタルちゃんも入ってきたんだ♪……で、何時からそう成ったの?」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=keKrIIO77Yg
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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