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8勤目
「では鑑定に入ります」
そう口にした術者はリンコの方を向き先程のリンコ同様目前にディスプレイの様な物を出現させた。
「…コレは…」
王は術者に食い入る様に問いかける。
「で、どうじゃ?」
術者は溜めてから王へと返答した。
「ステータスは全て…平均以下、その辺の浮浪者でも鍛えた方がまだ見込みが有りますな…」
「やはりのぉ!あの様な野蛮な女に勇者が務まるはずがない…では」
王は自信ありげに髭を触りながら口を開いた。
術者は王が全てを話し切る前に遮った。
「陛下失礼ながら暫しお待ちを……おお!珍しいですな、10万人に1人といわれる『女神の加護』が付いておりますぞ!」
リンコは『加護』との言葉に期待を寄せる。
そうだよ!
私は毎日必死に利用者さんのお世話して来たんだから!
何か特別で大っきい加護とか有っても良いと思う!
術者は興奮して続けた。
「それも『大』とは素晴らしい!一度も見た事が無い!」
リンコは術者の言葉に口元が緩んだ。
おおっ!本当に大きいヤツなんだ!?
フフッ、チートってヤツ?




