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73勤目

だったら…トイレをたくさん出して壁代わりにすれば突破されないんじゃ?


「どうしたリンコ?」

声を挙げたリンコにクッサイが声をかけた。


「見てて…ミスリル…トイレ、トイレトイレ…」

リンコはクッサイへ返事すると狂った様にトイレと連呼して建物の周りを彷徨いた。


皆、急にトイレを連呼して歩き回るリンコの姿に極度の緊張でとうとうリンコが…

と考えたがその後目に入ってきた光景に皆が納得した。


リンコはミスリルトイレを大量に生産してみっちりと隙間なくトイレを設置したのだった。


モーモは整列したミスリル製のトイレの壁を目に驚いていた。

「驚いたな…これならどれだけの兵が来ようとも直接的に破壊しての突破は困難だろう…でも何でトイレなんだ?」


しかし、クッサイは未だに難しい表情だった。

「だが問題はどうやって撃退するか?いや帰って貰うかだな」


モーモ

「確かに、籠城するにしても食糧に限りが有る…」


「皆んな聞いて!…これからアタシの言った様に皆んなに行動して欲しいの!」

リンコは不安も有ったが自身の策を皆に伝えた。


「わかった…で何をすれば良い?」


リンコは自身の考える策を皆に伝えその日を終えた。

……………

………


翌日、使者が口にした通りグランニッカ王国の数百もの兵がリンコ達の住む建物の前へとズラリと並んでいた。


馬上の指揮者の号令に合わせて兵が突撃した。

「兵達よ!我らがグランニッカ王国の逆賊!クソブスオンナの拠点を殲滅せよ!」

「オオオ!!」

兵達の雄叫びがリンコ達の背筋を凍らせた。


無数の兵達が武器を手に壁…いやトイレへと接触した。

キンッ…カキンッ…


しかしながら大陸最強のアータの大剣ですら傷一つ付かなかったミスリル製トイレを兵達が破壊できる筈も無かった。


リンコ達の予想通りミスリルのトイレに侵攻を阻まれた兵達であったが破壊できぬのならばと、兵達は一斉にトイレをよじ登り始めた。


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