41勤目
ダーメオに呆れ返った後、リンコは現状を確認した。
食糧のカボチャもまだまだ食べ切れないくらい有るし、昨日水も引けたから差し当たってしないといけない事は無いかなぁ…
リンコがボロ屋を見渡すと住人が増えた事で汚れきっていた。
とりあえず掃除かな?
そうだ…モーモさん建築系の仕事してたって言ってたし、外壁の修理頼もー。
ボロ屋から外へ出るとモーモとその他4人の獣人が収穫した後のカボチャの木を引き抜き1箇所に集めていた。
リンコの姿に気がついたモーモは汗を拭いながら話しかけて来た。
「おー、リンコ、ここに今日も何か植えるんだろ?」
リンコは何も頼まなくても仕事をしてくれているモーモに内心感謝しながら今日の予定を口にした。
「んーん、今カボチャは充分過ぎるくらい有るから今日は外壁の修繕をして欲しいの」
「わかった…ただ外壁の修繕には木材が要るから少しここから離れるが良いか?」
モーモはリンコへボロ屋を離れる許可を取った。
そっか、この人達便が爆発する魔法がかかってると思ってここに居てくれてるんだった…
何か悪いな…トバッチーリさん戻って来たらモーモさん達に幾らか渡そ…
リンコは申し訳なさげに返事をした。
「うん」
モーモ達はさっそく外壁の修繕に必要な木材を集めに出て行った。
リンコは腕まくりをしてボロ屋に雑巾がけを始めた。
兎の獣人の老婆にその他の獣人達は口々にリンコに礼を言った。
「ありがとうねリンコさん…本当は私らがやれば良いんだけど…最近じゃ足腰が悪くてね」
リンコは返事をして、異世界に来る前の施設を思い出した。
「全然大丈夫だよ!気にしないで!」
あっちじゃお礼言われるどころか女中みたいな扱いだったから…それに比べたら天と地、どれだけでも頑張れる。




