配信は暇つぶしの時間
小説初執筆です。
書き方がおかしかったり、表現がおかしかったりなど助言は大変助かります。
私は一生この配信を忘れないだろう。
今まで視聴してきた沢山の配信。
ある配信を見て笑った・・・
ある配信を見て感動して泣いた・・・
ある配信を見てグロすぎてブラウザバックした・・・
ある配信を見て怖くて息を潜めた・・・。
リスナーとして色々な配信者の配信を見てきた。
面白かったらいいねを押し、高評価を押した。
つまらなかったり気分が悪くなったらそっと画面を閉じてきた。
自分で言うのもなんだがいいリスナーだと思う。
そんな私だが、いわゆる推しというものが出来たことがなかった。
私が配信を見た時は、楽しかったり感動したりなど内容で評価していた。
友人が言う「~の言動があかちゃんみたいでかわいい!」、「~と~の関係がてえてえ!」
私は表面上同意しながらも、推しとは何かがわからなかった。
いや、意味はわかる。テレビで見かけるアイドルを追いかけるようなものなのだろう。
そちらのアイドルと違い、チャットでコミュニケーションを取れる分こちらの方が距離感は近い。
ましてや、高額スパチャを投げれば高確率で反応してくれるのだ。
少し前まで教室の隅っこで、楽しんでいたアイドルオタクと同じ反応だとは正直思った。
これを発言したら、両者から全く同じ言葉でブチ切れられるのは想像に難くない。
「あいつらと一緒にすんな!」と・・・。
正直、私は笑顔で会話しながら冷めていたんだと思う。
暇つぶしで配信を見ているのに、何万円献上するのはどうなの?もったいなくない?
そのお金で服や化粧品、ブランド物買えるよね?と。
アイドルオタクにも同じように思っていた。
配信者と違って握手会とかサイン会とかで実際会えるのはわかるけど、
同じ人間だよね?会うために何万円分も同じCD買って抽選チケットを集めるのは・・・。
私と握手する?
理解できない会話を笑顔で交わし帰宅した私は、今日もまた時間潰しに配信を探すのだ。
出来れば笑ったり感動できる配信であればいいなと・・・。
その時の私は本気でおもっていた。
とあるライブ配信を見るまでは・・・。