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テーマ詩集:壁

walled around

作者: 歌川 詩季

 ぶちあたります。

 壁が高すぎて見えなけりゃ

 壁のむこうを想い(えが)けばいい

 イマジネーションに翼があるのなら

 まだ知らぬ空 はばたける鳥


 見えぬからこそ それは無限大だろ

 常識と 決めつけで 色を塗るな


 だから うつむいちゃだめだ

 だから (あお)ぎ見ろ 高く

 壁ごしにひろがる 世界と空があるさ



 壁はどこまでも続くのか

 壁は地平線のかなたをはるか

 ぐるり囲まれて避けて通れぬなら

 天井のあいた(かご)()む鳥


 (かご)が狭いぶん 外は広いはずだろ

 七色をこえる虹 雲つらぬいて


 だから 目を伏せちゃだめだ

 だから まなざしで 射抜く

 壁をにらむ瞳が 果てを映す日まで

 そして、へこたれます。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  できないなら、できる方法を考えたほうが建設的。  俯いていたらそこまで。  ということは解るのですが、そうできないときもありますよね。そんなときに読みたい言葉だなぁ、と思いました。  …
[一言] 籠が狭い分外は広いはずだろ、のフレーズが好きです。 つい今いる世界ばかりで頭がいっぱいになりがちですが、外には果てしなく世界は広がっているんですよね。 うつむかずに見上げれば、可能性はきっと…
[一言]  見えないからと諦めるのではなく、見えないからこそ好きに描く。  壁がある絶望より、先がある希望の方が力になりそうです。  視点次第で気持ちも変わる。  ポジティブに切り替えること。難し…
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