噂の黒髪って何ですの?
早速ハンドルネ-ム使わせて貰いました(笑)
5.名無しさん@ロリ神様と一緒。2081/1/10 (木)22:15
>>>4.名無しさん@秘め事が大好物。
フェイクでも面白そうだなww
6.名無しさん@変態仮面参上。2081/1/10 (木)22:20
>>>2.名無しさん@現在進行形の行方不明者。
この掲示板で「行方不明事件」のスレ立ち上げる勇気は認めるww
消されるまで頑張れwww
7.名無しさん@行方不明事件の当事者。2081/1/10(木)22:30
>>>6.名無しさん@変態仮面参上。
やっぱり「行方不明事件」に関係する書き込みは削除されるの?
8.名無しさん@巨乳はお断り。2081/1/10(木)22:32
作者:緋桜流
完結作品:流沙シリ-ズ 現在連載中:カルテットシンドロ-ㇺ
なろうでも掲載中で-す♪
9.名無しさん@そろそろ撤退予定。2081/1/10(木)22:35
>>>8.名無しさん@巨乳はお断り。
宣伝かよwww まぁ読んでみるけどwww
10.名無しさん@変態仮面参上。2081/1/10(木)22:40
>>>7.名無しさん@行方不明事件の当事者。
今更かよwww 捜査に支障が出るとか、デマの散布とかで消されるんだよ!
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掲示板から新たな情報が出た。
やはり「行方不明事件」に関する書き込みが規制されている様だ。
もしかしたら、うちの両親も関わっている可能性があるかも知れない。
だって俺が掲示板と「K社」を結び付けた事を説明したしね。
この後も色々と質問を続けたんだけどさ。
俺が当事者って信じて貰えなかった(泣)
俺みたいに「当事者」を語る奴がいるみたいなんだ。
まぁネットだからさ。なりすましで楽しむ層が居てもおかしくは無い。
俺も特定されるような個人情報を明かすのは怖い。
自宅を特定とかヤバいっしょ!
この夜はそれ以上の情報を得る事ができず、掲示板を閉じた。
◇◇◇
翌朝、少し寝不足気味で仕事に出た。
慣れて来たので、最近は食事終わりのテ-ブルの片付けも手伝い始めたんだよね。
するとこの日は珍しく俺に声を掛けて来るお客さんがいたんだ。
「兄ちゃん。何時から働いてるんだい?」
「え? 俺ですか? 1ヶ月ほど前から働いてますよ」
「へぇ。1ヶ月前ねぇ。なら例の黒髪の有名人と同郷か?」
例の黒髪って何だろう? ん? 黒髪?!
「そ、その黒髪の有名人って何ですか! この国に黒髪の人物が居るんでしょうか!」
「え? ちょ、ちょい待て! 教えてやるから!」
俺が掴みかからん勢いで詰め寄ると、そのお客さんが困ったようにそう言った。
あっ......後ろからもの凄いプレッシャ-を感じる。
恐る恐る後ろを振り返ると、アマンダさんが仁王立ちしていた。
「す、すみません。同郷の人間って見た事無いんで」
俺がお客さんに頭を下げて謝ると、プレッシャーが無くなりました。
アマンダさん怖いんだよね! ちょ-怖い!
豪快な性格なのに、接客には厳しいんだよ。
ケリ-さんでさえ、時々怒られてるし。
改めて話を聞くと、噂になっている黒髪の人物は隣国に居るんだってさ。
それもここ数ヶ月で急に有名になった人の事らしい。
それでだ。何故噂になっているかが、問題だったんだ。
それは......戦争で活躍したから。
現在、多くの国々が戦争をしているのは前にも聞いた。
攻撃魔法を使う戦争なので、被害が大きくなるのは想像できると思う。
だから戦争の開始時に魔法を放った後は、剣などで戦うのが定石らしい。
因みに銃火器は無い。まぁこれから出て来るかも知れないけどな。
話は逸れたが、被害を抑えた戦争には理由がある。
魔法で国土がボロボロになったら、戦争に勝っても統治が大変になるだろ?
そんな白兵戦に突然、めちゃくちゃ強い人間が出て来たんだってさ。
その力は圧倒的で1人で100人を相手にしたとか。
まぁ噂だから誇張はされていると思うんだけどね。
この人物は、フォスティマ王国で「黒の剣姫」と呼ばれている。
黒髪・黒目でとても美人らしいので、王国内外で人気があるという事だった。
だけど黒髪の噂は1人じゃ無かった。
リバイン帝国にも「黒の蹴人」という規格外の存在が居るんだってさ。
こっちは男。黒髪・黒目という特徴は同じだ。
この二人は同時期に戦争に参加して来た。
この話を聞いて思い当たる人物は居る。
でもさぁ。俺の知っている人物じゃ無いと思いたいんだ。
だって戦争に参加してるって事はさ。分かるだろ?
人を殺してるんだぜ? そんなの日本人が出来るかよ?
俺だったら無理だよ。ゲ-ムじゃあるまいし。
それに俺の今の状態を考えたらさ。そんな力いきなり持てないでしょ?
魔法も使った事無いはずだし。そんなチ-トみたいにならないはずだ。
だよね? 俺がモブだからじゃないよね?(切実)
お客さんからはこの程度の情報しか聞けなかった。
だからお礼を言ってまた何か噂があったら教えて貰えるようにお願いした。
結構話し込んでたから、アマンダさんがイライラしてたんだよね。
俺は話が終わると、速攻で片付けと皿洗いを死ぬ気で頑張ったさ。
◇◇◇
その噂を聞いてから三日後、突然「せせらぎの宿」に訪問者が来た。
その訪問者って言うのがさ。何と俺に用があったんだ。
それも武装した兵士がだ。
「黒髪って言うのはお前の事だな? とりあえず着いて来てもらおうか」
もうね。宿に入って来るなりこう言うんだよ。
俺は何て答えたら良いのかも分からなかった。
オロオロする俺を問答無用で連行しようする兵士達。
「アンタ達! 勝手な事するんじゃないよ!」
そんな兵士と俺の間にアマンダさんが入って来た。
兵士に対しても一歩も引かないアマンダさんかっけぇ!
「ええい。邪魔をするな! これは国王の命令である!」
兵士が命令書? みたいなやつを俺達に見せる。
うん。何書いてあるかワカリマセン。
ちゃんと印鑑みたいな物は押してありますね。
俺は何処か他人事のようにその光景を見ていた。
何でいきなりこんな事になったんだろう?
それ程街中にも出て無いし、知り合いも居ない。
「国王様ねぇ。この子は魔法も碌に使えないへっぽこだよ? 誰か他の人間と間違って無いかい?」
ちょっと! アマンダさん! へっぽこって何ですかぁ!
ま、魔法は確かに使えませんけど! その分掃除や片付け出来るはず。
......ああ。へっぽこかも知れない。
「何?! それは本当か? おかしい。黒髪でも別人なのか?」
あれ? 俺を見て不審そうな顔をする兵士さん達。
へっぽこって信じたんですね? そうなんですね?
まぁ顔も特別イケメンじゃないですよ。体格だって細いし。
俺は何だか悲しくなって来た。その場でしゃがみ、地面にのの字を書く。
その間に兵士の1人が外から人を連れて来る。
「おい。お前の情報じゃあ、こいつなんだろ?」
「へ、へい。そいつが例の黒髪と同郷のはずです」
連れて来られたのは、この前のお客さんだった。
おいおい。って事はこの人に売られたの?
確かに話には喰いついたけどさ。俺は別に同郷だって言って無いぞ!
だって本人見てないから確認しようがないし。信じて無いし。
腹が立った俺は、兵士の前で魔法を使ってみた。
見よ! このしょぼい魔法を! さぁ喉が渇いただろ?
コップ一杯しかでない水でも飲みなさいよ!
タバコは吸いますか? 何ならマッチ並みの炎で火でもつけましょうか?
俺の魔法を見て笑いを堪えるアマンダさん達。
兵士も目が点になってるよ! 俺を売った奴は顔色が青くなってるね。
「それで? 本当にこの子を連れて行くのかい?」
「......か、確認を取る! だが我々の用がある人物では無いようだな。おいっ! そこで固まってる男を連行しろ! 虚偽報告は重罪だぞ!」
兵士たちは男を連れて出て行った。
はぁ。びっくりしたよ。
それにしてもどう言うつもりなんだろうか?
俺にも凄い力があると思ったのか?
もしそんな力があるんだったら、とっくに噂になってるだろうに。
俺も今とは違う生活してると思うよ?
「ったく。こんな事を姫さんが知ったら怒るだろうに」
ん? アマンダさん? 今何て言いました?
不思議そうにアマンダさんを見たんだけど、顔を逸らされた。
「え? アマンダさん? 今何か言いませんでした?」
「な、何でも無いよ! 早く仕事に戻りな!」
この騒動も昼頃には笑い話になったよ。
そのおかげで俺は店のお客さんとも仲良くなったんだけどさ。
普通に会話も楽しめるようになったんだ。
でもアマンダさんは何のことを言っていたんだろうね?
噂の人物は果たして同郷の人物なのか?
気になるアマンダさんの呟き......