第4部分 課金スキルは欠陥チート級
「スナイパーがいる場所が分かったからあとは任せろ!」
「そりゃ頼もしい」
「裏取り組と、合流できないか?」
「なぜだ?」
「何故って....中央の旗を取るんだよ」
「わかった、合流して旗を取ろう」
「3人は狩っておきたいのだが....」
出来る限り敵を遠ざけてから旗取りをしたかった。しかしながら、それを行うのはなかなか至難のわざだ。相手も連携が取れるはずのクランなのだから....
「つべこべ言わずいくぞ!」
「最初なんだし別によくね....」
「勝ちに行きたいんだよ、クランの意地もあるしね」
「最盛期は日本の100位以内入ってたしな」
ー・ー・ー
「トロフィーシステム置けよ〜」
「置いた、ん?あっ!上から撃たれてる!」
「やべぇ、俺死ぬ」
被弾し続けてみるみるHPは減っていった。
「いや、今回は失敗だな」
「はっ!?おいぃぃっ!あれは抜けろよな!!!」
「建物の中の芋がうぜぇ」
「あとちょっとだったのに〜」
「やっぱ被弾すると地味に痛い」
「そりゃそうだろ、現実だったら確実に死んでるぞ」
「課金スキル溜まったからもう一回行くぞ」
《りょうか〜い》
「さっきのでかなり萎えたのか?」
「ああ、あれは当たってたって....」
「リベンジ果たしたらいいじゃん」
「そりゃそうするよ、絶対に仕留めてやる....」
ー・ー・ー
「おお〜それが課金か!」
「シールド....貫通しないのか?」
「当たりどころが悪いとSRだと貫通する」
「マジかよ....ははははっ!!」
「こりゃいいな、スコアが荒稼ぎできる」
旗取りする場所では、スコアが2倍でカウントされる。スコアリークを発動させるためには美味しい場所だった。
「砂がポジション変えたから注意しろよ〜」
「了解、きおっ....」
一瞬なにが起こったかは理解不能だった。
だが、頭をシールドから出していたこともあってSRで、見事に頭を撃ち抜かれ、ワンショットキルされていた....
「伏せろっ!狙われてる」
仲間が1人やられ、危機感を抱き伏せた。
「一旦立て直す、グレートをたくんだっ!」
「やっぱ立ち回りがうまいやつは重要だな」
「あのままいたら全滅だろうな....」
「敵もグレートたいてるぞ....」
「旗取りしてるみたいなんだけど当たり判定がこない....」
「おい....敵も課金してるみたいだぞ....」
煙がはれて、姿を現したのは課金して手に入れることができるシールドだった....