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平凡な猫による異世界記録  作者: 弦祥 蓮
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プロローグ、猫の事情

初投稿です。異世界物を書くのも初めてです。

 私は猫である。前世での名前は弦祥 日織。突然前世とか言い出して頭の心配をされたと思うが事実である。

異世界の話はどうしたって?まあまず話を聞いてくださいな。


 私は一介のガラス工芸家であった。まあ、自分独身のスタイルはなく、毎日同じものを作ってるだけだ。若い頃はもっと実力を伸ばせる、自分だけの店を開けると根拠のない自身があっていつかその機会が来ると信じて疑わなかった。


 無論待ってるだけの怠け者にそんな機会が訪れるはずもなく、次第に自分は特別じゃないことを否応無しに気付かされる事となる。


 そんな思い上がりの時期が過ぎたと思ったら、もう三十路前である。出世の次は結婚も掴めないのかと焦った。


 私は少し周りより遅れて婚活を始めた。慣れない化粧をして友人の意見を聞きながら慎重に服を決め、私はかなり気合を入れて婚活パーティの出席に挑んだ。


 鏡の前で自分の姿を見直すと、私はパーティで男性に囲まれる自分を想像した。私はまたしても根拠もない自信を持っていた。

たとえこの容姿でモテたとして、今まで狭い友人関係の中で生きてきた私には初対面の人と気軽に会話をするなんて出来ないのに。


 そんな間違いを繰り返す馬鹿に神様もほとほと愛想が尽きたのだろう。

婚活パーティの当日、時間に余裕を持って家を出て、バクバクと鳴り止まない心臓を静めるために何度も深呼吸をした。


パーティでは私が輪の中心となり皆を楽しませる話をするーーーーなんて事はなく、ペアとなった相手と数回話をしただけで自由時間は基本的に一人であった。


 それでも大きな問題は無く、順調にパーティは進んだ。そして最後のイベントで森の中でダンスをするため、バスに乗り森の中を進んでいく。


 ゴロゴロと音がなり、何事かと車内がざわつく中、私は窓から大きな岩が落ちてくるのを見た。




そこで、私の記憶は途切れた。


ここまでが私が冒頭で言った『前世』の話である。

閲覧有難うございました。最近の婚活については詳しくないのでありえない、と思っても適当に流してください。


次回はそう長くはならないように心掛けますが何かと手探りなもので投稿頻度は一定しないと思います。ご了承ください。

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