ストロベリーの恋
鏡に映るものに手が届かないように
私はあなたに手が届かないの?
「正しくない」「普通じゃない」せいで
光を浴びることを許されないの?
ねぇ、どうすればいいの?
無理に「正しく」なろうとすれば
胸に広がるのは苦痛だけ
ねぇ、誰を愛すればいいの?
「正しさ」に汚染された世界で
私を惑わすのはあなただけ
あなたの代わりはいないの
少し高いお気に入りの指輪と
上向きの唇が愛おしいわ
その細く長い指の魔法で
私の身体を優しく撫でて
世界から隠して。
あなたの横にいる心地良さを知ったら
そこでしか私生きられないよ
夢か現実か曖昧になる時
あなたと手を繋いで確かめたい
自分を拒む街で生きるあなたを
私も満たしてあげたいの
「正しさ」に埋もれずに私とあなた
愛し愛されて生きていく
甘く酸っぱいストロベリーのような日々を
愛し愛されて生きていく