第79話 サキューナさん。大好きです。ありがとうございます
「サキューナさん。サキューナさん。シェンカしましょ?」
「やるさきゅ」
「ひま、もするー」
綾瀬さんを連れて、サキューナさんのいる屋敷まで来た。
紅茶を飲みながら、何かの資料をみていたサキューナさんに話しかける。
「今回は、新しくアレンジした。シェンカをしましょう」
まぁ、そういっても簡単なんだけどね。
シェンカにお題を書いて置いて、シェンカが崩れる前に抜いた乗せたピースに書いてあることをするってもの。
アレンジシェンカだ。
「面白そうさきゅ。やるさきゅ」
各々、シェンカのピースに言葉を書いていく
☆☆☆☆☆
「あわわ、揺れてるさきゅ。やばいさきゅ」
『ゆらゆらっ』
と揺れるシェンカ。
「次、ひま、の番だよ。どことればいいんだろう」
『がしゃんっ』
サキューナさんがピースを上に乗せ10秒立つ前にシェンカが倒れた、サキューナさんの負けだ。
えっと、確か、サキューナさんが持っていたピースに書かれていた言葉は、『なんでも1つ言うことを聞く』だったかな。
誰だよ?こんな恐ろしい事書いたの。
俺じゃないから。
綾瀬さん?そんな風に見てみると顔を左右にブンブンとふる綾瀬さん。
じゃぁ、サキューナさんか。自業自得ってやつだね。
「サキューナさん。なんでもいいんですよね?」
「はい、大丈夫ですさきゅ」
「では、遠慮せずに、この街での俺の経営するお店の税金全額免除でお願いします」
「ひま、は、サキューナさんとのお友達カードが欲しいな」
「分かりましたさきゅ」
しょげて、うなだれるサキューナさん。
「あっ、あと、最初に言っておいた中級層の家もよろしくです」
よし、中級層の家ゲット。
☆☆☆☆☆
「ここはこうですか?」
セカディアチェリーで作っている家具を次々に、新しく手に入れた家に置く。
和菓子屋『まっちゃっちゃ』店は、中級層のみに手始めに作る。
客層は主に、中級層や上級層に住んでいる者をターゲットにしている。
お餅は、腹持ちが良いから、下級層エリアでも安く売ろうとは思っているが、まず『まっちゃっちゃ』店の売り上げの様子見をしてからでないと、だめだよなと少し冷静に考えてみた。
「うん。おにいちゃん。そこに置いて」
店のある土地には裏庭が家一軒建ちそうなほどの広さはある。
「主人、参りました」
サドンの街担当にした、こうもりγ(ガンマ)に託した手紙を読んだのであろう。
サドンの街で購入し上級層エリアの家に住まわせている配下(奴隷)たちが、店にやってきた。
みな、可愛い。
「みんな、綾瀬さんの指示に従うようにおねがいしますね」
「綾瀬陽葵です。よろしくねー」
「えっと、綾瀬さん。この後、全部任せてもいいですか?」
「うん。任せてもらって大丈夫だよ。文字と計算が分かる人はレジ係の練習とか、役割分担すれば大丈夫なんだよね?」
「そう、そうです。お願いします」
「俺は、裏庭に家を建てて、倉庫兼作業場にしますので、そのあと、少し離れますけど、夜にまた顔出しますので。困ったことがあったら、すぐにサキューナさんに頼ってくださいね。」
「はーい。行ってらっしゃい。お兄ちゃん。子ども扱いしないで。大丈夫だから」
ちゃんと、裏庭にミニ倉庫とミニ工場を作った。
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