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異世界転移 『俺と配下ときゅあーきゅあ』  作者: りんご!みかん!
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第9話 いざ出発!!



 女性騎士と話をしていること、30分くらい経ってから、ラクト達が姿を現した。 


 往復16日ほどある距離の為、ある程度膨れたバッグを背負ってくるんだろうなーと思っていたのだが、4人中2人がぶら下げているのは、ショルダーバッグだけだった。


 多分、マジックバッグだろう。

 



「もしかして、あの人たちと行くの?」




 距離感がよくわからない女性騎士。

 最初は敬語で話されていたのだが、今ではため口で聞いてくる。


 女の子はよくわからない生き物だと常々思う。


 話したこともなく、こっちは接してきた女の子の名前も知らないのに、苗字じゃなくて下の名前で呼んでくる女の子って何なの?


 バカなの?




「はい」



 朝っぱらから腕を組んで歩いてくる、俺に威圧的だったショートカット金髪の雷魔法使いのレリィさんと金髪イケメンのラクト。

 朝から、おなか一杯だよ。まったく。

 

 レイアートさん(女性騎士)の疑問もごもっともだ。

 あんなのと行く奴は馬鹿だと思う。




「気をつけてね」




 俺の手を強く握るレイアートさん。




「おはよう」

「おはよう」 

「おはようございます」



 


 レリィさんは挨拶してこない。常識の問題だよな。

 いやな女だ。





「おはようございます。では、出発しますか?」



「なに、お前が仕切ってんのよ」



 別にリーダーシップを発揮したわけではないのだが、レリィさんに突っ込まれる。




「おはゆ。サク君」



 なまりのある挨拶。



「全員揃ったみたいで良かったです」


 俺たちの近くに止めた荷馬車から、女性が現れる。

 18歳の獣人だ。

 種族は狼人族


 名前をシレナさんという。

 昨日、もふもふの後を付いて行って、銀髪ロング、モデル体型のシレナさんのお店までたどり着いた。


 俺たちの目的地である付近の村(ヴィレワン村)の一つ手前の村(シレナさんの故郷、シルフル村)まで行く用事があるから護衛をするという名目で荷馬車に載せてもらうことができる手はずとなった。


 いつもは、冒険者兼商人の兄2人と姉1人と一緒に行っていたのだが、1人はケガ、1人はだらけ癖。

 もう1人は、生理が重いらしく不参加。


 徒歩で8日の距離が荷馬車に乗せてもらえば3~4日もあれば目的地までたどり着くことが可能になる。

 シルフル村からヴィレワン村までは歩かないといけない。

 シルフル村は獣人の村・ヴィレワン村は人族の村だ。


「シルフル村まで、乗せてもらえるようにこちらのシレナさんにお願いしました。護衛料はもらいません。徒歩で行くよりもましですよね?」


 護衛は、モンスター討伐とは違い、護衛対象を守りながら戦わないといけないという別の技能がいる。

 

 まぁ、ファスの街から、目的地付近の村までは、森の奥地などに行かない限り、比較的安全と言われている。、

 冒険者ギルドの受付員の女性に聞いたが、盗賊とか強いモンスターとかに襲われるという記録はほとんどないらしい。

 危険性は低いだろう。




 シレナさん自体も、身のこなしから察するに強そうだ。



 

 今回、俺は偶然シレナさんと知り合ってこういう感じに収まったが、本来パーティリーダーであるラクトが、冒険者に護衛依頼を出していない商人にお願いして俺と同じような行動をとるべきだと思う。




「ありがとう。サク助かった。歩くと距離があるからね」




「ラクト、こんな奴にお礼を言う必要はないわ。当たり前のことをしただけよ。役立たずが役に立ったんだからプラマイゼロよ」



 レリィさん。イライラさせる天才だよ。まったく。



 回復魔法の使えるソフィーちゃんは、俺に対してのレリィさんの発言におろおろしていた。

 この子は良い子そうだ。




☆☆☆☆☆



 初めて、荷馬車に乗ったが、快適なものではなかった。

 お尻が痛い、振動がすごい。お尻がかゆくなる。


 異世界物で、主人公が馬車の作りに関して口をはさむのも納得である。

 途中から、タオルをお尻に敷いた。


 少しは楽になった。

 特にラクトたちと話すこともないので、シレナさんと一緒に御者台に座っている。

 

 定期的に休憩を挟み、夕暮れになった。

 今日はここで野営するようだ。


 ここまでの道中、出てきたモンスターは、ブルースライムにホーンラビット、グリーンゴブリンだ。

 ブルースライムは名前の通り水色のスライム、とある小説ではブルースライムのゼリーは洋服や鉄製品などの染色に使われていたが、この異世界では粘着剤として使うようだ。


 お湯をかけると粘着力が高まるらしい。


 ホーンラビットは、角のあるうさぎだ。

 臆病な性格でひょこっと俺らの視界に入ったが、すぐに森の中へと消えていった。


 ブルースライムとホーンラビットは出会ったが戦闘はしていない。

 今日、戦闘を行なったのは、グリーンゴブリン3体が荷馬車の前に立ちはだかった1回だけ。


 グリーンゴブリンは、ゴブリンの中で最下位ランク。

 ゴブリンは色が汚くなるほど強いといわれている。


 冒険者ギルドの資料室での知識だ。

 緑⇒茶色⇒黒 この3色の間で様々な色があるがそこまで詳しくは書かれていなかった。

 とりあえず人語を理解するAランクモンスターのゴブリンキングは黒色のようだ。



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