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異世界転移 『俺と配下ときゅあーきゅあ』  作者: りんご!みかん!
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第68話 シャンカの賭けとサキューナさん




 奴隷商店をでて、大きな広場へと出た。



 逃げ出そうと思えば逃げれるようにしている。

 逃げ出せばそれだけの関係だったというだけだ。


 奴隷と周りにいる街の人が分からないように、鎖でつないでいたりしていない。

 逃げ出すのは簡単のはずだ。


「どうして、鎖でつながないんだろう」


 と奴隷同士で、俺に聞こえないように話をしている。

 俺が許可を出していないから、声を本来発してはいけない。


 だからだろう。

 こそこそと話している。

 聴覚強化をしている俺には全部聞こえる。



「みなさん、これを飲んでください」


 奴隷60名を並ばせ、俺があらかじめ抜いて置きぶどうジュースと混ぜておいた血液を飲ませる。

 血液を飲ませるとっても、1滴ほどだ。


「おいしい」


 口にしたダークエルフの女の子がごくごくと味わいながら飲む。



 許可を取らずに、絶対服従のために血を飲ませているけど許してほしい。

 俺、半分魔族だからね。

 これくらいの悪さはしていいよね???



 みんなに飲ませ終わった。


「今から、お金を渡しますので自由に使ってください。洋服を買うのも良し、好きな物を食べるのも良しです。3時間後、この広場に戻ってきてください。俺を裏切ることはしないでくださいね」


 お金を10万円ずつ渡して、俺は、広場を離れた。


 みんな、急に10万円渡されて戸惑っていた。


 ぽけーっとした顔で俺を見ていた顔は面白かった。





☆☆☆☆☆




 公爵家のお友達ですカードを見せて、すんなりと上級層エリアの門をくぐり、サドンの街の領主の屋敷へと到着した。


 領主の門番にもカードを見せ、こちらもすぐに門をくぐらせてもらった。

 屋敷に入り、執事さんやメイドさんに連れられて、領主の部屋の前まで来た。




『トントン』


「サキューナ様。お客様がお見えです」


 執事がドアをノックして、部屋の中にいるであろう領主に声を発する。


「どうぞ、お入りくださいさきゅ」



 なんか、無理やり感のある語尾だがいいや。


 サキュプゥさんの声に似ているが気にしない。



「あっ、来られましたでしゅ。」



 執事さんにドアを開けてもらい中に入ると、『シェンカ』をしている、レシャさんとサキューナさん?



「初めましてさきゅ。サドンの街の領主さきゅ。サキュプウの娘のサキューナさきゅ」



 シェンカを見ながら俺に挨拶するサキューナさん。


 なるほど、サキュプウさんの娘さんか。

 だから、お米の土地について聞いた時、知り合いなので大丈夫だと言っていたのか。



「さくやです。よろしくお願いします」


「サクしゃんもするしゅ?」


 レシャさんに聞かれた。


「はい。3時間ほどすることもないのでお願いします」



 こうして、3時間ものあいだ、シェンカをした。


 賭けをして、シェンカをしていたのだが、ほとんど俺が負けることはなかった。

 サキューナさんの1人負けという感じだ。


 とりあえず、サドンの街の上級層エリアに家を2軒もらった。

 そして、魔工石を原料エンジンとする船、魔法船をもらった。


 







「サクヤさん。お母さまに、たまには帰ってきて顔を見せてくださいとお伝えください。私の方から会いに行くと、怒られますので」


 転移魔法で一発なのだろうが、サキュプウさん帰ってこないんだね。

 それにしても、あのサキュプゥさんが怒る姿、見てみたいかも。

 もちろん自身が怒られるのは嫌だよ?


 あぁいうタイプの人が怒るとかなり怖いのは分かっている。



 多分、こんな感じ(家や船を渡す)で大きな買い物を賭けの対象にするから、資金面でサキュプゥさんにお願いすることが多いのだろう。

 そのため、自分から会いに行ったら怒られるのだろうなと思いさせられる時間だった。


 まぁ、もらえるんだからもらうけどね。

 返さないよ?




 広場に行き、60人の配下(奴隷)の者を回収して、サドンの街の2軒の家に住んでもらうことにした。


 この2軒の家は上級層というだけあって、庭は広いし家は大きいし、マジックトイレ、マジックおふろ完備と今から住んでも、特に必要とする家具などなさそうな感じだった。


 レシャさんに乗せて、セカドの街に連れて行き、セカディアチェリーの従業員や柊さんのところの農園を手伝ってもらおうと思ったのだが、明日に延期することにした。

 すぐに、働けそうにない者もいたからだ。

 


 新たな60名に俺のことについて話し、転移魔法でレシャさんと一緒にセカドの街の屋敷へと戻った。


 絶対服従がなければ、こんな軽々しく自分のことを打ち明けれない。

 絶対服従様様だ。


お読みいただきありがとうございます。

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