第67話 サドンの街に到着
お昼ご飯を食べてから、レシャさんにお願いして列車姿になってもらい、サドンの街まで出向した。
列車には、ステルスモードが入っているみたいで、姿を消したりできるみたいだ。
人の横を列車姿で横切ると、突風が吹くぐらいの感じである。
そして、現在、昼だが疲労はするものの大人姿になって、サドンの街の奴隷商店へと来た。
レシャさんは、領主に挨拶してくると言って、1人で歩いて行った。
サドンの街の領主も魔族なんだろうなーとその時思った。
サドンの街は、他国や船で渡らないといけない距離の街などからも貿易があるのだろう。
ファスの街やセカドの街では、あまり見かけなかったエルフやダークエルフ・ハイエルフ・ハーフエルフがいた。
エルフの違いは、街中を一緒に歩いていた際にレシャさんが説明してくれた。
エルフ系統の違いは、ハイエルフは、エルフの上位種であり。
ハーフエルフとは、人間とエルフの間に生まれた種である。
ダークエルフは、特殊なエルフの種族としてダークエルフ『闇エルフ』と呼ばれる。闇魔法を扱える。
ダークエルフ以外のエルフは、光魔法が使える。
光系統は、勇者やエルフ(ダークエルフ以外)しか使えないと言われ、とにかくとにかく貴重。
ダークエルフの容姿は、ほぼエルフと同じだが肌の色だけが黒や茶色、それに近い色であり、豊満な肉体のようだ。
ダークエルフは、巨乳。
ダークエルフ以外のエルフは、貧乳よりが多いようである。
このサドンの街は海に面している為か、他種族が船でこの街まで来ているのであろう。
塩もセカドの街やファスの街に比べ品質もよさそうで、2つの街に比べて安く感じられた。
セカドの街の一応公爵家の領主キュアートさんから貰った、キュアートさん公爵家のお友達ですよカードを見せると、入門料は支払わずに通ることができた。
手前から平民層(下級層)スラム街も含む、真ん中に中級層、上級層に領主などがいるようだ。
セカドの街との、違いはギルドの、種類。
セカドの街には、
①冒険者ギルド
②商業ギルド
③調合ギルド
⑥治療ギルド
サドンの街には、魔法士ギルドがあるようだ。
魔法士ギルドは数が少ない。
魔法士ギルドで、行なっている内容は、武器に、魔法を付与すること。
そして、武器や防具などに魔法を付与すると付与した者の付与した魔法を1段階下げるというものである。
例えば、火魔法Cランクを覚えている付与魔法スキル所持の者が武器などに、火魔法Cランクを付与すると、その者の火魔法のランクはDランクに下がってしまうというもの。
Cランクの火魔法所持者が、Dランクの火魔法を付与すると、人によって異なるようだが、何回かすると1段階ランクが下がるみたいである。
Fランクの火魔法スキル持ちがFランクの火魔法を付与してしまうと、付与した魔法士は火魔法自体が一時的に使えなくなってしまうみたいだ。
一大事である。
魔法使いがみな、魔法を付与できるわけではない。
そして、付与できる者も自分の得意な魔法属性の得意な技など限定されているようだ。
そのため、魔法士ギルドやその魔法が付与された魔導具・魔法が付与された武器防具は数が少ないみたいである。
この付与された物に関しては、高値で売買されている。
国でお仕えする宮廷魔術師が魔法を付与できず、下級冒険者の魔法使いが魔法を付与できたりする場合もあるらしい、不思議だ。何故だろうか?
奴隷商店は、ファスの街やセカドの街と同じで3階建てのようだ。
1階が受付と応接室と女性奴隷エリア(一般奴隷・戦闘奴隷)、2階が男性奴隷エリア(一般奴隷・戦闘奴隷)、3階が犯罪奴隷・不価値奴隷エリアらしい。
「こんにちは、いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
お姉さんがやってきた。
「奴隷を買いにきました。全ての奴隷を見せてもらえますか?」
奴隷商店に入り、質問する。
キュアートさんからもらった先ほど入門する時にも見せた、公爵家に後ろ盾がありますよーと知らしめるカードを見せる。
奴隷商店のお姉さんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに営業モードに戻った。
「私は、店主のドリャです。それでは1階の奴隷から、2階の奴隷、そして、3階の奴隷をお見せ致しますね。この部屋までお呼びしますので、少々お待ちください」
お姉さんが手で『パンパッン』と手を叩くと、そのお姉さんの部下のひとりが紅茶を俺の分を持ってきて、他の部下が奴隷を、連れてきた。
お姉さん若いがこの商店の店主なのかもしれない。
幼い子供ばかりであった。
栄養が足りていないようである。
成長期であろうに可哀想だ。
話は変わるが、日本に比べて、この世界はきれいな人が多い。
奴隷は、この劣悪な環境から抜け出したいのであろう、俺を見るなり、エロティックに胸を開けさせたりなどアピールがすごかった。
購入してもらうのに必死のようである。
ドリャさんに説明してもらい分かったのだが、元貴族・没落貴族、最近潰れた国の貴族の者が数名いた。
話をしてみると高圧的な態度の者もいたが、購入しようと思う。
教育すれば良いのだから。
犯罪奴隷や欠損の激しい者、衰弱などして、いつ死ぬか分からないような者もいた。
歩けない者もいるとのことで、直接3階まで赴くことにした。
目が血走っている犯罪奴隷や、目の焦点が合わない者もいた。
買うことにした、奴隷は、
女性奴隷 30名
男性奴隷 30名
の合計60名だ。
犯罪奴隷でも、魔力の色が普通程度の鮮やかさがあれば購入することにした。
ワルイドの行なったように冤罪をかけられ奴隷になった者もいるかもしれないからだ。
生き物を奴隷落ちさせた者は、奴隷商店からお金を受け取れる。
冤罪により奴隷になった者も少なからずいるはずだ。
「合計いくらですか?」
応接室に戻ってから奴隷商の女性店主に聞いた。
「ホントに買われるのですか?この数でびっくりしています。そうですね、3億円でいかがでしょうか?」
「はい。ほんとに買います。3億円高くないですか?」
キュアートさんからもらったカードを店主の目の前でちらつかせる。
なんか、悪いことしている気分だ。
でも、使えるものは使わないとな。
切れるカードはきる男だ。
多分、エルフ系統や元貴族、他国の貴族が高いのであろうが、値切るよ。
俺、冒険者兼商人だから。ここ重要、冒険者兼商人
「2億5000万円でどうでしょうか?」
「今後も御贔屓にさせていただきますので……」
「2億円でどうでしょうか?これ以上は……。利益なしになってしまいます」
「分かりました。2億5000万円でお願いします。今後も利用させていただきますので、奴隷の扱いの改善をお願いします。購入したいと思う最低限の衣服などの身だしなみと体型をしていただけるとこちらも購入意欲が湧きますので」
「分かりました。早急に改善させていただきます」
「すみません。口をだしてしまって。これ、自分自身の、商業カードです。お見知りおきを」
自分の名前の入った商人カードを見せる。
「もしかして、セカディアチェリーの社長さんですか?」
「はい。そうですが、どうかしましたか?」
「最近、セカディアチェリーのブランド品を購入し愛用させていただいております。お会いできて光栄です」
俺の手を握り嬉しさのあまり、ぶんぶんと揺らすドリャさん。
「ご愛用いただき、ありがとうございます。」
「あっ、失礼しました」
俺の手を握るのをやめる店主。
「これ、良かったら、今後出るかもしれない新セッケンです」
ショッピングモールで購入してある香り付きセッケンを渡す。
「わぁー。ありがとうございます。ありがとうございます」
店主と会話をしていると、先程の格好より良い姿になって、俺が購入した60人があらわれた。
安心した顔をしている者や、今から暴力が振るわれるかもしれないと恐怖を感じている顔、変わらず焦点の合わない者もいるが、同時にたくさんの者を購入しているため、緊張してはいるようだが、安心しているものも多く見受けられた。
「次のご来店を心よりお待ちしております」
お読みいただきありがとうございます。




