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異世界転移 『俺と配下ときゅあーきゅあ』  作者: りんご!みかん!
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第63話 咲夜のお米の土地とワルイドと魔力の鮮やかさ



『トゥルールッ』


 口笛を吹きながら、俺の土地を作っていく。


 木を風魔法の上位属性、嵐魔法の『ストームカッター』で切っていく。


 この木は、あとで会社の製造部に持っていこう。


 そして、地面の凸凹でこぼこを良い具合に解消していく。


 俺の土地予定に住んでいたモンスターには申し訳ないが出て行ってもらった。


『アイサイト』を発動し、魔力の鮮やかさで、討伐するか否かを判断。


 そして、俺の土地にモンスターや他の人間が入ってこないように、周りを囲むように柵として外壁を作る。


 1年間に日本人が1人、食べるお米の量は約60Kgほど。

 必要な田んぼの広さは40坪。


 40坪でしっかりと稲を育てれば、1人が1年間食べていくお米がとれる計算になる。


 4000坪は土地をもらったから、100人分はいけるな。


 あっ、でも、この広さ。

 人手が足りないな。

 早く増やさないとな。


 セカドの街では、奴隷の購入はいっとき出来なさそうだし、次の街で購入だな。


 次の街?あっ、サドンの街に行く予定がすっかり忘れてたよ。


 お米効果だな。


 


「また、明日の朝、来ますね」


「朝比愛くん。気を付けて帰るとよ?」


「あさひあにゃ。ばいばいにゃ」


 

 柊さん等に別れの挨拶をして、サドンの街へと急ぐ。


 颯爽と走る。風のように駆ける。突風のように駆け抜ける。

 弾丸みたいに突進するかのように走る。

 右、左と木を避けながら森の中を走る。




「んっ!?鮮やかな魔力と、どす黒い魔力の生き物が動かずに止まっているな」


 少しだけ見てみるか。


 普通よりも大きめの荷馬車(セカドの街のシンボルが描かれた)が1つ見つけられた。


 両手、両足に鎖が繋がれている者たち。

 4人と2人。


 それと、騎士であろう者が5名いた。

 

 両手両足を繋がれた者は多分奴隷だと思う。

 だが、どす汚い魔力を放っているのは4人。

 残りの2人は中間位の鮮やかさだ。


 騎士であろう者は1人はとても良い鮮やかさ、残りの3人もなかなかの鮮やかさ。1人は、汚い魔力。


 奴隷商人は、乗っていないみたいだ。


 そもそも、奴隷商人は、騎士を護衛に雇わないよな?

 どういうことだ?


 もしかして、犯罪者か?


 それにしても、わざわざ、セカドの街側からサドンの街まで運ぶ意味はあるか?




「あっ、レイアートさん」


 見知った顔に思わず声をかけてしまった。


「サク君。どうしてこんなところに?1人?」


「ちょっと、サドンの街に向かってまして」


「もう外は暗いよ?一緒に野営しない?」


 俺は半分だが吸血鬼。

 俺の時間は、暗くなってからなのだが……。

 気になることもあるし、野営してみるか。



「だめだだめだ。なんで俺ら騎士がこんなやつの面倒を見ないといけねぇんだよ」


 汚い魔力の騎士がレイアートさんの提案を遮った。


 年は、18歳くらいだろうか。

 持っている剣に宝石が埋め込まれていることから、貴族だと推測した。


 だが、家督を受け継ぐ貴族ならわざわざ変わり者でもない限り騎士にならないはず。

 長男ではなく、次男三男あたりだろうな。


「ごめんね。サクくん。上司には逆らえないから。それに実家の爵位も私より上だから。ワルイドさんは、子爵家なの」


 レイアートさんの実家は男爵家のはず。

 自分よりも上の貴族には、逆らえないよなー。


「わかりました。それにしても、騎士様は奴隷を運んでいるのですか?」


「そうだ、セカドの街の領主直々の任務でな。そこの6人がそうだ。労働奴隷として、鉱山で働かせる」


 労働奴隷、これは、(おも)に犯罪を行なったもので死刑にするほどではないがそれに近い重い罪を犯したものを炭鉱・鉱山の仕事などに国や領主が強制的に行わせる奴隷のことを指す。



『ギャァーギャァー』


 とうるさい猿轡として布を口に入れられている汚い魔力の4名。

 中間位の鮮やかさの魔力の2名は、人生を諦めているかのように静かだ。

 猿轡さるぐつわとは、声をたてさせないために布などを口に押し込んだり、かませたりするもののことを指す。


 汚い魔力の4名は、ラクト等パーティだ。

 俺の方を見ている4名。

 

「すみません。そこの2名の方は、どんな悪事を働いたんですか?」


「そいつらか?そいつらは、セカドの街の領主様の大事にしていた花瓶を割ったんだよ」



 キュアートさんがそんなことで、奴隷落ちさせるのだろうか?



「分かりました。わざわざ教えていただきありがとうございます。これ良かったら、皆さんでお食べください」


 最近、干し肉の販売も始めた。


 この異世界で高級品と言えるワインを使った干し肉。



 レイアートさんたちから、俺の姿が見えなくなるまで歩き、セカドの街まで戻った。



「キュアートさん。最近、花瓶を誰かに割られましたか?」



「花瓶きゅあ?割られていないきゅあ。急にどうしたきゅあ?」



「キュアートさんの命令で、サドンの街まで労働奴隷を運ぶ騎士の面々にあってきたんですけど、その中に、キュアートさんの花瓶を割って、奴隷落ちさせられた者がいるみたいなのですよ」



「それは、ありえないきゅあ。ひどい話きゅあ」



「その、汚い魔力の騎士が1人いまして、ワルイドっていう実家が子爵位の男なんですが」


「知らないきゅあね。興味ないきゅあから」


「どうしたら、救えますかね?」


「キュアが、取り消しの書状を書けば救えるきゅあ。早速、書くきゅあ」


「ありがとうございます」



☆☆☆☆☆



「レイアートさん。こんばんは」


「あれっ、サク君どうしたの?」


「この書状を、お読みください」


 キュアートさんの書いた書状を読むレイアートさん。


「分かりました。すぐに解放します」


 レイアートさんが、労働奴隷できれいな魔力の2名の鎖を外そうとする。


「おい、何をやっているんだ」


 ワルイドが現れた。

 酒瓶を片手に近づいてくる。


「この2名の罪を取り消す書状が届きました」


「なんだって?そんなのは、ありえない。こいつらは、労働奴隷として、鉱山で鉱山奴隷を監視する貴族の性処理のために俺が裏に手を回して、奴隷落ちさせたのだ」


 偉そうに、そんなことを言う。ワルイド

 レイアートさんは自身よりも下級の貴族だから、うち開けたところで問題ないと思ったのだろう。



お読みいただきありがとうございます。

次話以降くらいから、主人公に少し性格の変化が現れてきます。

何故でしょうか?笑笑

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