第59話 魔王のハンカチと会議と『セカディアチェリー』
あれから、おこさま体型になる朝06時近くまで、練習を続けた。
練習の成果もあり、今では3つの追尾魔法を同時にできるまでになった。
結界魔法については、レイーシュさん(魔王)に教えてもらった。
キュアートさんは苦手のようだ。
一級建築士の父親の仕事を幼いころから見ていたからだろうか。
本来なら難しいらしい結界を比較的早く覚えることができた。
討伐したモンスターを収納魔法に入れてから、屋敷に戻り、お風呂に浸かってから、自室に戻った。
魔王のレイーシュさんに『楽しかったのじゃ、また会いたいのじゃ。いつでも来て良いのじゃ、これを渡しておくのじゃ』と言われ、魔王の紋章3本角の刺繍の入ったハンカチをもらった。
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俺が社長になり、初めての会議。
社長になってから2週間が経過した。
仕事場の工場や社員寮は、俺が土魔法と岩魔法で作成。
仕事場の工場は新たに土地を購入した。
会社名は、『セカディアチェリー』
ぬいぐるみ店は、個別に作ってある。
会社名は、『ぬいぐるみん』
ミーティングには、各部署のリーダーとサブリーダー、書記が参加している。
みな、イスに座りテーブルの上に出されたコーヒーを飲み、クッキーを食べながらといった具合にゆるーく会議をしている。
「『製造』部の方、商品の製造はどうでしょうか?スムーズに進んでいますか?」
「はい、大丈夫です。しっかりと休みがもらえ、休憩時間もあり、就業時間も以前に比べ2分の1の為、小さなミスが以前に比べ減っています。子どもと遊ぶ時間ができたと、喜んでいる方も少なくありません」
「分かりました。引き続きよろしくお願いします。次は、『経理・財務部』の方お願いします」
「営業・広報部の従業員が、酒場での飲み食いを必要経費として経理・財務部に出しているのですが、必要経費で大丈夫ですか?」
「経費 は売り上げを上げるために直接的に必要なものという解釈でお願いします。応接用のテーブルとソファの購入は経費です。さて、問題の酒場代ですが、取引先との打ち合わせの時に使った飲食代金や、従業員との打ち合わせで使った飲食代金は限度はありますが、必要経費とすることを許可します。1人当たりの金額が3000円以下であれば、会議費として全額を経費にしても大丈夫です。ですが、結果を出してくださいね。」
「分かりました。ありがとうございます。」
「次は、『営業・広報部』お願いします」
「現在、フォスンの街へ、新たに店を出す計画を遂行しています。そして、女性の間に、チョーカーという物がファッションとして、流行っているようです」
「分かりました。ありがとうございます。『秘書部』は、毎日情報をもらっているので今回は省きます。監査部も直接俺に情報を送ってもらっているため省きます。『開発部』お願いします」
「現在、開発部では、最新のテントの開発・トランプの開発を行なっています」
「『調査部』です。従業員の月給が以前働いていた時よりも増加したことにより、娯楽や食費、衣服代などにお金を自由に使え、街中のお金の流通も良くなっていると感じられます」
「『教育・人事部』です。現在、1000人もの従業員の識字率は10%から60%に到達しました。算数については、10%から30%に迫っています。人事については、新たに10名を採用し、現在、新人教育の最中です」
「『食堂部』です。スイーツを食堂で出してほしいとの要望が上がっています」
「スイーツですね。検討します」
スイーツ。俺がショッピングモールで購入したもので作るより、この異世界にある材料で作れるものが良いだろう。あとで藍川さんに相談しよう。
スイーツ研究部の面々に聞くのもありだな。
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