第55話 土地購入と炊き出しとソウルバッグの新性能
「みなさん。涙を流して私にお礼を言ってくれました」
「喜んでもらえたのは、良かったです。」
『トントン』
俺のいる部屋のドアがノックされる。
「ただいま、戻りましたです」
シフアさんが帰ってきた。
手には、お願いしておいた仕事の成果であろう紙があった。
「ご苦労様です。どうでしたか?」
「ありましたです。中級層エリアに大きな土地を購入してきましたです」
『とちのけんりしょ』と書かれた紙をシフアさんから受け取り、内容を確認する。
うん。大丈夫みたいだね。
1000坪の土地で、2億円ということは1坪20万円であっているかな?
「アリアさん、夕方に広場に集まるようにお金を渡す際に言っていますよね?」
「はい、大丈夫です。滞りなく伝えてあります」
「それでは、夕方になりましたら、シフアさんに俺の代理人として購入してもらった土地に連れて行ってもらえるようにお願いできますか?」
1000人もの者たちが、急に社員寮から追い出される。
宿屋も1000人を止めることなどできないだろうと判断。
そのため、土地を購入した。
「わかりました。その間、私とシフアにできることはありませんか?」
「休憩してもらおうと思っていたのですが」
「いえ、頑張ります。咲夜さんが、頑張っているのに、休むなんてありえません。私は妻ですので当然です」
アリアさん、定期的に妄想している言葉、妄言を言い放つ。
「それでしたら、購入した土地にテントを張っておいてもらっても大丈夫ですか?」
ソウルバッグから、『テント』を大量にクーリングタイムを進め500個ほど増やした。
100個目で分かったのだが、テントの色違いを選べるようになった笑笑笑
俺のもともとショッピングモールで購入しておいたテントは、ドーム型の2人用のテントで黒色だったのだが、他の色も選べるようになった。
200個目からは、大型の7人用テントが分離して選べるようになった。
ソウルバッグには、新しい品が増えたというわけだ。
『ドーム型テント(2人用)黒色』⇒『ドーム型テント(2人用)選色可』
『特大テント(7人用)選色可』
特大テントは5分で組み立てられるほどの簡単であり高性能。
土地の中央で、炊き出し(たきだしとは、困窮した状況下にある多数の人を対象として、料理やその他の食料を無償提供する一連の行動である)する予定ですので、土地の真ん中あたりは開けておいてください。
「分かりました。炊き出しに使う食材の準備も行いますね」
「はい。よろしくお願いします。食材の準備は、藍川さんとファリアさんにお願いしてありますので後で合流してください。炊き出しの際に使う、寸胴鍋などは、大きいのがいいと思って特注でクルミラさんに昨日の夜からお願いしてあります。取りに行ってもらっても大丈夫ですか?」
「はい。分かりました」
「シフアさんも、アリアさんのお手伝いをおねがいします」
俺の言葉にコクリと頷いた後、
「お菓子ほしいです」
シフアさんもぶれない。
チョコレートのホワイトヨンダーを渡す。
この街に来てシフアさんは、毎日のように綾瀬さんのいる『ぷりんぷりんのプリンのおみせ』に顔を出しているのは知っている。
俺が渡している配下へのお小遣いは3万円ほどだ。
足りないのでは?と思って聞いてみたところ、『夜中にティナさんと一緒に街の外の森にモンスターを狩りに行ってるです』と教えてくれた。
ティナさん、ファスの街にいた際は警備のために奴隷商で購入したが、セカドの街に来てからは特に仕事を与えていなかった。
そうか、シフアさんと一緒にモンスタの討伐をしていたのか、それなら、ショッピングモールで購入しておいた『メリケンサック』でも渡しておこうかな。
ティナさんは素手でモンスターと戦う。
【メリケンサック】
4本の指の付け根にはめて使う金属製の武器。拳にはめて打撃力を強化するための武器。
打撃に使用する金属部分は掌底で支える構造になっており、相手を殴った反動で生じる拳部分への衝撃を最小限に抑えられる。
「ありがとうです」
2人が出て行ったあと、頭を悩ませながら、退職金と未払い金の計算に頭を悩ませた。
愛用のパソコンがあれば、表計算ソフトもあり簡単に済むのだが……
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