第49話 いざ、魔法を使う。マジック○○とアリアさん特殊能力??
「えっと、体中の魔力を感じて、それを①いつ②どこで③何魔法を④どのように表現、するかだよな」
昨日、結局寝付けず、屋敷の書庫で読んでいた著者キュアートの魔法の書を読んだ。
キュアートさん、自分自身で本を書くことも好きみたいである。
市場には出回らせていないため、実際このキュアートさんのすごい知識を知っているのはほとんどいないようだ。
俺は、今、屋敷の裏庭に移動して1人ぶつぶつと魔法の練習をしている。
ちなみに、目の前はキュアートさん所有の山である。
誰も立ち入れない、そのため、『この山壊しても大丈夫きゅあ』と言われている。
『もしも、誰かが侵入していたとしても自己責任きゅあ』と言っていた。
①今②俺の指先③火魔法を④小さく赤く燃える
実際に考えて、魔法を脳内に浮かべた。
『ポッ』
想像していた通りの小さな木漏れ火のような火の玉が指先に現れた。
「消滅」
出した火の玉を消滅させ、次の段階に進むことにした。
①10秒後②俺の指先③火魔法を④小さく赤く燃える
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」
数え終わると、火の玉が現れた。
成功だ。
①今②俺の10m先の空中に③火魔法を④小さく赤く燃える
『ポッ』
今回も成功。
①今②指先に③火魔法を④軽自動車くらいの大きさ
『ボッメラメラメラ』
俺の知っている想像していた通りの軽自動車ほどの大きさの火の塊が現れた。
形も軽自動車の形だ。
「へぇー、造形できるのか」
「いえ、普通はできないですよ?」
リヤカーのようなものを引きながら、アリアさんが現れた。
中には、いろいろなたくさんの物がたんまりと入っていた。
「それ、どうしたんですか?」
「ちょっと、街の中を歩いたのですが、貢がれてしまいました」
アリアさんが、面白いことを言う。
やはり、アリアさんの美貌は、すごいと再認識させられる。
リヤカーに乗っている物を見てみる。
きれいな石の埋め込まれているネックレスや、花束、バッグ、くつ、ブローチ、帽子、瓶に入っている液体(見た目的に回復ポーション類だと思うが所狭しとギシギシに俺が今まで見ていた山のようにあった。
「あれっ、これって、俺がお店に売ったやつじゃないか?」
宝石店に売った、ショッピングモールでの買値300円のカラーストーンがきれいな布に包まれ箱に入った状態で真ん中に置かれてあった。
「そうなのですか?」
「あー、多分。そうだと思います」
手に持って、じっくり見てみるが多分、間違いないだろう。
宝石店に売りに行ったときに、店の商品を見たが俺の持ってきたものよりも良い品質の物はなかった。
「これ、マジックファッションみたいです」
帽子を手に取り、アリアさんがそんなことを言う。
へぇーカラーストーンでも思ったが、高額の物を渡されているな。
俺が売った、カラーストーンは100万円ほどだったはずだ、それを宝石店で購入した者は100万円以上で買っているだろう。
マジックアイテムも、高額だ。平民の家に1つあればすごいものである。
村に住んでいる者でマジックアイテムを持っていたら羨ましがられるとファリアさんから聞いている。
マジックファッションとは、衣類系である、帽子も衣類に該当するようだ。
要は、ファッションとして身に着ける物のことを指す。
「どんな効果があるのですか?」
「回復魔法の魔力節約みたいです」
本来、マジック〇〇関連を買うと、説明書が付いてくる。
『とぶとぶ』には付いていなかった。
古くからあるマジック○○は説明書が紛失していることが多いらしい。
羊皮紙のため、破れたり、羽ペンで書いた文字がかすれて見えなくなったり、水で濡らしてしまったりして、捨ててしまう者も多いらしい。
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