第46話 グリーンドラゴンと今後の目標!!
「ドラゴン、グリーンドラゴンが現れたぞ」
中級層エリアの『ぷりんぷりんのプリンのおみせ』まで、その声が聞こえた。
ドラゴンということから、門から入門料を支払って入ってきたわけではないだろうな。
空を大きな翼で飛んできたのだろう。
グリーンドラゴンは、確かCランクで、毒の息を使うモンスター。
毒を使うことから、厄介なモンスターに感じるが、確か性格は温厚で、セカドの街から見える大きな山のふもとが生息地。
滅多に人間のいる街に降りては来ないと、冒険者ギルドの資料室で見たのだが、何故だろうか?資料が間違っていたのだろうか?
普段温厚な分、粘着質というか、じわじわと毒でいたぶって相手を弱らせる攻撃。
ゆっくりと苦しみながら死んでいくのを見るのが好きなグリーンドラゴン。慎重で陰湿なドラゴンだ。
「なんで、こんなにしつこく追いかけてくるのよ。翼のあるトカゲの分際で生意気よ」
なんか、聞き覚えのある女性の声。
嫌な予感。
『バサッバサッ』
グリーンドラゴンが街の中に降り立ち、その衝撃波で周りの家は壊れるし、逃げていた4名が吹き飛ばされていく。
Cランクモンスターなど高ランクのモンスターは、Cランクの冒険者単体でが簡単に倒せるものではない。
モンスターの種族によって、得意不得意があるからだ。
Fランクの俺が倒せる相手では本来ない。
よしっ、キュアートさんに任せようと、屋敷まで走り出そうと店を出る。
こうもりAが俺の肩にとまり、『きゅあきゅあ』言ってきた。
「キュアートさまからの伝言です。サクヤ、グリーンドラゴンを倒すきゅあ」
げっ、そうなっちゃいますか?
いやいや、段階を俺は踏みたいのですよ?
Dランクのモンスターも倒したことがない俺がCランクモンスターを討伐するだなんて。
街中では、火炎瓶使えないし。
屋敷の庭で魔法の練習するのもあれだから、そんなに魔法のこと分かってないし。
威力の調整間違えて、街ごと吹き飛ばしたり燃やしたり氷漬けにしても、俺責任取れないよ?
泣き言、言ってもしょうがいないので護身用特殊警棒をマジックバッグから取り出し、グリーンドラゴンに向かって走る。
身体強化を魔法を使って、発動させる。
『ドンッ』
スピードがありすぎて、護身用特殊警棒で殴打する前に、突進のような形で俺の膝がドラゴンに当たった。
斜め上、いわゆる空中にドラゴンが飛んでいく。
なんか、見えなくなった。
身体強化で視力もあげているのだが見えない。
どこまで飛んで行ったのだろうか?
それにしても、力強すぎスピード早すぎ、力加減分かんねえよ。
周りの人や家、物などの不動産や動産を壊してしまう恐れがある為、すぐに身体強化を解除した。
疲労感が半端ない。ちょっと貧血かもしれない。
立ち眩みの中、誰かの温かい何かに顔をうずめる形になり気を失った。
自身が強いということは分かった。
☆☆☆☆☆
目が覚めた。屋敷で割り当てられて大きな部屋のベッドだ。
静かだ、真夜中なのだろう。
『すぴーすぴー』と、藍川さんがイスに座って寝ている。
起こすのもあれなので、とりあえずキュアートさんのいるであろう場所へと向かった。
リビングから光が漏れている。
あそこにいるだろう。
「こんばんはー」
扉を開け挨拶する。
今日も、飽きずに藍川さん以外のみんなはダウトをしていた。
「やっと、起きたきゅあ?どうきゅあ?吸血鬼の力が分かったのではないきゅあ?」
開口一番に、聞いてくるキュアートさん大人姿。
「強すぎですよ。それにしても、燃費悪くないですか?」
「あれは、サクヤが身体を強化させすぎきゅあ。1割の強化で良いのに、10割強化してたきゅあ」
「なんか、知っている、見ていたかのような感じですね」
「こうもりを通じてみていたきゅあ。吸血鬼はこうもりを扱うものきゅあ。服従させているこうもりの視界を見ることもできるきゅあ」
そんな説明は受けていない。
隠していたわけではなさそうだし。
質問しなかった俺が悪いのかもな??
「そうなんですね」
「まぁ、今日はゆっくり寝て休むとよいきゅあ」
☆☆☆☆☆
キュアートさんにそう言われ自室に戻った。
寝付けそうになかった為、今後の方針・目標を考えた。
いままでの方針・目標は、
①ソウルバッグについて知る
②一応、同じく異世界に来た人たちを探す。不意打ちを避けるため・相手には知られないように
③この世界の情報を集める
④お金を稼ぐ
⑤戦いに慣れる
だったが、今後⑥と⑦を追加しようと思う。
⑥貧困層の改善。
⑦お店を各街に配置する。
理由としてその街に住んでいる貧困層を助けるためとその街で購入した奴隷達を養うためである。
働く場所と住む場所を与える。
最終的に大勢の奴隷を買う予定のため旅に連れ歩くことが困難なため各街に置いて行くことにする。
衣食住を与える予定である。地球の知識を使えば成功するであろう。
専門分野については、秘密事項になる為絶対服従をしたものだけ教える
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