第44話 ほんとにいいの?
俺の配下6名は、吸血鬼の説明を受けて、俺の血を順番にあっさりと摂取した。
どうして、そんなに、あっさりと受諾したのか聞いてみたところ奴隷の配下たちは、ご主人様のサクヤ様のいうことは何でも従います。
絶対に裏切りません。その証明になるのであれば、喜んでお受けいたします。
ご主人様、サクヤ様の血液を感じられるなんて幸せですと言った具合な感じだった。
『どうして、そんなに、慕ってくれるのか?』と聞くと、
『本来、奴隷は人ではなく物として扱われます。このように、毎日おいしいものが食べることができ、毎日別のきれいな服を着れ、寝るときはパジャマが着れ、トランプなどの遊戯、そして、お小遣いを渡されるなんて、ありえません。奴隷に、手を出すこともしない、素晴らしいご主人様なのです』
と、熱弁してくれた。
『手を出すこともしない』
とは、2つの意味があるだろう。
暴力や卑猥なことの2種類。
藍川さんは『おねぇちゃんだから』、アリアさんは『未来の旦那様だから』と言ってくれた。
待って、どこから突っ込めばいいの?
藍川さんはいつも通りとして、アリアさんは勝手に話が進んでいない??
妄想癖のある女の子なのかな??
そんなこんなで、俺に絶対服従となり、俺を裏切れなくなった。
因みに、俺もキュアートさんには絶対服従だ。
キュアートさんは、俺のことを今後、守る、助けると約束してくれた。
配下の6人は絶対服従どまりだ。
流石に、ハーフ(2分の1)ヴァンパイアの俺とチョメチョメしてクォーター(4分の1)ヴァンパイアにさせるのは申し訳なかったので、誰ともそういう行為はしていない。
☆☆☆☆☆
昼頃起きて、昨日行けなかった、『ぷりんぷりんのプリンのおみせ』に来た。
俺は身長130cmの10歳の時の姿になっている。
髪の色は銀髪で瞳の色は赤色。
誰も16歳の俺だとはわからないだろう。
ここに、来る前に、ドワーフのクルミラさん(140cm)に『私より小さくてかわいいです』
といって、抱きしめられた。
ディスられた気がするが、絶対服従の効果は、発動していないから、俺の耳に入った。
絶対服従の効果が発生したら、言葉が発生しないとキュアートさんが言っていた。
因みに、クルミラさんにお願いして俺に『ブス』というようにお願いしたが言葉を発することができなかったことから、絶対服従の効果がないわけではない。
もしかすると、悪意があるかどうかなのかもしれない。
そう判断すると、無意識に発した言葉無意識に行動した場合は絶対服従の効果の管轄外になるということになる。
『カランッカランッ』
お店に入ると、ドアベルの音が鳴った。
シャレてるなー。
「「「いらっしゃいませ。こんにちは」」」
藍川さんも付いてきたいと言っていたが、顔がバレる可能性もあるので、今回は遠慮してもらった。
席に座ると、店員さんがメニュー表を持ってきた。
黒髪の人はいないが、黒目はいる。
「お決まりになりましたら、お呼びください」
そういうと、店員さんは下がっていった。
「めっちゃ、イケメン来たんだけど。将来が楽しみな子。今のうちから唾つけとこうかしら」
なんか、裏で店員さんがこそこそ言っているが良く聞こえない。
耳に、意識を集中させてみるか。
普段から、能力を高めていると疲れるとのことで、使わない機能は人並みに調整している。
耳が良すぎると、いろいろな雑音が聞こえるし、目が良すぎると、人を見た際、骨や内臓などが見える。
うまくコントロールすると、他人のパンツを見たりなどの透視能力として使える。
「あの銀髪の子と、ひまちゃんお似合いじゃない?」
「もう、子ども扱いしないで、ひまは、子どもじゃないんだよ?」
この声って、見覚えがある。
「すみませーん」
店員さんを呼ぶ。
「ホットケーキ オレンジ味とアイスコーヒーそしてプリンをお願いします」
ホットケーキ各種の値段は1500円
ドリンク各種の値段は300円(ホットケーキオーダーにより、100円)
プリンの値段は、500円と、都会で食べるスイーツ店みたいな価格設定みたいだ。
楽しみ。
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頼んだ食べ物、飲み物が提供されるまでにも、お客さんが来店され、店内は満席になった。
ほとんどが、女性だ。
中にはカップルで来ている者もいる。
儲かってそうだな。
だが、この世界の貴族、商人以外などの平民の月収は、10万から、15万ほどだ。
1日5000円以下の給料の人もいるということである。
お茶をしに来るのにホットケーキ1500円は痛手であろう。
それでも、この反響。すごい。
このセカドの街でのスイーツは弱いと見た。
ライバル店がいないのだろう。
それか、この店がすごすぎて、他店を潰してしまったのかもな。
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