第41話 セカドの街に到着、きゅあきゅあ
ファスの街を出発してから10日後の午後、セカドの街に到着した。
セカドの街の近くにミルミルの村があり、そこで飲んだミルクはおいしかった。
腐るといけないので少ししか購入していない。
美味しかったから、明日も行こうかな。
いやっ、セカドの街でも、同じミルクが売ってそうだな。
運賃がプラスされているだろうけどね。
セカドの街に来るまでに、洞窟を発見したので、中を見たところ、モンスターの巣があった。
モグラのモンスターの巣だったみたいで、火炎瓶を何本か投げた後、煙と火が消えた後に中を確認してみたところ、モグラらしき死体があった。
セカドの街では、入門料に1人銀貨1枚(1000円)
ファスの街が大銅貨3枚(300円)だったから、約3倍だ。
詳しく言うなら、3.33333333……倍だ。
そして、荷馬車代、正式には馬代を1頭、大銅貨5枚(500円)払った。
街の中での清掃費として、馬代を徴収するらしい。
街が馬糞塗れにならないように、スラムの子に頼んだり、孤児院にお願いするのが普通の街では当たり前のようだ。
今回も、はじめは中級層の宿屋に泊まる。
中級層の宿屋に荷馬車を置いてから各自、自由行動をとることにした。
みんな、各々、俺から離れて行った。
俺の今回のセカドの街の目的は、プリンを売っているお店の情報を仕入れることだ。
一度下級層に行き、スラムの子?に話しかけ、情報を得て、プリン屋に向かった。
『ぷりんぷりんのプリンのおみせ』
と書かれた看板の前に立ち、ガラス越しになっている窓から中を覗く。
「良い香りがするきゅあ」
その声が聞こえた後、なぜか俺の指が舐められていることに気づくのに数秒必要だった。
「ぺろぺろきゅあ」
俺のケガしている指をしゃぶりまくる女の子。銀髪である。
銀髪のツインテールだ。
因みに、ケガしているのをアリアさんに頼んで治してもらっていないのは、なんとなく男の子だからだ。
荷馬車から降りる際に躓いて、顔面から転けそうになった。
咄嗟に右手を地面につき対応したのだが、そこに、少し尖った石があった。
「キュアの家にくるきゅあ」
びっくりしすぎて、声が出なかった。
そして、力強く女の子に手を握られ、どこかへと連れて行かれている俺。
この子は一体何なのだろう?
街の中なので人にすれ違うが、この女の子に頭を下げたり、
『キュアちゃん。アップルン持っていくかい?』
と言った風に、よく話しかけられる。
女の子は、『また今度もらいにくるきゅあ』と告げ、俺と一緒に目的地らしき場所と急いでいる。
女の子キュアって名前なのかな?に強制的に強引に引っ張られること数分、街の最奥部?にたどり着いた。
「大きな屋敷だ」
とにかく大きな屋敷が見える。
家じゃなくて、屋敷だ。
とにかく大きい。
「開けるきゅあ」
門の前に立っている2人の門番にそう告げる女の子。
もしかして、この街の貴族の娘さんかな?
「「はっ!!!」」
女の子に敬礼すると、門を開け始める門番さん。
「この中に入れば、あとは、ベッドまですぐきゅあ」
『パチンッ』
不思議なことをいう女の子が指をパチンッとすると、視界が変わった。
「まさか、転移魔法?」
びっくりして、ため口で女の子に聞く。
「驚いたきゅあ?まぁ、そんなことより、早くえっちするきゅあ」
俺の服を脱がし始める女の子。
力が強い。
抵抗むなしく、全裸になっている俺。
今、この姿を誰かに見られたら俺終わるな。社会的に笑笑
押し倒された状態で、ボー然としていると、いつの間にか、女の子もスッポンポン、産まれたままの姿になっていた。
「ほらっ、するきゅあよ?」
「優しくしてね?」
なんか、指をぺろぺろとなめられた時くらいから、自分がよくわからなくなってきた。
きゅあきゅあ言っていて、転移魔法が使える存在、俺の好きな小説では吸血鬼だからだ。
そして、そんな吸血鬼??の女の子に押し倒されている俺。
不思議状態。
「大丈夫きゅあ。きゅあも初めてきゅあ」
『初めて同士なんですね。』
『電気は消しますか?』
などと、普段なら考えそうなものの、驚いて硬直している俺。
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