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異世界転移 『俺と配下ときゅあーきゅあ』  作者: りんご!みかん!
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第33話 生姜焼きお米が欲しい、侵入者



「クルミラさん。どうですかアルミニウム」



 あまり、最近関与してなかったので料理を待つ間、聞いてみる。




 ファリアさんは、料理の本をじっくりと見ている。



「なんとか、なりそうです。確証はありませんが、後1週間、長くて2週間もあれば義手が完成しそうです」



「なら、良かったです。必要な物があったらお金は気にしなくて良いですので使ってください」



 アルミニウムの義手が完成したら、今後アルミニウムの素材の品をいろいろと作ってもらう予定だ。


 いい香りがしてきた。


 空いていたおなかが、急激に空いてきた。


 おいしそうな香り。


 俺は、クルミラさんと話しながら、料理を作っている藍川さんの姿を見ていた。


 ショウガチューブ、砂糖、酒、しょうゆ、みりんを一つの容器に入れ混ぜ合わせ、調味料の完成


 そして、薄めのお肉、多分オーク肉だと思う。を油が入ってあらかじめ温めておいたフライパンに5枚ほど並べ片面焼いて、ひっくり返して、もう片面を焼き、その上から先ほど作った調味料を全体にいきわたるようにかけ、両面にいきわたるように再度ひっくり返し、皿に乗せて完成。


 多分、最初から最後まで強火だったと思う。


 スープはコンソメ味で、中には小さなベーコン(ウルフ肉)ともやし、わかめが入ってる。


 サラダとして、トマトットと呼ばれるトマトのモンスターを輪切りにして塩を上からかけ、トウモロコシの缶詰と一緒に皿のなかに入ってあった。



「お待たせー」



 皿にきれいに盛り付けられた、生姜焼きだ。



「おいしそうです」



「「いただきます」」


 各々、食べ始める。

 お米はないからパン。


 一人一人に皿を分けてくれるようだ。


 別に大皿でポンっと置いてくれても良いのだが。




 むしろ、そうしてくれると有り難い。


 あまり、残すということがしたくないから、多めに入ってあったりすると困る。


 俺の皿だけ全体的にお肉の枚数やスープの量、サラダの量も多い気がする。


 育ち盛りの俺に対しての配慮だろうけど、正直困る。


 お皿の形のマジックアイテム『とぶとぶ』にもお酒を入れてあげて、仲間外れにせずお食事タイムに入る。


 因みに、お酒はいろいろな種類ショッピングモールで購入してある。


 仲良くなった貴族や大商人などへの、プレゼントや、ドワーフとの仲を深めるためにいるだろうなぁーと思ったから。


 本来、未成年は購入できないんだけどね。


 因みに、この異世界成人は15歳の為、15歳になると堂々とお酒が飲める。


 この異世界では、別に15歳になっていない(成人していない)からお酒を飲んではいけないという法律はないみたいで、酒場で未成年が飲んでいても捕まったりはしない。


 そこらへんは、自己責任扱い。




「どう?さくくん。おいしい?」



 藍川さんが俺の食べている姿をニコニコとした顔で見ながら聞いてきた。



「おいしいです。調味料も辛すぎずしつこくなくてちょうど良いです」



 ほんとに、おいしい。

 藍川さんとこの異世界で会えたのは正解だったかも知れない。



「そう言われると、おねぇちゃん嬉しいな。明日からも頑張るからね。食べたいのがあったら何でも言ってね。この異世界の物で実現させてみせるから」


 


 皿洗いをファリアさんと藍川さんに任せて、お風呂に入った。


 その後、藍川さんと少し話をして、明日にしようと思っていた藍川さんのヘアカラーを寝る前に済ませてから自室に戻りベッドに入った。






☆☆☆☆☆





『ガサゴソ』



 自室の部屋にはカギをかけておいたはずなのだが、いつの間にか誰かが入ってきたのだろう。



 何故か、俺のベッドの上で、俺と一緒の毛布で寝ている女性がいた。



 既成事実とか、言われたら嫌なので、毛布の上からその女性を揺らし起こす。




「うーん。さくくん。眠たいよぉ。どうしたの?まだ朝じゃないよね??」




 さぞ、一緒に寝るのが当たり前みたいな感じに聞いてくる藍川さん。




 えっ!?おかしいよね?



 今まで、一緒に寝たことないよ???


「どうしたの?じゃなくてですね。どうして、俺のベッドで寝てるんですか??」



「久しぶりのさくくんに会えて嬉しくて。私、ダンジョンでずっと一人で寂しかったから。その反動かな?」



 そっかぁー、寂しいならしょうがないな。とはならなないよ?18歳ですよね??



 子供じゃないんだから。



 ベッドから起き上がり、本格的に部屋から追い出そうとしていると、皿が開けていた窓から入ってきた。



 とぶとぶだ。


 なぜか、俺の言葉を理解しているように感じたので、だめもとで、俺の家の警備を任せている。


 門番を雇うようなお金もないし、その門番も信用に値するかわからないなどいろいろ考えて、とぶとぶは便利だった。




「誰か来た?」




 人ではないためとぶとぶにはため口だ。


 とぶとぶが前に傾く。


 『はい』の時は、前に、『いいえ』のときは後ろに傾くように教えている。


 窓から、顔を出し庭を覗くと、5つの影が見えた。


 1人は、小さな火の玉を出し、もう1人は小さな光の玉を空中に浮かばせ、庭から玄関に近づいてきている。



 こんな時間に、お客さんかな?と、とぼけたことは考えずに、対応をしようと一階に向かう。




 藍川さんもついてくるようだ。



 フライパンで戦うのが癖づいてしまったようで、割り当てた部屋に戻り大きなフライパンを取ってきた。

 

 


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