第27話 おねぇちゃん!?
「えーっと、飛ばされたのがここだったから?」
と、レイアートさんに答えた後、
「えっ、なんで人がいるのー?それよりも、良かったー。1人だと心細くて、よかったら、お友達になってくださいー」
おっとりとレイアートさんに話しかける藍川さん。
そして、レイアートさんの隣にいる俺に気づくと、
「わぁ、さくくんだ」
急に抱きついてきた。
隣に引っ越してきてから、そんなに月日が経っていない
なのだが、日ごろから、なぜか俺を子ども扱いする。
しかし、抱きしめられたのは初めてだ。
弟が欲しいとは何回か聞いたことがある。
豊満な胸が当たっている。ボインボインッ
「藍川さん、ちょっと落ち着いてください」
柔らかい腕でそこまで力強くないため、痛くはないが、あまり、女の子に絡まれるのは得意じゃない。
レイアートさんは、なぜか『ライバル登場ですか?私がヒロインではないのですか?』
と、何かおかしなことを言っている。
「会えて嬉しいよ。お姉ちゃん。幸せ」
お姉ちゃんじゃないんだけど……
俺の母親が、丸で姉弟みたいだねって俺と藍川さんを見て言ってから、藍川さんは自分のことをお姉ちゃんという。
「お姉ちゃん?お姉ちゃんならライバルにはならないよね?良かった」
変な勘違いをしているレイアートさんはとりあえず放っておこう。
「それよりも、藍川さんは、なんで1人なんですか?」
「むぅ、お姉ちゃんかことみちゃんって、呼んでっていつも言っているのに」
両腕で胸を強調するような仕草で怒ったふりをする藍川さん。
「それで、藍川さん?質問に答えてくれると嬉しいのですが?」
「それは、ね、誰ともパーティを組まなかったからだよ?私、男の子は得意じゃないから友達いないし、クラスで仲良くなった友達は、帰宅部の子たちばかりで、ショッピングモールにいなかったの。料理研究部の友達は、料理の材料の買い出しに出かけてて、学校内にいなかったの。だから、さくくんと一緒にいこうと思ったのにー。話しかけようとした瞬間に消えちゃうから。1人なの」
【主人公がファリアさんに聞いたダンジョンの説明】
ダンジョンは、各国に存在している。
ダンジョンは古くかあるものや最近できたばかりの新しいダンジョンがある。
新しいダンジョンのマップや出現モンスターについて記録を取れば冒険者ギルドやその街の領主などが高値で買い取りしてくれる。
ダンジョンの中は、最初は弱いモンスターが出て階層を降り奥に行くほど強くなる
。
ダンジョンには、罠として落とし穴、モンスター型のボックスがあったりする。
洞窟型ダンジョンのように降りるタイプではなく、塔型ダンジョンの登っていくタイプのダンジョンもある。
洞窟型・タワー型ダンジョン2種にも該当することとして、ダンジョン内が森・沼地・砂漠・海・毒地などの地形のフィールドになっているものもある。
ダンジョンによっては木船を持っていかないと進めない場合もある。
ダンジョン内には、休憩場所がある。
ダンジョンボス前の部屋通称、安息地にはワープ(転移)陣がある。
高ランクダンジョンでは、階層の安息地内に人が住んでいて武器屋・防具屋などの店や小さな街があるケースもある。
ボスには10階層毎のフロアボスとダンジョンの最終層のダンジョンボスの2種類がある。
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