第24話 朝食とダンジョン
『コンコン』
玄関のドアがノックされる音
「おはようございまーす」
「どうぞー」
配下(奴隷)2人と朝の食事を取っていたら、今では聞きなれた声がした。
引っ越してきた翌日に、俺が庭を草むしりしていると、レイアートさんに偶然会った。
近くに、女性騎士の宿舎があるようだ。
それから、よく俺の家を訪れるようになった。
今では、レイアートさんが朝番ではない限り一緒に朝食をとっている。
「今日のご飯は何ですか?」
☆☆☆☆☆
朝食を取った後は、レイアートさんと一緒にEランクダンジョン(始まりのダンジョン)へと向かった。
馬は、ここ最近乗れるようになった。
レイアートさんに割り当てられている馬で練習させてもらったからだ。
最初は、『難しそうだな』と思って挑んだのだが、レイアートさんに手取り足取り教えてもらい上手くいった。
馬だけにね笑
初日は、馬に触れてみるところから始まり、馬に乗り、手綱の持ち方を教わった。
その後、馬のおなかに足で合図を送り、ゆっくり歩かせたり肩を引き自身のバランスを後方にかけ、手綱を手前に引き止めてみたり、少し走ったりというメニューをこなした。
レイアートさんの馬自体が大人しいこともあり、あまり困らなかった。
中には暴れ馬もいるので大人しい馬は、当たりだった。
今日は、レイアートさんが丸1日非番で休みということもあり、俺にとって、初のダンジョンへの挑戦となる。
始まりのダンジョン前には小さなキャンプ場?村みたいなものがある。
実際には、村ではないため村人が畑を耕したりなどはしていない。
万屋みたいな感じだ。
武器や防具、回復ポーション類も売ってある。
キャンプ場の店員?に馬を預け、ダンジョンへと入った。
始まりのダンジョンは全部で20階層。
1階層から5階層までは、スライムやラビットなどの比較的Fランクでも弱いモンスターが出現する。
6階層からはゴブリン・ウルフ系統が出る。
そして、10階層のボスは、魔法を使うゴブリン(ゴブリンマジシャン)がいる。
このゴブリンマジシャンの討伐方法は、杖を奪って、魔法を使えなくする作戦が一般的らしい。
ちなみに、10階層のボス(フロアボス)のゴブリンマジシャンの扱う魔法はランダムのようだ。
1階層に入る。
ダンジョンは意外と明るかった。
石造りのような感じだ。
例えるなら洞窟だろうか。
「私が先頭で戦闘するね。サク君は、後ろの警戒をお願い」
「分かりました」
お願いされ、後衛の配置となった。
「どうですか?」
「すごいと思います」
まだ、スライムやラビットしか剣でレイアートさんは倒していないが、剣捌きは素人目から見ても実力者だと思う。
スライムのジャンプしてからの体当たりやホーンラビットの突進にも軽やかによけて、切り返しの一撃を放ったり、剣で受け流したりいろいろなパターンを見せてくれる。
勉強になる。
俺は、後ろを警戒しながらも、次々と討伐していくモンスターの魔石を拾ってはマジックバッグに入れていくだけの作業。
この異世界のダンジョンは、倒したモンスターは瞬時にダンジョンに吸収されるタイプみたいで、モンスターは跡形も消える。
そこに残るのは魔石だけである。
たまに、モンスターの部位が残る。
ごく稀に、部位が残る。
その為、ごく稀にしかラビットの肉などが売れないため、利益にはならない。
冒険者はダンジョンに行かない派というものもあるみたいだ。
ダンジョンの良い所は、10階層ごとのボス(フロアボス)のドロップするアイテムが良いということ。
この、ドロップアイテムは、ファリアさんの知っている情報によると、ダンジョンの種類や階層にもよるらしいが、この始まりのダンジョンでは、10階層のボスを討伐した際のドロップアイテムとして、ノーマル80%・レア15%・Sレア5%の確率で割合としては出るらしい。
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