第16話 奴隷購入? クルミラさんとファリアさん
さっそく冒険者ギルドをでて奴隷商店へと来た。
外観は意外と綺麗で3回建ての建物だった。
奴隷商であるが堂々と街の中央付近に立地してあるのは、悪質な奴隷商売でなく真っ当な商売をしているからであろうと推測できる。
ドアを開けて、中に入ったが臭い匂いもしない。
「こんにちは、いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
俺の来店に気づくと挨拶をしてメガネをかけたおじさんが寄ってきた。
「奴隷を買いにきました。男性、女性、犯罪者、不価値奴隷・関係なく全部見せてください」
「かしこまりました。奴隷の見学費用で銀貨2枚ですが、よろしいですか?」
「はい。大丈夫です。おねがいします」
銀貨2枚(2000円)をポケットからとりだし手渡す。
「奴隷について、お教えいたしますね」
と奴隷商店の店員さん(店主だった)の人に説明を受けた。
改めて知ることができたことは、
奴隷の相場は100万で、そこから、年齢、ケガ、犯罪歴、性別、特殊体質、魔法の熟練度、 元貴族などなどにより値段が変動するらしい。
奴隷オークションという販売方法もある。
この奴隷商店は1階が受付と応接室と女性奴隷エリア(一般奴隷・戦闘奴隷)、2階が男性奴隷エリア(一般奴隷・戦闘奴隷)、3階が犯罪奴隷・不価値奴隷エリアらしい。
「それでは1階の女性奴隷から順番にお見せします。どうぞこちらへ」
いざ、拝見すると、奴隷の着ている服は薄汚れた布切れで、服と呼べるのか?というくらい、な子もいた。
目視で、体のラインが手に取る用にわかる。
小さいのから大きいのとさまざまだ。
だが、まともな服を着ている者もいた。
途中で気づいたのだが、きれいな容姿をしている者は良い服装をしていた。
入れられている部屋も、ベッドなどがあった。
小汚い服を着ている者たちは、床で寝ている感じだった。
部屋に入れられている人数にも差があった。
可愛い系・キレイ系の者はお金をかけても最終的に元が取れるからだろう。
1番最初に見た、女性奴隷達は年齢が5歳から40歳みたいだ。
俺が部屋に入ると、皆、値段の書かれた木の札を手に持って俺のほうを見た。
全部見せろと言ったものだから、容姿はピンキリだ。
次に2階にあがり男性奴隷を見た。
こちらは特に気になることもなかった。
そして最後に、3階に行き犯罪奴隷と不価値奴隷をみた。
頑丈そうな扉を開けてもらう。
3階は、犯罪奴隷や欠損の激しい者、衰弱などして、いつ死ぬか分からないような者が主らしい。
改めて説明すると、犯罪奴隷は罪を犯した者で、罰金を払えないようなものや、死刑にするのははばかられるような者を、奴隷に落とされた者を指す。
労働奴隷は犯罪奴隷に落とさせられることなく、罪の償いとして過酷な鉱山などで強制労働させられるなどされるらしい。
生きながらの死刑といっても過言ではないだろう。
朝から晩まで働かされ、夏は暑く、冬は寒い。
そして満足な食事も与えられず、看守に暴行を受けながら死ぬのを待つ。劣化した終身刑みたいなものだろう。
1階、2階の奴隷とは比べ物にならないほどの殺伐とした雰囲気を醸し出す奴隷や、人生を諦めてるような奴隷がいた。
ひと通り見終わった。
「この子とお話ししてもよろしいですか?」
ドワーフの片腕のない女の子を指さして店主に聞く。
「はい。大丈夫ですよ。説明しましたがお触りは厳禁です」
了承を得てから、指定した女の子に話しかける。
「あなたは、鍛冶ができますか?」
ドワーフと言ったら簡単に説明すると鍛冶が得意・お酒好き。
胸位までの身長で筋肉質の小人。
力持ちで、石を採石し、鍛冶をするのが得意。
酒に強く、武器防具屋を営んでいるドワーフに、お酒を持っていくと好印象。
「はい。できます。ですが、片腕がない為、今は満足に行なえる自信がありません」
自身がないという当然であろう返事が返ってきた。
「手伝えば、鍛冶はできますか?」
「手伝いできる人がいれば可能だとは思います」
「分かりました。店主、この子を購入します。それと、その子もお願いします。
そこまで、会話をしていないが即決する。
多分大丈夫。
もう1人購入した女の子は、目つきの悪い女の子だ。
「良いのですか??いえ、失礼しました。欠損の奴隷と目の悪い者のご購入ですので、表示金額よりも割り引いてのご提供とさせていただきます。こちらも、不良品は捌けて助かりますので」
「ありがとうございます」
「はい、それでは、しばらくお待ちくださいませ」
少しの間待つと先程の格好より大分マシな姿になって、俺が購入した2人があらわれた。
別の服を用意してくれたみたいだ。
2人で20万円分支払い、店を後にした。
「次のご来店を心よりお待ちしております」
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