第15話 不信感!?奴隷の説明
「それで、『なんで、あんたが生き残ってるのよ?ラクトが蹴飛ばして囮にしたはずじゃ』とレリィさんは仰っていましたが、もしそれが、本当なら当ギルド員に対して嘘の申告をしたということになりますが?」
「そんなこと、言ってないわ」
レリィさんは、言ってないと言い始めた。
この人の両親の教育はどうなっているのだろうか?
没落期族とは聞いていたけど。甘やかして、育てたのではないだろうか?
「サクさん。実際はどうなのでしょうか?」
「この人たちに蹴飛ばされ、勝手に囮にされ置いて行かれましたが。この人たちは、違うと言っています。俺は、別にどうでもいいです。第3者が周りにいなかったのでどちらが正しいことを言っているということは判断できないですよね?」
「はい。そうなります。ですが、それでよいのですか?」
「はいっ、大丈夫です。ここに、この人たちによって、逃げ道を防ぐかのように森に火を放たれ、ところどころ穴が開き燃えてしまい黒焦げになった俺の服はありますが。証拠としては弱いですもんね?」
「なっ!!!!」
ラクト等パーティメンバーが目を見開く。
火魔法使い手がいることから、ラクト等ができないことではないからだ。
「まぁ、ほんとに気にしてないので良いですよ?ですが、今後、このパーティメンバーに加わろうとする冒険者はいないのではないかと思いますがね?」
俺は受付員に説明した後、ギルド内の酒場エリアで俺たちの話を聞いている冒険者たちのほうを見た。
みな、『うんうん』と言った具合に頭を動かしていた。
話は変わるが、もともと、ファスの街は初心者の街と言われている。
国にEランク指定されているダンジョンがあり、そのダンジョンは全20階層になっている。
1階層から9階層まではFランクモンスターしか出てこない。
10階層ではボス戦になるが、それも、遅いモンスターであり攻撃さえ受けなければパーティを組んで挑めば大きなけがをすることもなくクリアすることができる。
基本的に、ファスの街に高ランクのモンスターが現れることはない。
この国の端っこに位置しているため、他国と戦争になってもこの街は被害がほとんどないという。
シレナさんと女性騎士のララ・レイアートさんからの情報をまとめるとこういった感じだ。
クエスト失敗の違約金を支払ってから冒険者ギルドを後にした。
☆☆☆☆☆
テンプレも無事消化?できたかな?という感じになったので、次のテンプレを求めて、奴隷商店に来た。
異世界での奴隷とは、主の指示に従う者をいう。
1人と数えるのではなく物として扱われることがほとんどである。
借金を返せなくなったりや罪を犯した者、忌み子が産まれた場合の厄介払い、奴隷狩りにあった者などや、奴隷と奴隷の間に生まれた子が奴隷として売られている。
ごく少数であるが、解放してあげる主や奴隷と結婚して解放、親がお金を工面して、買い直しする場合もあるが、あまりされないらしい。
シレナさんに聞いた情報をまとめると、
『奴隷』
一般奴隷(家事奴隷)とも言われ、家事の得意な奴隷を言う。
戦闘奴隷、戦闘を得意とする奴隷。元冒険者などが多い。
労働奴隷、これは、主に犯罪を行なったもので死刑にするほどではないがそれに近い重い罪を犯したものを炭鉱・鉱山の仕事などに国が強制的に行わせる奴隷のことを指す。
犯罪奴隷、犯罪を行なった奴隷の中で、重くない罪で鉱山行きにするのはかわいそうだという者を指す。
不価値奴隷、言葉の通り価値のない奴隷である。
腕がない、足がないなど、物好きでない限り購入しないであろう奴隷を指す。
一般奴隷・戦闘奴隷は基本的に借金によって奴隷になることが多い。
借金は、本人よりも親が借金をして子供が奴隷として売られることも少ない。
小さな村なんかは、女の子の子供を奴隷として売ることが多い。
男の子を残す理由は、将来、畑を耕したりなどの力仕事に使う為だ。
『服従内容』
異世界物では多い。奴隷の腕輪や首輪・紋章などはこの異世界では存在しない。
奴隷が、主人の命令に背いても、首輪が締まって死んでしまうことがないということだ。
奴隷紋章とは、いわゆる奴隷魔法という物で、主人が死ぬと奴隷もしんでしまうというものだが、こちらもこの異世界では未発見。
『奴隷の行動』
奴隷は主人の後ろを歩く。戦闘奴隷など、護衛として扱う場合など例外はある。
食事は主人のあとにしかとれない、席に座ってはいけない。
基本、床でとる。
ベッドで寝られない(基本、床)
主人が宿に泊まるときは、宿屋の庭などで寝泊まりしなければならない、馬小屋で寝ないといけないケースもある。
勝手に口を聞いてはいけない。主人に対して意見をしてはいけない。
『主人の義務』
奴隷に対しての衣食住の保証。
無闇に殺してしまうことはこの異世界でもご法度とされている。
物として扱われるが、一応人間ということもあり、何かしら役に立たせるという方針のようだ。
人間は、街などに住んでいれば住民税を払わなければならないが、奴隷は物として扱われるため支払わなくてよい。
『値段』
容姿・種族・年齢・魔法の有無・作法・学識教養・処女・童貞など、様々な価値の要素がある。
基本的に、戦で勝利した際に得られた他国の王族や貴族などは高値で売れる。
希少種族は高値で売れる。エルフなどが該当する。
不価値奴隷は基本的に安い。
奴隷というのは罪の清算やお金の担保という役割があるため一定数の不価値奴隷を店においておかないといけないことになっている。
他国の者でも、言葉が通じないなどという場合は安い場合もある。
『奴隷商人』
奴隷を売買することを職種とするものをいう。
良い奴隷商人ばかりではなく、中には悪い奴隷商人もいる。
借金での身売りや親に売られた子や奴隷狩りをして仕入れてくる。
奴隷狩りとは、そこら辺にいる人を捕まえて、無理やり奴隷として売ることである。
本来、悪い事であり、ばれれば自身が犯罪奴隷となる可能性もある。
希少種のエルフなどにこういうケースが多い。
奴隷商人は、奴隷を商品として扱い、できるだけ高く売ろうと教育を行うことが多い。
良い奴隷商ではきちんと食事を与え、定期的に水浴びをさせたりと大事に扱っている場合も少なくない。
基本的に穴の開いていたり黄ばんでいるようなボロの服で逃げ出さないように、逃げ出してもその身なりで奴隷だとわかるように、鎖に商品をつなぐのが定番である。
『来店・購入』
最初に掲示された見学費用を払わなければならない。
奴隷商人に自分の購入したい奴隷について伝えてから、実際に見ることが多い。
奴隷たちのいる部屋に赴く場合や、面会室まで奴隷を連れてきてもらうケースもあるが、そこらへんは店によって異なる
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