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異世界転移 『俺と配下ときゅあーきゅあ』  作者: りんご!みかん!
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第110話 演劇ホールの作成とお酒タイム。結界術について

今回『4300字ほどです』

 領民を選定したその日の夜、早速、演劇のホールを作ることにした。


「そうなのじゃ。こう、中はふんわり外は強固にする感じなのじゃ」


 キュアートさん、ドラーシァさん、魔王のレイーシュ・デビルさんが夜のお酒タイムに屋敷に来た。


 クルミラさんに頼んでおいた日本酒の試作品も完成したので、ただ飲みさせるので、手伝って欲しいことを告げた。


 俺が教えてもらった結界能力、魔力は使わない為、魔法ではないと思う。

 縮地法とおんなじ分類だと思う。使うと疲労感が来る。


 縮地法と同じ感じでいうなら結界法だろうか。

 まぁ、結界術のほうが馴染みがあるだろうか。


 疲労を負うことにより、城などに結界を張りモンスターなどの侵入を拒むことができる結界。

 結界の補助に使われる魔工石は、正直いうとすべての種類の魔工石を使用するらしい。


 レイーシュさんの説明によると、結界を張り、結界の角付近に魔工石を配置。

 結界が何かしらのダメージを受けた場合、結界を攻撃してきたモンスターの弱点である魔工石が自然と使用(消費)されるとのこと。


 そのため、すべての角に全属性の魔工石を置くことが好ましい。

 弱いモンスターのメダルより強いモンスターの方が結界が強くなる。


 弱いモンスターのメダルでもたくさん置くことにより効果も上がる。

 そして、結界術はなにも、物に対してだけ使うわけではない。


 自身を守るすべとしても使える。

 結界術で自分に結界をまとわすことにより、敵の攻撃を防ぐことができる。


 結界術を覚えているのは、魔族の中でも、建築関係の魔族が多いと聞いた。

 キュアートさんは、結界術苦手な分類。


 魔法にでもいえることなのだが、ステータス画面というのがこの異世界には存在しない。

 そのため、私は、火魔法Eランクですと伝えたとする。


 その場合は、火魔法ランクFのファイアーショートボール(火の小玉)が出せ、火魔法ランクEのファイアーミディアムボール(火の中玉)を出せるということになる。

 このランク付けされ名前の呼称がある魔法を扱える場合は、魔法士ギルドの掲げている指標がある為、分かりやすいのだが、たまに稀にであるが、新しい魔法技を覚える者がいる。


 たいていは、魔法士ギルドに申告せずに身内だけしか知らないということにする魔法士もいる。

 誰も使えない魔法技は、価値があると言われている。


 そのため、お金に困窮した場合は、魔法士ギルドに魔法新技を売りに行く魔法使いもいる。

 魔法士ギルドに伝えたとしても、魔力と魔法の調和性などいろいろあり、教えた本人以外扱えなかった(発動しなかった)ということもあるみたいだ。


 そこら辺をキュアートさんに聞いてみたところ、属性魔法の技には3種類あるらしく、鮮やかな魔力(善人)の持ち主、汚れた魔力(悪人)の持ち主、どちらでもよいに分別されるようだ。


 そのため、発動しないという事態が起こるのだか。

 それと、髪の色にも関係があるかもしれないという憶測も教えてもらった。


 あくまで憶測らしいが、金色の髪の毛であれば、雷魔法が使える。

 赤色の髪の毛であれば、火魔法が使えるなど。


 そのため、日本からくる勇者は黒髪であり、すべての色が混ざった黒、ということで、魔法が全属性使えるのだとか。

 神様は、魔法を与えることはできないと言っていた為、この憶測は外れていると思わなくもない。


 そして、瞳の色にも、重大な役割があるのではないか?というのがキュアートさんの意見らしい。

 その点については、研究段階のようで、まとまったデータはとれていないときいている。


 話はランクに戻るが、レイーシュさんの定めた、結界術のランクFは冒険者ギルドの指定したランクFのモンスターの攻撃を受けない。

 この、冒険者ギルドの指定したという言葉にはいささか語弊があるようで、討伐したモンスターは、モンスター鑑定書(ドラーシァさんとキュアートさんが作成)に乗せると、ランクやモンスター名などが表示される。


 モンスター鑑定書に表示されるモンスターのランクは、レイーシュさんの部下の魔族が調査し、会議を得てランク付けしているのだとか。

 冒険者ギルドや市場に出回ているモンスター鑑定書には表示されないが、魔王城に保管されているモンスター図鑑には、各モンスターの弱点が表示されているようである。


 そして、ランクEはランクEのモンスターの攻撃を受けない。ランクAはランクAのモンスターの攻撃を受けない、ということになる。

 自分自身に纏わせる結界程度の大きさならば、結界を大きくすればするほど、結界が弱くなっていく。


 結界術ランクEの者でも 結界を大きくした状態であれば、ランクFからの攻撃を受けることになる。

 結界術を極めれば、匂いだけを弾くということはできる。


 物理攻撃や魔法攻撃、毒などの煙なども弾ける。

 寒さや暖かさも良好な状態に保つことができる。


 悪意のあるモンスターに触らせない、これで汚れない。

 全ての悪意・害意のある物を遮断することができる。


 要は、アサヒ街の門に俺が結界を張り、この上記の能力を発動させれば、良い人は通行を許可して、悪い人は通行を不許可にすることができる。

 もちろん、俺は、未だ、そこまでの領域に到達していない為、今のところはできない。





 真夜中であるため、街の中央にある大きな広場に配置した噴水の音以外に、音はしない。

 真夜中の作業であるため、音を立てるわけにはいかない。

 建てたいと思う土地に結界を張る。


「嵐の魔石を置くのじゃ」


 レイーシュさんはお酒の入った木の樽を片手に俺にアドバイスをくれる。

 属性魔石には、外部からのダメージを遮断する効果の他にも、いろいろと使い道があるようである。


 例えば、風の魔石や嵐の魔石であれば防音効果の手伝いをする。

 結界の角に嵐の魔工石を配置した。


 別に嵐魔法を俺が使いながら結界魔法を使ってもいいのだが、それプラスで土魔法・岩魔法を扱うとかなりの負担になるのと、レイーシュさんに結界術について人通りご教授願いたいため、今回は魔工石を使う。


 今後、誰かに結界術を教えることもあると思う。知っていて損はないはずだ。



「こんばんはー、領主さま、何しているんですか?」


 見回りの騎士が現れた。

 火魔法使いの騎士か雷魔法使いの騎士を夜の見回りに当てている。

 LEDのライトを渡しても良かったが、魔法の練習ということもあり、お願いしてある。


 どうしても、火・雷の魔法使いが不在の時は、松明たいまつを使うように言っている。

手がふさがらないようにしたいため、ランタンの使用はNGとしている。


 辺りを照らす火の玉などであれば相手に襲われたときに投げつけることで対応できる松明の場合も同じである。

 まぁ、元手が魔法だったらかからないという利点もあるし。


 中世ヨーロッパ風のこの異世界ソウルあかりは効果であると言える。

 一般平民は、灯りをともさない生活をしている。

 早寝早起きがほとんどだ。


 見回りの騎士などは除くが。

 ろうそく(キャンドル)は動物の油でできている。


 ろうそくという言い方よりもキャンドルというのが知れ渡っている言葉。

 貴族などの家では、シャンデリアにキャンドルを使い室内の主な照明として使われている。


 このアサヒ街では、動物(獣)の油でのろうそく7割、蜂によるろうそく3割と言った具合だと思う。

 はちみつ作りのために、蜂を捕まえた。


 ろうそくの炎は、色温度が低いため、落ち着いていて、くつろげる雰囲気の照明と言える。



「こんばんはー。見回りご苦労様です。演劇のホールを作っています」


 5人1組で基本、騎士には動いてもらっている。


 何故に、わざわざ夜にと言った感じで見てくる騎士たち


「夜しか時間が取れなくて……」


 忙しいんですよ?と言った感じで伝える。



「楽しみです。演劇は、一般用のですか?」


 演劇ホールを、商人がなりわいとして行う場合もある。


「基本、一般用ですかね。社交パーティとかの際には、貸しきりにして使用しようとは思っていますが」



『やったぁ、楽しみ』といった具合に見回りの騎士と言葉を交わした後、騎士は見回りに戻っていった。


「演劇、人気あるんですね」


「あるきゅあ。娯楽きゅあね」


 確かに娯楽か。

 この異世界の娯楽は、少ないと聞いている。

 歌(音楽家)や詩(吟遊詩人)、ダンス、スポーツ(狩猟)、闘技場


 旅をする吟遊詩人は、貴族に歓迎されることが多い。

 情報の伝達技術が乏しいため、世界情勢を知る手段と言えるからだろう。


 闘技場は、人間対人間もあれば、人間対動物、人間対モンスター。

 モンスター対モンスターもあるようである。

 

 大きな街にしかないようだ。

 未だ、一度も拝見していない。


 今後、アサヒ街に作ろうとは思っていない。


「セカドの街やドラーシァの街にはないですよね?」


 街の造りや店の割合などを参考にするためにいろいろと街を見回ったが、なかなか見なかった。


「ないきゅあ。ホールなどの設備による初期投資、維持費、人件費などがかかるようきゅあ」


「それと、同じ演劇ばかり見せても、その街の者は飽きるどら。リピーターが付かないから収益が下がるどら」


 なるほど。サーカス的な感じだろうか。

 ずっと、同じ場所でしないよな。

 広めるために小原 凛さん(ダンスオブミュージカル)たちも各地に出向いていると思っていたが、そういう理由もあるのかもしれない。



「サクヤ。さっさとやるのじゃ」


 とりあえず、収容定員は500人くらいにしよう。

 このアサヒ街の領民は5000人ほど。

 領民の1割が入れるくらいの大きさなら大丈夫だろう。


 1階席と2階席を作る。

 トイレの設置


 劇団員の更衣室にシャワールーム、バスルーム。


 オーケストラピットの個所も作成。

 あっ、楽器とかもいるよね。

 この街、楽器屋ない。



 劇団員が劇をする場所の背景も描かないといけないな。

 そこは、絵描き鬼さんのアートさんにお願いしよう。


 客席に辿り着くホワイエに、おしゃれなバーカウンターとレストランを作る。

 値段設定は高めにしよう。

 もちろん、領民割引きは作るよ。


 他の街から来た者から搾り取るのが俺の領地経営においての指標だからね。

『ホワイエ』とは、ホールや劇場などの入り口から観客席までの広い通路のことをいう。

 休憩や、社交の場として使われる空間。いわゆるロビーだ。


 スポットライトもいるな。雷の魔石を使おう。

 雷の魔石を使用して光らせるだけなら、俺でもできる。



「スピーカーや拡声装置は、ドラーシァさん作れますか?声を広げたり大きくしたりするのですが」


「大丈夫どら、任せるどら。風の魔工石を使えば何とかなるどら」



 



 


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