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異世界転移 『俺と配下ときゅあーきゅあ』  作者: りんご!みかん!
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第109話 社交パーティと天使の女の子?

今回は『4400字ほどです』


「ドレス着ると、可愛さが引きだちますね」


「そうきゅあ?嬉しいきゅあ。ちゅうきゅあ」


 キュアートさん大人体型姿で、キス、キッス、KISS、ちゅう、接吻せっぷん口づけされた。

 勢いよく抱き着いてくるキュアートさん。


 

 社交パーティの行なわれる当日に自身の王都での家に到着した。





 社交パーティに出席する、キュアートさん、ドラーシァさん達は裁縫鬼さんに特注で作ってもらったドレスを着ている。


 キュアートさんの着ている白色のドレスは、スカートが大きくシフォンケーキみたいにふんわりっと膨らんだタイプのドレス。

 華やかと愛らしさを醸し出し、キュアートさんに似合っている。

 布地は光沢があり、上品さを演出している。

 裁縫鬼のイサナさん良い仕事をしてくれている。

 


 ドラーシァさんはドレスの裾を、こうもり傘のようにふわーっと広がり、背中の大きく開いた赤色のドレス。


 2人とも本来の大人姿だ。

 

 

 俺の格好は、デニムタキシード。


 俺たちは、今までにない社交パーティーのドレス姿、タキシード姿をコンセプトにして服を着用することにした。


 ジャケット・ベスト・パンツ全て、デニムだ。




~社交会はじまり~



 改良した魔石をエンジンとする軽自動車に乗って社交界会場に入場した。

 俺、キュアートさん、ドラーシァさん、サキューナさん、の計4台である。


 風の魔石、火の魔石、『エンジン』

 風の魔石、火の魔石、水の魔石、『エアコン』

 土の魔石、『道路が悪い時に補強』

 雷の魔石、『ライト』


 バックモニターやドライブレコーダーについては悩み中のようで、リフレッシュするために現在はこれくらいでやめたきゅあ、どらと言われた。

 十分すぎるくらいの出来だ。


 今後、飛空できる軽自動車も作るきゅあ、どらと言っていた。

 空を飛べる軽自動車は、魔石が切れた時に落ちてケガをする恐れがある為、道の凸凹して悪い状況の時に低空飛行できるくらいの飛空できる軽自動車を作る予定らしい。


 そこら辺は、2人に任せてある。 


 4台共に、紋章を描いてあるため、特別問題になることなく入場できた。

 盗難防止のために、軽自動車を停車させた後、各自収納魔法やマジックバッグの中に収納した。




「サクヤさん。お久しぶりです」


 シャルルさんが俺たちに気づくと駆け寄ってきた。

 可愛らしいドレスだ。


「お久しぶりです。本日はお日柄も良く、お招きいただき大変恐縮でございます」


 こんな感じだろうか?

 場の雰囲気にのまれて、教えてもらっていた挨拶をド忘れしてしまった。


「ふふっ、サクヤさん。そんなにかしこまらなくて大丈夫ですよ。こっちまで、緊張してしまいます」


 シャルルさんにそう言われ、割り当てられた席で談笑した。

 

 驚いたことに、キュアートさんは、上品な立ち振る舞いで、ドレスのすそを両手でつまみ、軽くドレスを持ち上げてその上で腰を曲げて頭を深々と下げ、膝をより深く曲げる。


 ヨーロッパのカーテシーと呼ばれる挨拶に似ている振る舞いをシャルルさんにしていた。

 そうだよな。キュアートさんもできるよなー。一応公爵家だしと感慨にふけった。






「ありがとうございます」


 次々に、シャルルさんにプレゼントを持ってくる貴族たち。

 宝石。珍しい物。まぁ、いろいろとある。

 


「シャルルさん。これは、自分からです」


 こっそりダンジョン制覇してゲットした最高品質のサファイアのネックレス。


①人を魅了する②危険を予測すると赤色に変わる。③精神を落ち着かせる。④回復魔法の効果⑤治癒魔法(モンスターや魔族にも効果あり)の効果⑥(よこしま)な考えを持つと、石の色が濁っていく


 この6つの効果を持つサファイアSランクのネックレス。

 効果は、モンスター鑑定書を作ったドラーシァさんにお願いして調べてもらった。


「付けてもらえませんか?」


 シャルルさんは、自前のネックレスを外した。


「では、失礼します」


 シャルルさんの後ろに回りネックレスをつける。


 周りの者たちの視線が半端ない。

 悪目立ちしてしまっている感がある。



 俺のプレゼントを受け取った後に、シャルルさんにプレゼントを渡す貴族たちは、とても気まずそうにしていた。

 なんか申し訳ない。




「キュアートさん、ドラーシァさんほんとにいいんですかね?」



 小声で聞いた。

 

 本来、子爵家貴族である俺よりも上位の伯爵家、侯爵家、公爵家の者たちが俺に挨拶しに来る。

 まぁ、隣にいるキュアートさん、ドラーシァさんに挨拶しに来るついでなのだが。


 強固な二人のおかげで、ダルがらみをしてくる貴族は少ないので大変助かっている。


「良いきゅあ、どら」


 2人は、挨拶に来る者たちなどお構いなしに、食べながら飲みながら対応する。

 高級ワインを樽で持ってこさせるキュアートさん笑笑

 次々に、給仕の者たちが料理を運んできてくれるので、座ったまま、食べまくる。


 俺は、アイサイトを使い、魔力の鮮やかな貴族や俺に挨拶に来る準々貴族であるA or Sランク商人。A or Sランク冒険者たちに、いろいろと友好の証としてプレゼントを渡した。

 もちろん、今後の旅館経営にいて、しっかりアピールしている。みな、来てくれると約束してくれた。


 そして、街の宣伝も滞りなくしておいた。

 アサヒ街に別荘を作ろうかな?という話もでてきた。

 


 各家の領主たちに話して周らなくても良いから楽だ。

 俺の隣では、絵描き鬼のアートさんが、俺が友好的な貴族と話している間に後ろで顔を描き名前を記入してくれている。


 これで、家に帰って名前と顔を覚えることができる。

 鑑定スキルとかじゃないため、アイサイトは名前とか表示されないから不便である。



「こうきゅあ。そう、その動ききゅあ。良いきゅあよ」


 舞踏会が始まった。

 ワルツのようで、3拍子のダンスだ。


 キュアートさんに手取り足取りアドバイスを受けている。

 回るたびに、キュアートさんのドレスが優雅になびきとても美しい。


 最初に、左足を前に進め、123、123という具合に踊っていく。

 ナチュラルターンとアウトサイドチェンジという物らしい。


 1人で鏡の前にて、練習はしていたが、キュアートさんに褒めてもらえるくらいには良い出来のようで一安心である。


 はいっ。123、123。最後の123で踊る方向を90度左に変える。

 こうすることで、部屋を左回りに1周することができるようだ。



 その後、ドラーシァさん。サキューナさん。ララさんと踊り、事なきを終えた。

 男性から、申し込む形のダンスは、俺は行わず、王様と話をしていた。

 俺たちが乗ってきた軽自動車について、王様も欲しいとのことだった。


 馬よりも遅いですよ?と伝えたのが欲しいと言ってくれた。

 轢き殺してしまったなどという情報が来たら、嫌な為、最高速度10kmしか出ないように作成の際にお願いしてあったのだ。

 



~王都の屋敷に帰宅せず、魔法船に乗ってアサヒ街の屋敷に帰宅~



「ふぅー、疲れた」


 アサヒ街の屋敷に戻り、お風呂に入り、パジャマに着替えたあと、ベッドに横になった。

 やっと、終わった社交パーティー。


『シャルルさんと王様に、今回の社交パーティ―に感動しました。自身の領地での、社交パーティーの実施に取り急ぎ頑張りたいと思いますので、実家に帰らせてもらいます』


 と言い、帰ることができた。


 


 アサヒ街での社交パーティーは、ダンスではなく演劇にしようと心に決めた。

 演劇だったら、気疲れすることもない。


 凛凛キャットの小原 凛さんと、藤宮(ふじみや) 撫子(なでしこ)先生にアサヒ街に来てもらって、演劇の指導してもらおうかな?

 踊り鬼さんたちなら、ダンスオブミュージカルの演劇もすぐに覚えてくれそうだ。

 ストーリーは、誰かに任せよう。

 



~翌日の昼~



 気疲れしたのだろう、15時ごろに目が覚めた。

 今日は週に一回の領民を決める仕事をする日だ。


 正直、魔力の鮮やかさだけで決めたいのだが、そうすると、いろいろと怪しまれるし、落とされた者たちの不満も出るだろうと考え、予め用意した質問書きに記載してもらい、それを見ながら面接をする形にしている。



「どうぞー」


 係りの者に連れられ、部屋に入ってくる領民になりたい者。


「よろしくお願いします」


 家族で来た者たち。

 えっと、家族構成は、妻と夫、娘が2人と息子が2人の合計6名か。

 平民ね。得意なことは、料理。

 


「では、今日から領民です。よろしくお願いします」



 問題なかったため、領民カードを渡す。



「次の方、お願いします」



 10歳くらいの女の子が入ってきた。

 白色と黄色の混ざったバニラ色の髪の女の子。


 天使にあったことはないが、天使のような女の子だ。

 天使とはこういうことのことを言うのではないかと思ってしまう。


 やりすぎなくらいの可愛さ。

 着ているものも天使の羽衣?かのようにきれいで透き通っていて透明感がある。


 窓から入ってくる、そよ風で、羽衣がなびく、きらめきが起こる。

 太陽の光をキラキラと反射させている。しなやかさと滑らかさを感じられそうな布地。


 その天使のような女の子には魔力がない。

 アイサイトでも魔力を感じられない。


 黒髪黒目ではないのだが珍しいな。



「どこから来たのですか?」


「わかりません」


 質問用紙に記載がなかったため、直接聞いたのだが、分からないと返答が来た。


「何が得意ですか?」


「分かりません」


 天使のような女の子は分かりませんの一点張り。

 魔力の鮮やかさが分からない以上困ってしまうな。


 見た目的には良い子なのだが、どうしようか。



「何か好きなことはありますか?」


「お話を書くのが好きです」


 やっと、分かりません以外の返答が返ってきた。


「見せてもらってもいいですか?」


「はい。大丈夫です」


 女の子は手に持っていた紙の束を俺に渡す。


『塔に囚われてしまった女の子が、空を飛べたら、逃げることができるのに……と悩むストーリーだった』


 登場人物は女の子と動物。 



「サクヤさま。次の方のお時間です」


 読んでいた話を途中で切り上げることとなった。


「これ、領民カードです」


 このお話を演劇にすることの許可をもらい、天使のような女の子にお金を渡した。

 こうもりに護衛(見張り)をさせよう。


 お金を渡すと、これは、何ですか?と言われた。

 買い物する時に使うものですよ?と言ったら、買い物をするときは貝ではないのですか?

と言われた。

 ホントに、この子はどこから来たのだろうか?と疑問に思ってしまう発言だった。


 確かに、過去に中国では『貝』を貨幣にしていたと聞いたことがある。

 その名残か忘れたが、貝という字を含む漢字が多くある。


 買う。購入する。貿易する。貴重。販売する。財宝。


 日本での最初の公的な鋳造貨幣は『和同開珎』らしいと言われていたが、最近では、富本銭と呼ばれるものなのではないかと言われている。

 しかし、富本銭ふほんせんは、物の交換を仲立ちするために作られたのか、おまじないなどに使われる宗教的な道具だったのか、専門家の間でも結論が出ていないようだ。


 小桜 優子 先生がショッピングモールで購入した社会の教科書に記載されていた.





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