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異世界転移 『俺と配下ときゅあーきゅあ』  作者: りんご!みかん!
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第106話 海水浴と冥界と天使の実

今回『5800字ほどです』



「えいっ」


 絶賛ビーチバレー開催中。


 跳ねるたびに揺れるねおっぱい。

 眼福です。


 縮地法をうまく使うキュアートさん。

 身体強化を使い高くジャンプする人達。


 ニヤーっとした顔で女性陣を見ている男性陣。

 うん。分かる、その気持ちは痛いほどわかる。




「いらっしゃいませー」


 藍川さんが、焼きそばやたこ焼きを売っている中、俺は隣でかき氷を売っている。

 氷魔法の使い手が俺とキュアートさん以外にいない。


 水魔法の使い手は何人かいるが、ほとんどゾーラさんの乗るアクアマリン号に乗船している。

 今度、水魔法の使い手に氷魔法のコツを教えようと思う。

 


「サクヤ。青りんごん味を頼む」


「レイは、いちごん味なのじゃ。蜜たっぷりで果実入りで頼むのじゃ」


 5億円でハゲチャビンが購入⇒ラフィアさんにプレゼント⇒俺の所有魔法船となった時速300kmの船に乗って、迎えに行き王様たちを連れてきた。


 現在、サント国の王様と魔王のレイーシュ・デビルさんが、水風船の当てあいをして遊んでいたのをやめ、かき氷屋に来た。




「5杯目ですけど、大丈夫ですか?おなか壊しますよ?」


「大丈夫だ。私は王だからな」


「大丈夫なのじゃ」


 王様の王だから大丈夫というのは、何の根拠もないが、大丈夫というなら渡そう。







「美人より愛嬌のある女の子がモテるのよ?」


「なるほど。お姉さま詳しく教えてくださいませ」


 貢がせ鬼のラフリィさんとパラソル席に座り恋バナをしている第1王女のシャルルさん。


「自分を理解し笑顔で癒してくれる女の子に男性は惹かれるの」


「なるほどですね」


「守ってあげたくなるらしくて、キレイ系よりも、かわいい系がモテるのよ」


「なるほどきゅあ。サクヤ、キュアにメロン味1つきゅあ」


 キュアートさんも恋バナに参加した。


「守ってあげたくなるから、弱い所を男性に見せると良いのよ。か弱い振りをして頼ると効果覿面こうかてきめん


 確かに、頼られて悪い気はしない。

 流石に頻度が多いと面倒だけど。



 各々、スイカ割り、メロン割り、砂に埋めて遊ぶ、ドッジボール、旗を走ってとりに行くビーチフラッグなどなどさまざました。






「うわぁー。サクヤさんきれいですね」


 太陽も沈み、辺りが暗くなったところで、花火を開始した。



 俺の隣で、シャルルさんが花火を持ち感想を言う。

 花火の色は、様々ある。

 深赤色は、炭酸ストロンチウム

 黄色は シュウ酸ソーダ、炭酸カルシウム、ナトリウム

 オレンジ色は、カルシウム

 緑色は 硝酸バリウム

 赤紫色は、カリウム

 青緑色は、銅

 銀(白)色 は アルミニウム

 青色は花緑青、酸化銅

 金色はチタン合金。


 を含んでいるらしい。

 花火について、スマホにダウンロードしてあった。


 途中で色の変わる花火は、替えたい色の玉をそうにしているようだ。






☆☆☆☆☆





「あのぉ、それで、死界(冥界)に行って欲しいんですね」


 スリープスリーピーの魔鬼力を貯めに行ったサキューナさんがなかなか帰ってこないらしい。

 死界に行ってきてほしいって……。

 瀕死状態にならないといけないじゃないかーーーーー。



「おねがいします」


 サキュプゥさんにお願いされた。

 サキュパスは、魔族の中でも上位に君臨するため、並大抵のものでは、死界のサキュパス族の集まる場所に辿り着けないようだ。


 キュアートさんを瀕死状態にすることはできない為、お願いできない。

 魔王様は、普通に考えてダメとして、必然的に俺になるよな。


 同じ種族の者はいけないようで、サキュプゥさんも行けないようだ。



「分かりました。行きましょう」


 


~死界(冥界めいかい)~




 景色が、ガラッと変わった。

 どうやら死界にきたようだ。


 

「すみません。サキュパスの死界エリアはどこですか?」


 俺の前を通りかかった女の子に聞いた。

 悪魔みたいな身姿だ。


「サキュパスですか?それなら、ここからまっすぐ500デビル進んで、そこから300デビル左に進んだら、見えますよ。看板がありますので近くまで行ったら分かると思います」


 女の子は教えてくれた後、すぐに黒い翼を羽ばたかせ飛んで行った。


 500デビルとは何だろうか?

 とりあえず500デビルっぽい距離を進むか。



 真っ暗な空間を歩いていく。見えるのは、様々な看板の書かれた家と空中や地面を均等に浮かぶ火の玉。





「お主は、何しに来た?」


 現在、閻魔えんま様と会っている。横にも縦にも大きな巨体だ



「えっと、知り合いのサキュパスを連れ戻しにきました。宝具の魔鬼力を貯めに来たはずなのですが……」


「あー、来たな。あやつ、まだ帰っておらんかったのか」




「それで、自分、釈放ですかね?」


 感覚で500デビル進んでいると、道を教えてくれた子とは別の、悪魔っぽい女の子に捕まえられ閻魔様のところまで連れてこられた。


「ちょいと待て。今、係りの者に指示を仰いでいる最中だ。なにせ、お主の魂が変なのでな」


「魂ですか?」


「霊魂は、肉体とは別に精神的実体として存在すると考えられるもの。肉体から離れたり、死後も存続することが可能。体とは別にそれだけで一つの実体を持つ。非物質的な存在。生きている間はその体内にあって、生命や精神の原動力となっている存在人格的・非物質的な存在。個人の肉体や精神をつかさどる人格的存在で、感覚による認識を超えた永遠の存在なのだが、お主は、おかしい。まぁ、指示が来るまで、ティータイムと行こうじゃないか」


 閻魔様はそう言うと、指パッチンをして、紅茶とショートケーキを出した。

 閻魔様、甘党のようです。


「質問なのですが、死海(冥界)にとどまれるのはどのような者なのですか?」


 閻魔様の仕事ぶりを見る限り、天国行きや地獄行きを決定していた。


「特別良い事も悪いこともしていない中間の者じゃな。それとは別に天国行きの者で、天国は、娯楽の無いつまらない世界だと教えると死界(冥界)に留まろうとする者も多いな。天国に行って最終的に、輪廻転生するよりも、死界に居てご先祖様と、ごろごろ話したりすることを選ぶ者も多い」


 なるほど。





~サキューナさん発見~




 結局、閻魔様から 『拘束して悪かったな』と言われ、釈放された。

 上からの指示の説明は教えてくれなかった。


 おわびに天使の実を3つくれた。

 食べると良い事があるらしい。


 天使の実あったんだと驚いた。

 異世界ソウルにも天使の実は存在するようだ。


 だが、発見しにくい状態にしていたらしい。

 今後、特定の条件の下には見つけやすいようにしておいてやると言われた。





「そうさきゅ。ママは直ぐ怒るさきゅ。困ったママさきゅ」


 サキュパス族と書かれた看板の前についた。

 

 予めもらっておいた、サキュプゥさんの液体を身体に振りかけると、今まで開かなかったドアが開いた。

 液体の中身は何ですか?と聞いたところ『中身はご想像にお任せします』と返答が来た。

 意味深な感じで少し気になる。

 

 


 ドアを開け部屋の中を見渡した。

 お酒を飲んで宴会状態のサキューナさんとサキュパスの象徴の背中に小さな羽。頭に可愛らしい2本の角のサキュパス(インキュバス(男))族たちを発見した。


 何しているんだろうか?この人は

 この冥界空間は、欲しい物が現れる。

 持って帰ることはできないが、雰囲気を味わえるため楽しい。


「帰りますよ?サキューナさん」


「帰らないさきゅ。楽しいから帰らないさきゅ」



 駄々っ子のようにわがままを言うサキューナさん。


 久しぶりに孫に会えて嬉しい様子のサキュプゥさんの母親でありサキューナさんの祖母のサキュリィさんが俺に孫を連れて行かれないようにか、わからないが、お酌をしてくれる。


 きれいな女性だ。


「ほんとに帰らないんですか?」


「帰らないさきゅ」


「サキュプゥさん。寂しがっていましたよ?」


「帰らないさきゅ」


 頑固だなー。

 じゃぁ、置いて帰るか。


「俺、帰りますね」


 サキュパス族の部屋から出た。


 早く、戻って、天使の実を食べたい。

 この冥界で食べても意味がないと聞いている。


 

 帰るときに使う用に、閻魔様から渡された紙を心臓付近に持っていくと、視界が一瞬ぶれ、天井が映った。


 アサヒ街の屋敷の自室だ。


「すみません。サキュプゥさん。サキューナさんは楽しいから帰ってこないと言っていました。これ預かってきた家宝です」


「そうですか。分かりました……。ありがとうございます。サクヤさんお手数をおかけしました」


 サキュプゥさんは俺からスリープスリーピーを受け取り、そう言うと、俺の部屋から出て行った。






~天使の実~




 気を取り直して、収納魔法に入れておいた天使の実を部屋のテーブルに置いた。


 何味なのだろうか?

 みかん味とかかな??

 天使の実は桃くらいの大きさで薄い黄色だ。


「小腹が空いたから、キッチンでカップラーメン食べた後にデザートとして天使の実は食べよう」



 カップラーメンはすごいよな。

 基本的に3分で出来上がる。


 種類が豊富。

 安い。

 


「ふぅー。食った食った。なんか腹いっぱいになったら眠くなってきたな」


 身体に悪いと思いつつも、スープまで飲み干した。

 現在、夜だが眠たくなってきた。


 吸血鬼は夜に強いとは言っても、眠くなる時はある。

 最近は、昼間に本来の姿のことが多いため、疲労感がたまっていた。



「風呂に入って寝るか。寝る前に天使の実を食べよう。楽しみは後に取っておくもんだよな」




 頭や身体を洗いお風呂に30分ほど浸かった。

 バスタオルで身体を拭き、ドライヤー代わりに、風魔法と火魔法を混合した魔法で温風を出し髪の毛を乾かした。



「ん??」


 俺の寝室のある部屋から光が見える。

 ドアが少し空いているようだ


 ちゃんと閉めたはずなのだが、泥棒か??


「アイサイト」


 視覚強化で確認。

 

「なんだ、シフアさんか。って」




『バタバタバタ、ドンッ』


「シフアさん、そこにあったの食べちゃったんですか?」


 アイサイトで確認した後慌てて、部屋のドアを開けて中に入った。

 びくっとした反応を見せ俺の顔を見るシフアさん。




「食べちゃ、まずかったです??」


 怒られると思ったのか、おびえた声で言うシフアさん。


「いや、別に良いというか。良くないというか。っていうか、3つ全部食べたんですか?」


「食べたです。おいしかったです」


「大丈夫ですか?身体に変化はありませんか??」


 シフアさんの身体を触るが特に変化はないようだ。

 天使の実ってセカンドピースでは複数食べれなかったよね???


「どっ、どうしたです?サクヤさん」


「シフアさんが食べたのは天使の実というものなんです。食べたら何かしら変化が起きる実のはずなんです」


「天使の実、あれです?スマホに入っているセカンドピースにでてくるあれです?」


「多分、そうです」


「あわわ。ごめんなさいです。ごめんなさいです。すぐに吐き出しますです」


 




~翌昼~



「サクヤさんっサクヤさん」


 朝、誰かに揺らされて、起こされた。


「シフアさんですか?」


 多分、この声はシフアさんだ。

 焦っている様子で俺の名前を呼ぶ。


「シフアです。サクヤさん驚きです。あのシフアが食べてしまった天使の実、本物でしたです」


 昨日、シフアさんの身体に結局変化がなかったため、不良品かな?という感じの雰囲気になり、眠気に身をゆだねて就寝した。



「どんな感じですか?」


 見た目はいつも通りのシフアさん。


「空を飛ぶことができるです。イルカを召喚することができるです。口から炎が出せるです」


 なんともまぁ、独特なユニークな感じの能力?だな。








 空を飛ぶシフアさん(高くまで飛べるが、酸素が薄くなるようで限界がある)

 口から炎を吐くシフアさん(火吹き芸ほどの火)

 イルカを召喚するシフアさん(イルカと契約をした後に召喚が可能となった)

 

 を確認した。


 シフアさんの話を聞いてわかったことは、天使の実は体内で消化された後からしか効果が現れないということ。


 そして、何ができるかというのは、試してみないと分からないということ。

 シフアさんは、空飛べたらいいのになぁーと思ってジャンプしてみたところ、空を飛べたようだ。

 とある小説の飛空魔法みたいである。


 口から炎を吐く場合もおんなじ要領だったらしい。



 イルカについては、急に、不思議な声がし始め、声に導かれるまま海のほうへ行くと、1匹のイルカを発見。

 そこで、契約をして、イルカを召喚することができるようになったらしい。

 召喚魔法みたいだ。


 そして、改めてシフアさんをアイサイトで確認してみたところ、魔力とは別に心臓付近に白いもやもやが見えることが分かった。

 天使の実の能力を持っている者は、白いもやもやがあるのかもしれない。



 あれっ、そういえば、俺の配下に1人だけ、白いもやもやが見えたものがいたはず。









「アリアさんだ」


「はいっ、どうかしましたか??」


 隣で、一緒に昼ごはんを食べているアリアさん。


「アリアさん、天使の実、食べたことありませんか?」


「天使の実ですか?多分食べていないと思いま……」


「あるんですね。食べたこと」


「子供のころ、薄い黄色の果実を食べたことがありました。さっき、咲夜さんが言っていた形の」


「薄い黄色の果実食べた後、変化はありませんでしたか?」


「きつねさんが、助けてくれることが増えましたね」





お読みいただきありがとうございます。

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