第96話 レイアートさんの実家 ~レラの村~『かじつジュース店』
「こんばんはー」
ハゲチャビン校長騒動から数日後、ララ・レイアートさんの実家に顔を出した。
「アサヒア様、こんばんは、いかがなさいましたか?」
ララさんのお父さん、ロレン・フォン・レイアートさんがテーブルを拭いているところだった。
「ちょっと、お話があってきました。前回、貸した白金貨1枚(1000万円)なのですが、返済しなくて大丈夫ですという報告と、これ、お金です。お納めください」
マジックバッグから、
銅貨 『 10円』
大銅貨 『 100円』
銀貨 『 1000円』
大銀貨 『 10000円』
金貨 『 100000円』
大金貨 『 1000000円』
をいろいろと合わせた1億円分の入った革袋を取り出す。
大金貨だけで持ってきても困ると思ったからである。
この村はほとんど、自給自足していそうだ。
「えっ!?どうしてですか?こんな大金いただけませんよ」
びっくりしているロレンさん。
奥さんの、レイアートさんに似てお綺麗な、ルルアさんもびっくりした様子で俺を見ている。
「今回、チャビン銀行を潰させていただきました。その際に手に入ったお金です。ララさんと知り合っていなかったら、チャビン銀行について知るのが遅れたかもしれません、もしかしたら知ることなく生涯を終えたかもしれないです。他にも被害者が増えた可能性もあります。自分で言うのもなんですが、ララさんが私のところに来たのは当たりだったと思います。ですので、気にせず、もらってください」
「わっ、わかりました。大事に使わせてもらいます」
レイアートさんの実家、レラの村は、サドンの街とフォスンの街の間にある。
小さな村だ。宿屋も何もない。ただ、農業をするだけの村。
何か、購入できるものがあれば優先的に取り引きしたいのだが。
そんなにうまくいかないよな。
☆☆☆☆☆
レイアートさん領主の保有する村は2つ。
そして、特に使用していない領地もあるが、特に開墾する予定もないということだった。
200坪の土地をもらうことにした。
代金は追加で支払った。
夜な夜な、転移魔法の術式の改良を行い、成功させた。
誰にも相談せずに、こっそりとやり遂げた。
転移魔法の術式を書いた場所に、物を送るというものだ。
未だ、スイカ1玉くらいの大きさしか一度に送れないが、10秒単位で送れる。
微量の魔力を流し込めば、発動するため、俺がする必要もない。
アサヒ村からセカドの街のキュアートさんの自室への、物資の転移の実験も成功している。
これは、かなり便利だ。
今後、急遽、レイアートさん家で問題が起きた時に俺に要件を伝えることができる。
ポーションで解決することができるのであれば、ポーションもすぐに送ることができる。
早速俺は、購入した土地をならし、店を建てた。
『かじつジュース店』
レラの村は、サドンの街とフォスンの街の間にある。
商人などが通る道ということ。
「ほいっ、ほいっ」
と、果実を次々にミキサーに入れていく。
「おにぃちゃん、おいしいね」
転移魔法で綾瀬さんを連れてきた。
和菓子屋『まっちゃっちゃ』店の店長をお願いしている。
綾瀬さんの表裏の無い態度は俺の配下にも好印象である。
腹持ちが良いということで、お餅関連売れ行きも絶好調。
サキューナさんのお友達ですよカードのおかげで、変な輩も絡んでこないようだ。
ミキサーにいれた果実は、柊さんのところから、もらったミニスイカである。
ミニスイカと言っても、日本で3000円くらいで売られている大きさのスイカと同じくらいの大きさ。
柊さんの作る野菜や果物はなぜか、大きいし、味も高品質、収穫時期も早い。
スイカは、野菜と分類されている。栄養学上の分類では、瓜科の果実的野菜である。
漢字だと西瓜と読む。
江戸時代には、水瓜と書かれていたらしい。
英語では、『ウォーターメロン』
スイカの外観は、緑色。
丸い形が一般的であるが、楕円形のものも存在する。
特性のケースにいれ栽培すると四角いスイカを作ることも可能のようだ。
水分が多く90%はあると言われている。
スイカの果肉及び果汁を加熱濃縮して、西瓜糖と呼ばれる食品が作られる事がある。
ジャム状の食品で砂糖が入っていないが、スイカ自体の糖分によって甘味がある。
ジャムや甘味料の代や健康食品として用いられる事が多いようだ。
スイカは種ありが一般的だと思うが、種無しスイカも存在する。
スイカフローズン意外といける。
『1』スイカの種をとる
『2』上記のものを『ジップロック』に入れて凍らす
『3』上記のものを手でほぐしミキサーに入れる
『4』炭酸もミキサーに入れる
『5』グラスに入れてできあがり
至極簡単だ。
『ジップロック』は、藍川さんがショッピングモールで購入していた。
「そうですね。綾瀬さん」
「おにぃちゃん。私が、このお店を任せてもらうのは分かったんだけど、もしかして1人?」
あっ、やっぱり、そこ気づいちゃう?
目の前はレイアート家だから、盗賊やモンスターが現れてもよっぽどのことがない限り、安心なんだけど。
レイアート家両親とも、ララさんより強く、上位属性魔法の嵐魔法と氷魔法の持ち主。
今回の、フローズン関係も、氷についてお願いしようと思っている。
「えっと、誰か連れてきたい子いますか?」
和菓子屋『まっちゃっちゃ』店は、確か、人数的に余っていたよね。
「それじゃぁ、メアちゃんと、ラルシーちゃんをお兄ちゃんお願い」
「了解です」
お読みいただきありがとうございます。




