第91話 クルミラさん(鍛冶担当?)の話①
「クルミラさん。こうですか?」
現在、ご主人さまの治めるアサヒ村で、配下たちと一緒に鍛冶をしています。
私はアルミ関係や炭化ホウ素、炭化ジルコニウムは作れるようになりました。
ご主人様であるアサヒア準男爵様は、たくさん褒めてくれます。
おこさま体型の時には、身体を委ねてもらいよく抱きしめさせてもらえます。
自分よりも小さくてかわいいです。
アルミ関係や炭化ホウ素、炭化ジルコニウムについては、かなりご主人様の役に立っているようです。
市場にはいまだ出回らせたくないようで、ご主人様が直接買い取ってくれます。
その買い取り額が私へのおこづかいとは別でもらえます。
ひと月でかなりの額をご主人様からもらえています。
炭化ホウ素は、ホウ素と炭素からなる超硬素材。
戦車の装甲や防弾チョッキなどに使われているようです。
戦車の画像だけ見せてもらいましたが、硬くて強そうでした。
炭化ホウ素はダイヤモンドに次ぐ硬さを持つみたいで自分が作ったながらすごいなぁと感じています。
防弾チョッキやアルミで作った盾は、ご主人様の屋敷P1の地下1階に村人全員分保管されています。
ご主人様がいない間にモンスターの襲来や盗賊(山賊・海賊)が来た場合、に自身を守る手段として用意しているようです。
地下1階には、タンカホウソを使った南京錠でカギがかかっています。
シフアちゃんに、ピッキングをご主人様が試しにさせてみたところ僅か30秒で開けてしまいました。
シフアちゃんは、手先が器用です。
ご主人様は苦笑いしていました。
炭化ジルコニウムは、ジルコニウムの炭化物です。
灰色で、金属光沢があります。
高硬度で研磨剤や切削工具に用いられています。
高融点。高電気伝導度及び高耐熱衝撃性を有し、化学的に安定な材料です。
太陽光の近赤外線を効率良く熱エネルギーに変換するとともに遠赤外線を反射する特性もあるため,保 温性の高い防寒服(冬のために)にも利用しています。
現在は季節は夏ですが、ご主人様は先を見越しているようです。
『誰か、こたつ買ってないかなぁ?』とご主人様が呟いていました。
こたつとは何でしょうか?気になります。
現在、村にいる、男の子に鍛冶を教えています。
昼に、ご主人様から縮地法の指導を受けてから、私の下にやってきます。
村のみんなが楽になるような農具を作るのが男の子アラン君の夢みたいです。
「うん。もっと、火を強めてみようか」
「わかりました」
熱心にアラン君は鉄に向かって鍛冶をします(鉄を熱して叩いています)
私は、ふいごを操っています。
私がしっかりと鉄を抑えて、アラン君が大ハンマーでたたきます。
「よし、アラン君、バケツに鉄を入れて」
冷却用に準備しておいた水に鉄を入れるアラン君。
普通のバケツに水を入れておき、焼けた金属を素早く冷やすことができれば大丈夫です。
素早く冷やすことや、冷やし方などは、この際あまり関係がないと思います。
重要なのは、作業を終えたばかりの高熱の金属による事故を防ぐこと。
しかし、小さくて複雑な形状のものは、成型後に素早く冷やして固めることが大切です。
「うんっ、お疲れ様。順調にできているよ。明日も同じ時間に来てね」
防護用具を脱ぎ、アラン君に伝えます。
アラン君、頑張ってきているから、新しいエプロン準備してあげようかな。
溶けた金属や、燃えた石炭がエプロンに付着しており、溶けたり汚れたりしている。
☆☆☆☆☆
「クルミちゃん。買い物行かなーいです?」
シフアちゃんが、鍛冶場に顔を出しました。
「いいよ。ドラーファの街まで行くよね?」
「うんっです」
「じゃぁ、着替えてくるから、門の前で待ってて」
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