表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちの執事は魔王さま!  作者: ちぇしゃ猫
2/6

プロローグ

昔、神様に仕えていた天使は神様のある命令に背いたことで天から落とされた。

天使が堕ちたことから堕ちた天使たちのことは堕天使(だてんし)という。堕天使たちは心の怒りから白く美しかった羽は抜け落ち、黒く染まり、神に対する憎しみや怨みから牙な角が生えたという。

いつしか彼らは人々を惑わすようになった。そして人々は彼らのことをこう呼んだ。











ーーーーーーーー悪魔、と














大嵐がきたその日。

薄暗い部屋の真ん中にある大きなキングサイズのベッドの上で1人の女は弱々しく横たわっていた。その側で男が女の手を両手で包み込む。

「私の最後の願い、聞いてくれる...?」

女は男に願いを言う。そして男はそれを約束した。今から約17年ほど前のことだった。ベッドの(かたわ)らで白と黒のオーラを身にまとった小さな赤ん坊がすやすやと寝息をたてていた。

「お願い、ね。」

一筋の涙が女の頬を濡らすのと同時に外で大きな雷が鳴った。そしてまた、白く細い腕が力なく落ちていった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ