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虹〜君を忘れる旅〜
いつもそうだ。
拗ねると君は。
僕の大事な物を隠すだろ。
でも、その場所は決まって同じだから。
今日は先に行って待ってみるよ。
季節達が、夕日を連れてきて。
影が僕を見つけて延びる・・・。
すると君は、びっくりした顔で、僕を見つめては。
急に口を尖らせて、プイッと外を見るんだ。
「ごめんな。」
と言うと。
「じゃあ、こっちに来てよ。」 と。
「ねぇ。 ほら、見て見て。 影が重なった・・・。」
雨の日・・・
僕と君の傘がぶつかって、真っ直ぐ歩けない。
そんな僕を見て、君は笑っているんだ。
だから、僕もやって見せてあげるんだ。
君と同じように、口を尖らす・・・。
優しく笑う君が。
この時間が、空間が。
泣きたくなるくらい、1番大事なものだよ。
わざと口を尖らせてる、僕に「ごめんね。」の。
返事を待たずに、優しくキスしたんだ。




