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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

おっさん徒然

作者: 和倉

突然ですが。

俺は今、痴漢に遭っています。


俺は一人称が「俺」なツンデレ系美少女なわけでも

ホモに狙われるような美少年でもなく。

ましてやマッチョなわけでもない。

ただの34歳のおっさんです。


ケツを触られる理由が分からない。


が、なぜか15分くらい前から後ろの人物は

俺の尻をやわやわと揉んでいます。


振り返ろうかとも思ったけど

最近の若者はナイフやらカッターやらと

いろいろ危なっかしいのでやめた。


なんで若者特定なのかって?


そりゃあおっさんがおっさんにケツ揉まれてるって

思いたくないからだよ。


まあ、正直言うと足元から

地元高校のスクールバッグが見えたんだ。


次男の雪が行ってる高校のスクールバッグだから

すぐに分かった。


雪は優しいがおつむが弱いから

地元のあまりガラの良くない高校に

通っている。


そしてその高校は男子校。


決まりだ!

犯人は雪の通う高校の生徒だ。

男子校でオトコに目覚めた若者が

混雑した電車の中でムラムラし、

俺のようなおっさんの尻を揉んでしまったんだ。


ではおっさんの尻を揉むくらい

許してやってもいいんじゃないだろうか?


男子校に通い、さぞ毎日ムラムラして

仕方ないのだろう。


俺は若者の愛撫を甘んじて受けよう!


「若者よ…さあ心行くままに揉め!」


俺は若者にだけ聞こえる声で言った。


すると若者は一瞬だけ手を止め、

またやわやわと尻を揉みしだく。


電車内ということもあり、

羞恥で顔が熱くなる。

壁に頭をもたれ、少し尻を突き出した。


「…っ!?」


ケツ穴に指が掠める。

肩をふるわせると若者が後ろから

肩を抱く。


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