表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

第0章 神は死んだ。

プロローグ

 ──銀河の果ての、蒼い星にて。ここでは古来より人々は神を崇め奉り、神は天使をもって祝福と安寧を与えていました。


 星神ティシュトリヤは地上を照らし恵みを与え、地上は5柱の天使が治めていた。そして、人々はそれを享受し、彼ら神々に返礼していたのです。

 

 しかしながら、この平穏も永遠には続きません。


 人々は、得てして貪欲です。自らの科学技術を推し進める内に彼らは、この関係は抑圧であると考えるようになりました。祝福が、得られるはずもないのでしょうに。


 彼らは武器を持ち、天使の翼を折り、神に向けて弓を引きました。進みすぎた技術力は人々の、神への求心力を喪わせるのには充分だったのです。


 「何者もを照らせぬ星で、我は存在できようか?」


 射落とされた星神は、羽のない5柱の天使を抱えて蒼星を去ります。やがてかの蒼い星は、己が持った貪欲に飲まれ、終には滅亡の一途を辿ることとなるのです。


 星神たちは己が存在証明の為に"求心"を探しました。

 白い尾を引くほうき星となりて、新たなる楽園へ旅立つのです──


 

お読みいただきありがとうございます。

第0章、プロローグです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ