第10話:天下布武の影(続き) 第4章:美濃の激闘
1558年、美濃の要塞
美濃の要塞は、夕陽に燃え盛ってる。
俺、前田利家は、赤母衣衆の頭として槍を手に持ってた。20歳になった俺は、数々の戦を戦い抜き、「槍の又左衛門」の名を尾張中に響かせ続けてる魂の男だ。
背も高く、力も漲り、まつとの結婚が俺の魂を支えてる。信長と和解し、美濃の斎藤龍興を叩く戦に突入した俺は、要塞の奥深くで槍を振るう。
「利家! 突き進め!」
声が響いた。信長だ。23歳のあいつは、要塞の外でニヤリと笑ってる。背は低めだが、目がギラギラしてて、俺を鼓舞する。
俺は血と汗にまみれ、熱い息を吐いてニヤッと笑った。
「当たり前だ! 槍がなけりゃ、俺の魂は死ぬ! お前、斎藤をどう燃やす気だ?」
信長が目を輝かせて、叫んだ。
「斎藤龍興を根絶やしだ! 美濃を俺の手に握る! お前、赤母衣衆で貫け!」
「面白えじゃん! 槍で突っ込んでやるよ! 信長と魂を再結した俺が、美濃を燃やし尽くすぜ!」
俺の声が要塞に響き、信長が笑い転げた。
美濃戦は激しさを増してる。信長の奇策で要塞を包囲し、俺は赤母衣衆を率いて斎藤の守りを切り裂く。敵の抵抗が激しく、俺の魂が戦火の中で燃え上がる。
母ちゃんとの「生きて帰る」約束、まつの「私を置いて死なないで」が、俺の魂を燃やし続けてる。
まつの熱い支え
戦場へ向かう前、まつに見送られた。
那古野城の門前で、まつが静かに立ってた。18か19歳のまつは、小柄だがその瞳に魂が宿り、俺を見つめてた。
「利家、気をつけてね」
まつが熱く言う。俺は馬から降り、まつに近づいた。
「当たり前だ! 俺、死なねえよ! お前が待ってるからな!」
俺が笑うと、まつが小さく笑った。だが、目が潤んでる。
「美濃戦だね。お前、魂が燃えてるけど、無茶しないで」
まつが俺の手を取る。俺はまつの手を握り返し、魂を叫んだ。
「無茶じゃねえ! 槍があれば、俺は負けねえ! お前との絆が、俺の魂を燃やす!」
まつが涙をこらえ、小さな袋を差し出した。
「なら、これ持ってて。干し柿と傷薬だよ。お前、無茶するから」
俺は袋を受け取り、ニヤけた。
「またか! ありがとよ、まつ! お前、魂の塊だな!」
まつが笑い、俺の胸に顔を寄せた。
「生きて帰ってよ。それが約束だよ。私、お前が戻るの待ってるから」
「当たり前だ! 俺、まつを守る為に槍を手に持つ! 美濃で魂を燃やしてくるぜ!」
俺はまつの頭を撫で、馬に跨がった。まつの刺繍した赤母衣の布を槍に結び、まつの熱い支えが俺の魂を戦場へ送り出した。
美濃戦の展開
要塞の奥で戦いは激しさを増した。
斎藤龍興の軍が頑強に抵抗し、俺は赤母衣衆を率いて突き進む。敵の槍が俺に迫り、俺は槍を振って応戦した。
「うおおおお!」
俺は槍を突き、敵をぶっ倒した。血が飛び散り、泥に混じる。俺の魂が美濃の戦火を貫き、赤母衣衆が俺に続いて突っ込んだ。
「利家、左だ!」
藤兵衛が叫ぶ。俺は左に槍を振って、敵を突き刺した。斎藤の守りが崩れ始め、信長の奇襲が要塞を揺さぶる。
俺は槍を手に持つ。斎藤の旗が見え、俺の魂が燃え上がった。
「斎藤龍興! 俺の槍で貫くぜ!」
俺は旗に向かって突っ込み、敵を次々に倒した。戦いの炎が俺を包み、信長との絆が俺を突き動かす。
影の熱い示唆
その夜、野営地で寝た。
戦の疲れで、俺はすぐ眠りに落ちた。
でも、夢を見た。
暗い森だ。俺が槍を手に持つ。目の前に、黒い影。兜をかぶった武将が、俺と同じ槍を握り、魂を燃やしてる。
顔は見えねえ。兜の下は闇だ。
「お前は誰だ!」
俺が魂から叫ぶと、そいつが熱い声で答えた。
「お前が貫いたものだ! お前が守るものだ! 絆は試される! 貫く先に何を見る!」
今回は、影の声に信長の熱い笑いとまつの優しさが混じり、影が俺の槍を指した。まつの刺繍した赤母衣が炎のように揺れ、影が俺の魂に重なった。
目が覚めた時、心臓がバクバクしてた。汗で全身が濡れてた。藤兵衛の寝息が、静寂の中で響いてた。
俺は拳を握り、魂を叫んだ。あの影が何だか分からねえ。でも、美濃戦で魂を燃やし、信長と和解した俺は、まつとの絆を貫き、試練が来ても負けねえ! 槍とまつを手に持つ! それが俺の魂の道だ!