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わたしの最期

作者: N

「あーもう死にたいなぁ。」けど、リスカは怖いし、ODでもしようかな?確かこの辺にあった飲むのめんどくさくて放置してた薬。合わせて、150粒ぐらいかな。これだけあれば死ねるかな?けど、後遺症とか怖いし試すのだったら、確実に死ねるって確信してからがいい。

「わたしがあなたを殺してあげましょうか?」

「誰!!」いつの間に入ってきたの?この部屋は締め切ってるはずなのに。

「初めましてこんばんはわたしは、、、そうですね。悪魔、とでも名乗っておきましょうか。」

「そう、でその悪魔さんがなんで私のところに?」

【悪魔さん】名前を明かす気はないか。悪魔ねぇ。羽、角、どこからともなく入ってきたことも考えると、信じてもいいのかな?今のところ不審者だけど。

「先ほど言ったでしょう。わたしがあなたを殺してあげます」

「なぜ?私じゃなくてもいいでしょう。何が目的?」本物だとしても死のうとしてる人なんていくらでもいるのに。

「たまたま近くにいたのがあなただったので。目的ですか。それは、あなたの魂をいただきたいのです。」

「私にメリットは?それにそんなに欲しいのなら奪えばいいじゃない。」悪魔といえば無慈悲で強欲なイメージなのに。

「“人に一方的に危害を加えるのは悪い事”ですよ。わたしならあなたを苦痛なく一瞬にして殺して差し上げれます。どうでしょう?」

「あなたは私の魂が欲しいと言った。あなたにあげたらどうなるの?何に使うの?」メリットだけ表示してデメリットは言わないか、信用できない。

「わたしは人の魂を食べて生きています。大丈夫です。そんなに影響はありません。ちょっと輪廻の輪から外れて永遠に消滅するだけです。」

「思ったより被害が大きかった!悪いけどわたしあは死にたいってわけじゃないし遠慮しとくよ」もうそんなの救いがないじゃないか。絶対にいやだ。

「なぜですか!あなたは言っていました“死にたい”ってそれなのになぜ!!」

「私のは死にたいっていうよりかは生きていたくないっていうのが正しくて、「死にたい」なんてもうただの口癖みたいなものなんだよ。」そうなんだよ。決して死にたくないってわけではないんだけどね。

「生きていたくないのでしょう。ほらわたしの手を取って下さい。もうその人生を終わらせられますから。」

「いやだ。生きていたくはないけど、楽しいことが全くないわけじゃない。案外私はこの生活を気に入ってるんだ。強制的に魂を奪うことはできないのでしょう。私は絶対にあなたの手を取らない。帰って」さっさと帰ってよ。そんなのこっちにいいことないし飲むわけないだろ。

「ふざけるなよ、このアマ‼︎この俺様がわざわざ時間を割いてやったというのに断るだと!」

急に起こり出してどうしたんだろう?

「はぁ、しつこいなぁ。そうだよ嫌だ。断るんだよ。」まだ食い下がってくるのか。

「チッ、無駄足だったか。くそっ、もう長いこと人間の魂を得られていない。」

よかった殺されるかと思った。何事もなく帰って行ったな。けど、いいこと聞いたな。“輪廻の輪”存在するんだ。死後の不安も無くなったことだし、自殺しようっと。楽しいこともいっぱいあった、けど次はもっと良くなることを願って。バイバイまた来世

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