エピソード4 地獄への案内人
地獄とは複数の霊界(死後の世界) のうち、悪行を為した者の霊魂が死後に送られ罰を受けるとされる世界。厳しい責め苦を受けるとされる。素朴な世界観では地面のはるか下に位置することが多い。
「地獄へようこそ!少年!」
手を大きく広げ、俺に言った。
すると鬼は、 手を下げ話し始めた。
「そういえば、名前がまだだったな、おれの名前は炎
気軽にえっちゃんとでもよんでくれ!」
どう見てもその姿からは想像できない可愛い名前だった。
しかし、ここで呼ばなきゃ何されるか分からないここは素直に従っておくのが正解だろ。
「えっちゃんさんですね。よろしくお願いします…」
顔を見ると炎はとてもニコニコしていた。
「そういえば、君の名前はなんて言うんだ?」と、顔を覗くように屈んで聞いてきた。ここで、何も言わずにノーコメントで通すのは不可能だろう。しかし、なにわ言えば正解なのか分からない。昔の子と出来事がフラッシュバックしてくる。と考えている間にそれに気づいたのか炎はあだ名でもいいと言った。
「あだ名でもいいなら、、、じゃあ、六って呼んでくれ、、だめか?」
というと炎はダメじゃないといいながらニコニコしていた。
そんな話をしているとあっという間に時間が過ぎていた。すると、奥から人がこちらに向かって走ってくる。それはもうものすごい勢いで、、
「えっちゃーーーーーーーーーんーー!!!」
といいながら勢いよく炎に飛びついてきた。
炎は慣れているのかビクともしない。俺だったら多分骨が折れてる。と思いつつ、炎にその子のことを聞いた。
「この子か?この子は花子だ。昔はトイレで一躍有名人だった。ものすっごい子なんだぞ!」そう言うと、ほめられたのが嬉しかったのか、とてもご満悦な顔をしていた。花子の目を見ていると炎から降りてこちらに来た。
「貴様、何者だ。こちら側のやつでは無いだろ。妾には分かるのだ」と言いながら自信満々に行ってきたが小さくて迫力が炎にまけてしまった。どうにか自分を強く見せたいのか花子は背伸びをしていた。
まあ、背伸びしても届かないのだが、、、
心の中で可愛いなと思っていると炎は話を続けた。
「いつの間にか迷い込んでいたらしい。何処から来たのかも分からないしどう対処すればいいか分からないんだよ」と花子はここまでなにがかったのか炎に聞いた。
「よし!わかった!妾に任せろ!何とかしてやろうでは無いか!!」と強気ででた。さっきの話を真面目に聞いていたのか些か不安だか、まあ、見守ることにした。




