プロローグ 謎の女
『はぁ、だりぃ、、、』
そういって、ため息をついている少年は今回この話の主人公だ。
主人公に似つかわしくない気だるさを放っていた。
職も家も友達もいない。そんな少年は現在公園のベンチで寝そべって鳥も囀り朝が明けようとしていた頃のことだ。道路の方から大きな声が聞こえた。
それは、助けを呼ぶ声だった。
「助けて!!!だれか!!!!!」
大きな声に驚いて起き上がるとそこには何も見えないはずなのにそこだけが歪んでいるように見えた。歪んだところが女の子を捕まえようとしているかのようだ。
巻き込まれてたくないのでベンチの後ろで隠れていると助けろよっとベンチを持ち上げられた。公園のベンチは固定されていてか力のある筋肉ムキムキマンでも持ち上げることが不可能に近いものを容易く持ち上げた。
空いた口が塞がらない間に女の子が我に帰ったのか、ベンチを下ろして雰囲気を変えていった。
『怖かった♡』と何を言っているんだこいつはと顔を見え呆然としているとさっきの歪みは消えていた。聞こうか悩んだがめんどうごとには関わりたくなかったので足早に逃げようとすると腕を掴まれ待てよと言われて振り解きたくても力が強くて振り払われなかった。
『貴方、学校は?まだ若いよね?』と言われた途端、補導かと思い、軽くいつも通りにあしらった。そして、大きな声でいった。
『俺は!!成人している!!』
見た目的に見えないのはわかる。タバコを吸っている時も警察の人につかまって疑われるくらいには、だから俺はこの顔が嫌いだ。
大声で言ったせいか女の子はぽかんとした顔ていた。そして、いきなり笑顔になって見えないな!!と言われた。正直腹が立ったがまあいい、早くここから立ち去りたいと思った瞬間、女の子の顔が真顔になった。そして、周りの空気もたちまち変わった。その雰囲気が不気味すぎて、俺は逃げるしか選択はなかった。




