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集団散歩(6)

15時、それぞれで時間を過ごした後

俺たちは目的地に集合した


「よし、じゃ次は何処に行く?」

と繁治

「とりあえずお参りでもしに行くか?」

孝輔が言った


「お参りならさっき済ませたわ」と

三沙が、

「私たちはまだ」と

友枝が

「じゃ、もう一回行く?」と

孝輔が言い、一同神社へ向かうことになった。


最初に女性陣、男性陣と順番に参拝した。

中でも、

「さんと…繁治さんと」と

梨江子が繁治の名を微かに口に出しながらお参りを。

それぞれ静かに参拝をする中、

春雄は

「…さんと……梨江子さんと…」

と梨江子の名を微かに口に出しながら

お参りをした。


皆、気づいていながら静かに見守るなか

僕らは参拝を済ましたのであった。


それから、前もって孝輔が予約した料亭にて

僕らは夕食にすることになった。

相変わらずいじけた春雄とひたすら徳利とにらめっこを交わす梨江子の姿があった。


俺たちはというと

「こないだなんか上司がね」と三沙が、

「職場の上司がうるさいから俺が接待でね」と孝輔、繁治そして、僕と皆して必死に場を盛り上げお酒を交わしていた。


そんな中、

「熱燗もう一本」

酒を一人ペースよく牛飲する梨江子

見かねた友枝が割って入る

「ちょっと梨江子、呑み過ぎよ。その辺にしときなさい!」

「全然、呑んでないわよ」

と梨江子

続けて三沙も

「嘘おっしゃい。あんたいつも、ほとんど手つけないじゃない!」

「そうよ、二日酔いになっちゃうよ」

と青葉も。

女性陣の制止を振り切り、更に呑みきる梨江子。


そして、春雄が切り出した

「俺、この中で一番酒強いんですよ!!」

全員、春雄の方に視線をやった。

急に何、言い出すんだこいつ。

俺、孝輔、シゲも同じことを思った。

だって並の上ぐらいしか酒強くないし。

更に春雄は切り出す

「梨江子さん!ここは一つ勝負しましょう!!」

「あぁ?アタシに勝てるとでも思ってんのか!?」

その場の人間全員ポカンと見つめた。

そこにいたのはいつもの梨江子ではない別の人間だった。

完全に出来上がってしまった。

三沙と友枝が慌てて止めに入る

「あんた、やめなさい!!もう飲んじゃダメ!!」

「とりあえず水飲みなさい!」

春雄は

「梨江子さん、行きますよ!」

ビール瓶をらっぱ飲みし始め、挑発を始め出すが、シゲが一番に制止に入った。

「馬鹿野郎、急に元気になるな!」と

後ろから拘束した。

4人の中で一番、力が強く羽交い締めに入る、更に孝輔がアシストに入り、ビール瓶を取り上げる。

俺はシゲに従い、足を押さえ持ち上げる。

そして、店の外に出す。

見事な連携プレーである

梨江子も同様、友枝、三沙、青葉に押さえられながら、店を後にする。

その最中に会計を済ませ、店内の従業員、他のお客さんに詫びを入れる孝輔。

ヒヤヒヤした。

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