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起きてもやっぱり柴犬でした

おはようございます。

皆藤 凜です。

目が覚めてもやっぱり柴犬のままでした…まる


昨日はあのままクロムさんのお膝の上で寝てしまったみたい。

申し訳なさでいっぱいですよ。


「くはぁっ」とあくびをしてたら爽やかな美形スマイルで

「おはようございます。よく眠れたようで良かったです。」

と優しくなでなでされて、びびりましたね。

あくびしてたあごが外れるかと思ったよ。

キラキラな人は朝からキラキラなんだなと改めて思い知った瞬間でもある。

早朝キラキラは目に毒。危険。


「何かお召し上げりになりますか?昨日から何もお口にされておりませんから軽いものでもいかがですか?」


ん?ごはん?

食べる食べるーなんせ空腹のまま事故ったからね…。

実はお腹グーグー絶賛鳴り中。

本来なら人間じゃなくなってショックで何も喉を通らないとかになるかと思ったけど

何故か食欲だけは衰えない

我ながら恐ろしいわぁ。


子犬でも食べやすいように細かく裂いてくれたくれた

鳥のささみみたいなやつと野菜を優しく煮込んだらしきものと

ほんのりと温めてくれたミルクを勢いよく食べた。

ほどんど味付け無しだったけど、美味しく食べれた。

やっぱり人間じゃなくなったんだなぁと悲しくもなった。


嬉しそうに食べてた私が急にしょんぼりしたから

クロムさんが心配そうに


「どうしました?お口にあいませんでしたか?」


と尋ねてきたけど、私はそんなことないよとしっぱをパタパタするだけで

精一杯だった。







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