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キラキラ集団リーダー 成瀬視点

『知ってるー?庶務課の皆藤さん事故にあったらしいよー』


暑い夏の夜、仲間のLINEグループからまるで軽い世間話みたいに

連絡が入った。


皆藤が?事故??


『病院どこ?容態は?つか無事なんだよな?大丈夫なんだよな?』


俺は焦って続けざま質問した。


『えー知らないよぉってか成瀬なに焦ってんの?』


LINEでは埒があかない。

俺はそのまま皆藤の直属の上司に電話で皆藤の様子を聞き

行っても面会は無理だと止められたが、病院へ直行した。


意識不明の重体


その言葉が俺の心に突き刺さる

どうか、どうか助かってくれ

俺はまだ君に伝えたいことがあるんだ



庶務課の地味な子


それが俺たち同期の皆藤への共通の認識だった。

コピー機壊れたとか会議の資料まとめてとか

そんな地味な仕事を頼むとニコニコしながら

一生懸命、受けてくれる子だった。


ありがとうとお礼をいうとちょっとびっくりして

困った顔をしながら、こちらこそありがとうございます。

と丁寧に答えてくれる子だった。


その困ったような笑顔をいつも見ていたい。

そう思うようになったのはいつの日だったろう。


まわりの華やかな女の子たちとは違う

控えめな子

こっちが追いかけると逃げ出してしまうような

小動物系の女の子

可愛いと思った

俺一人だけのものにしたいと思った


だから怖がらせないように

皆で遊ぼうと誘いをかけた

きっと俺一人で誘うと逃げちゃうから


なのに…


俺から逃げてもいいよ

でも、この世界からお願いだから逃げ出さないで


まだ、伝えてないんだ


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