ボコボコ
暫く待っていると部屋にまだ見たことのない人が入ってきた。
「よう来てくれた!!まぁタバコもなんでも寛いでくれ!俺の名前は佐渡川風雅や!」
「私の名前は**** ***です」
「なんや?聞き取らへん名前やな!!」
「取り敢えずニートでいいですよ」
「おうわかった!!」
「では本題に入りますか」
「おう!」
そして細かく内容を話していく。
「ってー事はなんや?あんたらはその新興団体かなんかに目を着けられて逃げて自衛隊に拾われたってことか?」
まぁあながち間違いじゃないからそれでいいだろう
「そうですね....そして、此のへんの勢力図と地図のマッピングとか、避難民の保護もとい、不穏分子の排除をしていこうとおもって此方に来ました」
そう言うと佐渡川さんの眉毛がピクッと動いた。
「おう!俺らはその不穏分子に入っとるんか?」
「いや、現状では、中立ですね。前回一悶着に会いましたが、それは水に流した場合での話です」
「そうか~....まぁ俺らもその新興団体と一回会ってその話蹴ったしな」
そう言いながら佐渡川さんがタバコを手に持つと後ろに立ってた若い衆が火を着けた。
真似してタバコを手に持つと竜崎さんに火を着けてもらったが顔は笑っているが目が笑っていない。
ふざけるのは止めにしよう。
「そこで、自衛隊の基地に避難とかお考えは?」
「そうやなぁ俺もオジキの話聞かな分からんし、何より人が多すぎてそこまでたどり着けんやろな」
そう言いながら紫煙を吐く。
「そうですか....」
そう言いながら負けじと輪っかを作る。
「あと、新興団体の活動場所とか分かりますか?」
「位置を知ってどうするんや?」
「いや、襲われっぱなしも癪なんで遺憾の意を伝えようと」
「おい!そこにおるお前!!地図もってこい!」
そう言いうと若い衆が走ってマ◯プルを取ってきた。
「えーっとな俺が聞いてる限り....」
そう言いながら地図に◯をつけていく
タバコを吸いながら暫く待つと完成したようで、名前を呼ばれた。
「ニート!!ニートさんきいてるかぁ?」
ボーっとしすぎてたようだ。
「は、はい!!聞いてますよ!!」
「寝とったらアカンで!....とりあえず分かるとこはこの丸つけてる所の当たりで結構目撃してるみたいや!」
そう言われ地図を見るとところどころに丸が書いてあった。
「まぁその辺うろうろしてたら本拠地も見えてくるやろ」
見たところ北と南に綺麗に丸が着いてあるのでその中心点当たりに居るだろう。
車が通れる道も考えると.....
「有難うございます!!また後日お礼をします!!」
「おう!良えの待ってるで!!」
「では急いでいる身なのでこれでお暇させてもらいます!」
「おう!きいつけや!!」
「はい!!では、おおきに」
そう言って席を立つ
車まで帰ってくると厳つい兄ちゃんが6人位立って待っていた。
「俺も連れてってくれへんか?」
そう言いながらナイフをチラチラ見せてくる。
見たところ背伸びをしていて20歳以降くらいに見えるが、16~18歳くらいの子供だ。
「俺もごっつ強いで!!高校とか番はってるし!!」
いやいや
「は、はぁ...」
「中学の時とか俺ムカつく奴を半ご....」
竜崎さんと向井さんがこそっと先に車に乗る。
運転席が開いているってことは俺が運転か....
無視をして運転席に乗ろうとすると側頭部を殴られる。
「話聞いとんか!!あんまり俺を切れさせるなよ!!」
そう言いながら転けた自分にに追撃を入れるように蹴りを入れてくる。
「グフ!!」
「そこにいるおっちゃんどう思う?こんな弱いやつより俺達仲間に入れたほうがいいんちゃう?」
竜崎さんが無視をする。
暫く殴られたり蹴られたりしていると建物から人がわらわら出てきた。
「お前等何やっとんじゃ!!!」
そう言われ殴ってきていた人達がザワッと俺から離れる。
今思取ったけどこいつら沸点低すぎねぇか?いや、俺自身かなり低いが....
倒れながらさっきの青年達に怒っている人を見ると俺が体を縫った人だ。
「お前等!!殺されてぇか!!!すんません!!ヒポクリトの皆さん!!」
そう言いながら青年をボコボコに殴っていく。
一緒になってそいつらを殴りたいが、これで貸し借り無しになったら良いんじゃね?とか内心考える。
「あー!!体痛い!!!あー!!骨折れたんじゃね!?」
そう言いながら立ち上がる
「これはアカン!!体動かんわ!!こんなんで銃なんか撃っても当たらんわ!!」
そう言いながら竜崎さん達を見ると肩が震えている。
「協定もなんも組んでへんから、どうなるやろこれ?なんか慰謝料とか請求できる?」
そう言うと竜崎さんが出てきた。
「ここまでうちの大将ボコボコにしたら、あきまへんな!!」
「せやろ?まぁ此処で俺を殺しても結局は、此処の街の風通しが良くなるだけで何かしらの慰謝料とか請求したいんやけど、どないしょ」
「それ、脅し文句になってるからそれはアカン」
「そないか?でもこれはあきまへんで!!俺の腹の虫が収まらん!!」
「そんなん言うてもなぁ」
そう言いながら暴力団の人達を見ると土下座をしたが一円の足しにもならない
「そんなんされても俺らの腹の虫も収まらないから俺を一番殴ってたやつを貰える?」
そう言いながらナイフを取り出す。
「背中か前の生皮剥くからこっち来てや!それでお互い何にもなしでいいんちゃう?多分死ねへんからええやん」
「それは止めてくれ!!こいつらもまだ何したか分かってへんのや!!」
「いや、それを分からせなアカンやろ」
「そんなん言う「連れてこさせろ!!!」
そう言うと竜崎さんが一人髪を掴んでさっき一番喚いていたやつを連れて来た。
「すんません!!やめて下さい!!さっきは本当n!!!!」
しゃべっている途中で顎を蹴り上げた多分舌を噛んだんだろう血が出てきている。
「ええやん!墨掘るのと一緒でそんなもんやって」
そう言いながらジップタイで両手両足を縛る。
「ほんしょしゅんましぇん」
「ええよ俺もこれ終わったら許したるから」
そう言いながら服をナイフで破く。
なんか変態的な行為をしている気分になってきた。
服を破り終えて秒読みをする。
「3!」
「しゅんません!!だりぇか!!」
「2!」
ザク!!!!
「ゴヒュ!!!!」
その声と共に一気に生皮を剥がされている青年が倒れた。
2のカウントで背中をちょっと刃を当てて横になが~く引いただけで気絶をするとは....まぁ俺なら失禁脱糞で気絶だな。
「よし!!これで俺は優しいからこれだけで痛み分け!」
そう言いながらジップタイを切ってそいつを投げ飛ばす。
「あれ?本当にすると思ったのになぁ」
「いやいや、いくらなんでも子供に拷問まがいの処刑なんてやらりませんよ まぁ次はありませんけど」
そう言いながら竜崎さんにつっこみをいれる
ポケットから軟膏をだして投げる
「それを塗ったら膿んだりしないと思うんで....じゃあ俺達はこれで」
そう言いながら車に乗り込み発進する。
運転を交代してもらい助士席でもがく。
「いっでえよ糞!!!」
「ニートさんボコボコでしたもんね」
「もう二度と行くか!!ちょっとは物資の融通を通そうかと思ったが、もう通さん!!」
竜崎さんが笑いながら殴られた所を指差す
「頭にたんこぶできてるぞ」
「うるせぇ!!あー糞!!痛すぎる!!戻って生皮本当に剥いだろか!!」
「まぁ俺達が手を出したらそれこそその場での抗争に発展していたかもな」
「アダダダダ!!!....殴られてるのを見せるのが一番ですからね」
「まぁぶっ殺しても多分話は通ったんじゃねぇか?」
「まだこれからも立ち寄ることが有るかもしれませんので、殺したりするのは辞めておいて正解でしたね」
そう言いながら車は地図の丸ポイントに向かっていった。
あけましておめでとうございます!!
今年もよろしくお願いします!!!
1月1日から親戚の揉め事に巻き込まれ色々大変な事がありましたが私は元気です!!
誤字脱字&感想などものすっごく募集しています!!!
ではでは