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コンパウンドボウ

そして部屋をウロウロし始めた。


結構荒らされているようで、ベストとかは無くなっているが、細々したものは結構残っている。


鹿番長のガスボンベを一箱と鹿番長のアルミテーブル一脚を貰う。


前々からアルミテーブルが欲しくてたまらなかったが、他のもので代用とかしていたので、買わなかった一つだ。


他にもランタンや、着火剤、鹿番長のクッカーセットを3セットを貰っていく。

他にも欲しいものは、色々あったが、嵩張るのでやめておこう。


タバコを吸いながら向井さんの所に見に行ってみる。

どうやらクロスボウとかのコーナーに居るようで、色々見ているようだ。


「なにか良いのがありましたか?」

「このコンパウンドボウがほしいんですが....」

そう言いながら南京錠を見せる。

「....」

「....」

「切ります?」

「切ってくれるのですか!?」

「え?俺が?」

「え?」

「....」

「わかった....道具渡すから」

そう言いながらワイヤーソウを渡す。

「切れたら竜崎さんの所に来てくださいね」

そう言い後にした。


竜崎さんの所に行くと外を見ながら脱出出来る所を探しているようだ。

「下がアスファルトだから飛び降りづらいなぁ」

「一応僕達も人なんで、痛くないのでお願いします」

「たまにお前が結構動けるやつに思って仕方がないよ」

「例えばですよ」

「ん?」

「例えば窓の縁から屋上に上がるとかは?」

「屋上に上がってどうするよ?」

「ですよね....じゃあ全部殺すとかは?」

「下を見たら分かるだろぉ?何体ゾンビが集まっているか数えれるかぁ?」

「大体30体位ですかね?」

「30も倒すだけの弾薬と体力があるのか?」

そう言われ黙る。

「しかも店内に入らないだけで中の奴を入れるとかなりの数になるぞ?」

「竜崎さんならどうします?」

「一か八か飛び降りてゾンビの間をすり抜け車まで行く」

「不可能だ!!」

「だろうなぁww」

「重い物とロープを結んでそれで一体ずつ処理するのは?」

「お前マジで言ってるのか?」

「体力切れになりそうですね」

「コンパウンドボウに紐をくっつけて向こう岸に飛ばすのは?」

「矢折れるわww」

「ん~....」

そう思いながら有ることに気づく。

「ボウガンとか弓を使うのは....?」

それを言うと竜崎さんもオっという顔で向井さんを見る。

いつの間にか来たようだ、向井さんが真剣な顔で言う。

「弓の数と矢の数も潤沢に有るので多分殺しきる事ができると思います」

「それはいいですね....」

そう言うと向井さんが頷く。

「取り敢えず練習してみましょう」

そう言い向井さんが持って来たコンパウンドボウは、ManKung社製の75ポンドコンパウンドボウだ。


矢を手に取りコンパウンドボウに番え引く。

ギリギリ音を立て、引き絞って放つ。

ブンッ!と小さい音を立て、矢が放たれ、ゾンビに当たるとズブっと音がしそうな勢いで頭に当たり倒れる。


思っていた以上に番えるのが早くて驚く。


「よし!俺も選んでくる!」

そう言い竜崎さんが走って行った。

「自分も行きます!」

自分も着いて行く。





暫く選んであれでもないこれでもないとしていると竜崎さんが弓を持って来た。

「俺はコイツを使うぜぇ」

そう言い見せてきたのは、向井さんと同じのを選んだ。


自分もそれにしようと思い、弓を引かせてもらったが、そこそこ重い。

とてもじゃないが、これを何度も何度も引いていたら筋肉痛になる!

そう思い、60ポンドの弓を選んだ。


さっきと比べてかなり楽に引けるが、此の威力で本当にゾンビは死ぬのだろうか?

まぁけっして軽くは無いが、まだ楽だ。


アームガードと矢を持って向井さんのところに行く。

矢の種類は、アルミ製だ。

まぁ重いから選んだわけだ。


あった照準器も付け窓から体をだして弓を引く。

ギリギリ音立て、弓を引き放つとシュパッという音と共にゾンビに向かって飛んで行く。


スカッ!

スカッ!

スカッ!


「ちくしょー!!!!!」

でかい声を出したせいか、ゾンビが少し増えた。


落ち着いて、放つと足に当たったようで、右足と左足が縫い付けられてゾンビが倒れた。


だが凄く気持ちいい!!何だろう?この気持は.....


もう一度放つと胴体に命中するが、殺しきれていないようで、なかなか死なない。


しかし、結構狙いを着けるのが簡単で、次からは、頭を狙うと割りと頭によく当たる。


それを繰り返すとゾンビがかなり減ったようで、だんだん楽になってきた。


「こんなもんで良いだろぉ...次はどうやって降りるかだが...」

そう言いながら、ロープを持ってくる。

「向井は体系的に大丈夫そうだが、ニートは、クライミングとか出来るか?」

そう言われ首を振る。

高所恐怖症とかではないのだが、多分落ちる。


「まぁ取りあえずこれを付けてくれ」

そう言って渡してきたのはクライミング用のハーネスだ。

ロープの後ろを建物の突起に結んで滑車の原理でテンションを掛ける。


じゃあニートお前が先に降りて車を持って来てくれ。

はぁ!?

「え?自分一人でダッシュですか?」

「俺や向井が先に降りるとお前はどうやって降りるんだ?」

そう言われ黙る。

「解りました...落とさないでくださいね」

そう言い手すりに手を掛けた。




短いし、若干時間が開いたので、話が繋がっていないところがあるかもしれません。

その時は教えてくれたら嬉しいです。

では感想の方をお待ちしております!!

ではでは

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