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一方的な銃撃戦

ゾンビをよけたりしつつしばらく走る。


走り走り走り走り続ける。


いや、まぁ竜崎さんと向井さんが雑談を交わしている隣で窓から時々ビルの隙間から見える空を見上げ、心の中で、『空が凪いでいる』とか訳のわからないことを思いつつぼーっとしている。


話を二割くらい頭に入れていると、所々弓や、コンパウンドボウとか聞こえてきて、少し耳を傾ける。


「クロスボーあるならコンパウンドボウとかありそうですね」

「お!コンパウンドボウを使ったことがあるのか?」

「昔、アーチェリークラブの部長をしていまして」

そう言い向井さんはどやっとした顔で答えた。


「ほう!部長か!って事は大学か高校生のときか?」

「そうですね....高校生の時にインターハイには出たんですが、あまり上手くなかったので、そこまでいい成績は取れませんでしたが....まぁ今でも趣味にしていて、良かったら寄りたいなーと....」

うん?俺が決定していいの?

「家に取りに帰るのですか?」

「家は遠いので、クロスボウが置いてあった所にも多分置いて有るので出来れば寄ってほしいなぁ....と思いまして」

まぁクロスボウの矢の補充とか、良さ気なものがあったら自衛隊に売り込んでもいいか...

あと、コンパウンドボウって見た目がカッコイイから好きだ。


まぁ基本的に攻撃的な物(銃、ナイフ、弓、etc...)は、全てにおいて結構好きだ。

あの洗練された人殺しの道具は、美と言える。

だが、L85、お前はダメだ。まぁ好きだが。

まぁ物は使いようで、包丁は、食べ物を切る道具とか、そんな感じで、人を憎み銃を憎まず...という精神で、行こうと思う。

物は所詮ものであって、物だけじゃ人は殺せないしね。


「良いですよ、寄ってみて、良い物があったら自衛隊についでに売り込みましょうか」

そう言うと向井さんが笑顔でガッツポーズをした。




まだ元いた拠点から程遠い所で、コンボイ(車列)を見かけた。

見かけたというよりか、高速のジャンクションの先に動いている車列が見えただけだが。

標識を見ると、向かっている方向は、京都のようだ。

「どうします?ちょっと見に行きますか?」

そう言われ悩む。

まぁ行ったら頭痛に苛まれそうだが。

「竜崎さんはどうします?」

「ん~...行かないほうがいいと思うが、少し観察するか...」

そう思いながら、望遠鏡を取り出し、見ると車の種類は、バスのようで、鉄板で窓は固められている。

車も何台かいるが、あまり良くないものが見える。

「なんか彼ら、西側のライフル持ってますよ」

そう言い一度車を止め、竜崎さんが、ガンナー席からレンジファインダーで覗く。

すると竜崎さんが「あ゛!?」と声を出した瞬間に、カンカンカンと音を立て竜崎さんが転げるように中に入った。

「あいつら、AK持ってやがる!!」

AKと言うのは、西側の銃アブトマットカラシニコフの略で、AKと言う。

まぁこんな説明は、要らないか。


多分何処かの怖い人達が、何処かの赤い国から買ったのだろう。


よくAKは、当たらない当たらないと言うが、下手な鉄砲数撃ちゃ当たると言う言葉があるように、M4しかり、M24しかり撃ってたらいつか当たる。

元に300メートル位なら余裕で交戦距離だ。

そう思いながら竜崎さんを見ると、起き上がりM2に手を掛け此方を見た。

「OpenFire!!向井さんと自分は、撃っている間に車の後ろに隠れ、出てきた奴を撃ちます!!」

そう言うとM2から12mmの牙が唸りを上げ飛び出す。

振り回すようにM2を相手に向け制圧射撃を行う。


後部ドアから飛び降り、伏せて車体の隣から狙撃をする。


場所が分かりづらいから絵で説明する。

挿絵(By みてみん)


まぁこのように敵と戦っている。


(分かりづらいとか下手とかなら、誰か書いて下さい。)



自分で、距離を測り、レンジを合わせ撃つ。


まず撃った部分は、バスのタイヤ。

タイヤに当たるとブシュー!と言う音が聞こえそうな勢いで、空気が抜ける。

まぁ嫌がらせでタイヤを撃った感じだ。

次に、足が速い車のタイヤを撃つ。

またタイヤが壊れ、次は、指揮系統らしきご老体を見つけ撃つ。


一発目は相手のライフルにヒット銃が壊れたようだ慌てて物車の裏に隠れるが、悲き日本の車。撃った所にM2の12mmの弾丸がスポスポ車に入り血煙が見る。


残り一発で、また車のタイヤを打ち抜き装填する。

リローディン!!と叫ぶと日向さんがカバーファイアと叫びHK416の弾丸がばら撒かれる。


リロードが終わり相手を見るとゾンビが集まってきているようで、てんやわんや状態になっている。


ふと思い後ろを見るとゾンビが何体が来ていたが、向井さんが後方の警戒をしていたようで、そこまで危険性がない。


そして、向井さんをみると親指を立てたので、また後方の警戒をしてもらう。


此方の発砲を止め見ていると何人かがゾンビをたおしたりすると手をあげ出てきた。


竜崎さんに捕虜は取らないと言うとM2の音がまた響いた。




しばらくして、相手を観察すると、藻掻いている人や、ゾンビに伸し掛かられ噛み殺されたりする人も出てきた。


「よし!壊滅したな!では行くか!!」

そういい向井さんを車輌に乗るように言い、車を発進させた。

「竜崎さん被弾とかしました?」

「いやぁ~相手が焦って撃ってきたようで、何発か車に当たったが、M2を撃つと皆隠れてとんちんかんな方向に撃ちまくってたぞ」

「自分は、後方の警戒していました。まぁ遅いゾンビだから、撃ちやすかったんですよ」

「いや、後方警戒有難うございます。向こうは、警戒を録にしていなかった、烏合の衆になっていたので、すごく楽に撃てました」

「そうですか!それは良かった!」

「でもニートは相変わらず卑怯だな。相手の逃げ道を潰し年寄りを撃ち殺すとは」

「いやいや、殺したのは、竜崎さんがM2で車の裏に逃げ込んだ老人を車もろとも殺したじゃないですか」

そう言いながら地元に向かった。

良かったらコメント感想なんでもください


あと、アルファポリス様の所で宣伝もしてみようと思い登録しました。



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