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蠱惑的且つ甘美な誘惑

サブタイトル適当です

姫華さんと自衛隊員が車で迎えに来てくれた。

「すみません、有難うございます」

そう言うと姫華さんが抱きついてきた。

「本当に心配したんですから!!!何があったんですか!?」

そう言われ、すこし脚色をしながら話し始めた。


「で、白濁した眼球で虚空を見続けていて、ナイフで切り取られたような穴からは赤黒い色をした歯のようなものが覗き見え、見えていないはずなのに此方に這いずるような質量を持ったような音を響かせながら近づいてくる者....所謂ゾンビと言われる深淵に彷徨う亡霊が現れた」

「それでどうしたんですか!?」

自衛隊員が驚きながら聞いてくる

「それから、手元に有るのは、名状し難く湾曲し、先端が暴力的で、且つ使用用途に溢れる武器だったわけ」

「それは....」

そ言い自衛隊員は、蒼白とした顔色で唾を飲み込む。

「そう...それはバールのようなものだ。」

「そして、ゾンビの虚空を見つめているような、眼窩にバールのような物をねじ込み唸りが聞こえるような速度で、蹴りを入れ引きぬく。そして一人目二人目と深淵に一歩一歩進むような感覚を覚えるような感覚で、殺戮を始めた」


そんな話をしつつ、暫く車を走らせて貰っていると車が止まった。

すると体育館まではいかないが、大きい建物から竜崎さんが出てきた。

姫華さんはって?背徳的で蠱惑的な話のせいで、窓の外をボーっと見続けていたよ。


「おい!ニート!噛まれてないか!?」

「いやぁ、監禁されている場所では、ゾンビが結構居ましたが、隔離されていたようで、ゾンビに合うことなく抜け出しましたよ」

そう言うと、自衛隊員が「え!?」と言う顔をしつつ此方を見つめてきたが、何も言うまい。


「取り敢えず五体満足で返ってきてくれてぇ本当に良かったぁ!!」

「まぁ少し首をやけどしましたけどね」

そう言いながらマスクを取る。

鏡を一度も見ていないので、首の状態がどのくらい酷いのかわからない。

「あー大丈夫だぁ!軟膏少し塗ってたら直ぐ治るよぉ!」

そう言い肩をバシバシ叩かれながら中に案内された。


中に入ると、ヒポクリトの皆が全員武装体制で、集まっていた。

みんな無事か!とか良かったとか首の傷をみて痛てぇ痛てぇ言っていた。


「ただいま?いや、無事に帰ってきたぞ?違うな....まぁただいま」

そう言うと皆笑顔になって返事をした。



そしてなんで皆集まってるとか聞くと、どうやら全員で探しに来たりしていたようだ。

まぁ2時間位は、迷ったとか若干放浪癖があるからどこかウロウロしているだろうって話になったらしいが、あまりにも遅かったため、皆で探しに来たようだ。

じゃっっかん鼻水を出しながら少し目が潤んだが、出来れば2時間ではなく、30分位で可怪しいと思って欲しかった。


そして、どういう経緯でこうなったかを話した。


「まず、トイレに行くと言って、竜崎さんたちと離れ、野外トイレに案内してもらい、大きい方をし始めました」

そう言うと少し笑いが聞こえた。

どうやら、他の自衛官の笑いのようだ。掴みはバッチリ。

「そして出ると、反対方向に進んだようで、皆が迷ったと思い、探し始め、暫くウロウロしていると、金髪のやんちゃをしていそうな方と出会いました....金髪の方は?」

そう言うと、留置場に居ると言われ、後で話を聞くそうだ。

「そして、金髪が逃げ、怪しいと思い、追いかけると、ナイフで刺され、ピストルで応戦。弾は一発撃ちました」

そう言いながら、調書を書いている人に目を向ける。

「そして、自分も調書を取ると言われ留置所に向かうと、自分も牢屋に入れられました。まぁ武装をしていたので、本当に俺から撃ったかどうかとか危険性があるかもしれないと言うので、入れられたのでしょう」

そう言っていると、連れいて行かれる所を目撃していた人が居たようで、頷いている人がいる。


「そしてサイドアーム2つと、ナイフと無線機を提出?まぁトレーに載せ渡しました。そして、暫くすると、昨日の方....名前が少し.....」

すると田沼さんが答えた。

「《あさい》浅井 《えりか》恵梨香だ」

「そうその浅井さんにが来た時に思い出した、もう一つの無線機を取り出し、仲間に無線を入れようとすると、一人自衛官が牢に入り、殴られた」

「そして、浅井さんがテイザーガンを取り出し、自分に向け発砲....そこで気絶し、気が付くと、病院にいた」

「そこで、拷問に合い、テイザーの影響で、喋れず夜にまたくると言い、その場を後にして自衛隊の人と別れた」

「そこには、浅井さんはいましたか?」

調書を取っている自衛官が言った。

「はい、そこにも浅井さんは居ました。そして、私が持って来たジップタイをどうにか外し、たまたま持っていたワイヤーソーで、窓の固定されている部分を切り取り、外に出て脱出。そして、検問や、パトロールを突破し、此処に合流....っていう感じです」

そう言いながら車の中に一緒に乗っていた人を見ると(´・ω・`)と言う顔になっていた。


すると自衛官の中の一人が聞いてきた。

「では、何度か今から質問していいですか?」

「いいですよ」

ちょっとドキドキしながら待つ。

「では、貴方は、敷地内で発砲したということですが、本当に一発ですか?」

「はい一発です」

「一発と....時間は何時頃ですか?」

「9時以降10時前位です」

多分間違っていない。

「9時以降10時前...っと。では....」

そう言う質問に間違えないように何度も答えた。



「よし...もう大丈夫です」

そう言いその人は、部屋を退出した。

犯人分かってるからもういいじゃんとか思いつつ、灰皿を見ると、タバコを5本くらい吸っていた。


「よし!じゃあ浅井にも話聞かなきゃならんが、浅井は部下を引き連れ逃亡って事で浅井が十中八九犯人なんだが、出来れば殺さずに捕まえたい。」

そう言いながら田沼さんが此方を見てきた。

「まぁ、自衛官なんで、自衛隊の判断に任せますが、もし一人でぷらぷら歩いていたりするともしかしたら不幸な事故でお亡くなりするかもしれませんね」

俺は毒を吐く。

「まぁその時はその時だ」

そう言いつつため息を吐いた。

「所で、まだ島内にいるのですか?」

そう言うと、船で脱出した可能性があると言われた。

どうやら1隻漁船が本土に向かって行ったようだ。

「武装は64式と選抜射手が使う照準器を持ちだされた。あと、89式4丁とミニミ1丁、9mmを6丁だ...まだ持ちだされた装備はあるが、それはいいだろう」

そう言いながら、外を見た。

まぁ本土からの距離はかなり有るから対物ライフルを使っても狙撃することは不可能だろう。

「まぁ迷惑を掛けた。今回の不祥事は、此方にある」

そう言うと姫華さんが小さい声で、当たり前ですと言った。

「銃器の買い取りを、30%UPと食料3日分渡そう」

そう言い此方を見てきた。

「まぁどの位が妥当かどうかわかりませんが、それでいいです。あと、本土に向かうのは何時でも外に出ていいってことでいいですか?」

「良かろう....浅井達の捜索は此方でもするが、十分気を付けてくれ....あと、出来れば....いや、殺すのではなく、捕獲してくれ」

そう言い、部屋を退出した。

「っふぅ~やっと終わったぁ!今日は早いけど、昨日酒のめなかったから今日は飲むぞ!!今日は皆飲みまくって明日は外に出て、食料集めとかをしよう!!」

そう言うと、皆ガッツポーズや、呑むぞとか色々言いつつ家に帰った。


トラックに戻ると、色々な食料や、ドラム缶、あと、銃のクリーニングキットも貰えた。ドラム缶は軽油のようだ。気をつけて、給油しなくては....


そうして、家に帰り、皆で宴会を開いた。




ども!

ブックマーク100人突破しました有難うございます!!!

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