対峙
僕らに与えられた部屋に戻ると竜崎さんと姫華さんがいた。
姫華さんは疲労でまだ眠っている
「ニート・・・お前・・・」
「はい・・・僕が思う一番ひどい方法で殺しました・・・」
「そうか・・・・」
「でもなぁ・・・お前・・・大丈夫か?」
「何がですか?」
「目が死んでいるぞ?」
「大丈夫ですよ・・・」
「こんな世界になってしまったんです・・・」
「目くらい死にますよ・・・・」
なぜか竜崎さんは悲しそうな目をしている・・・・
「ところで、ここに一泊するかどうか聞かれたんですがどうします?」
「姫華ちゃんはまだ寝ているから、お願いさせてもらおう」
「わかりました・・・」
そして僕は部屋を出た
さて、久しぶりに一人で行動してみようと思う
とりあえず僕はさっきの警官を探した
しばらく歩くとなにかもめている声が聞こえた
「だか・・・あいつ・・・」
「いや・・・でもた・・・けて・・く」
これは多分僕らの声だろう
そこには警官もいた
なにか重要な話をしているみたいだし邪魔しないように少し近づこう
いい情報もあったらいいしね
そう思い近づくと
「あいつらも結局頭のおかしい奴らなんだろ!」
「でも私たちを助けてくれたじゃないか!」
「いつ俺たちが標的にされるかわからないぞ!」
「しかしだな・・・」
「こっちには女子供いるんだ!先に殺らなかったらこっちが殺られるぞ!」
「でも結果的に助けてくれたじゃないか!」
「結果的なだけであってだな!」
うーん・・・これは早く話をつけないと不味いな・・・
「あのーすみません・・・」
そう言うとみんな固まった
「僕たちは危害を加える人に対してやり返すだけであなたたちに危害を」
「うるさい!じゃあ肩にぶら下げているものを俺たちに渡せ!」
「そうだ!なら、信用してやる!」
うーん・・・このボウガンを渡したら多分殺られるだろうな・・・
「それとお前!何睨んでるんだ!年上に対して何を考えているんだ!」
「いや、何を考えてるも何も何も考えてないですよ」
「強いて言えば自分たちの事だけですね」
そう言うと
「やっぱりお前らは気狂いだ!ほら!言わんこっちゃない!こいつ等絶対に俺たちを殺すぞ!」
「今殺さなきゃ俺たちが殺される!」
「だー!かー!らー!」
「僕は貴方たちが危害を!
ガン!!
そこまで言うとなにか頭に向かって飛んできた
「ッ!痛ー!!」
「危害を加えないって言うなら今すぐ出てけ!」
「そうだ!」
こいつ等殺してやろうか・・・いや殺す!
そう思いボウガンを構えようとすると銃声が響いた
ズガンッ!
「お前らァァァ!!!!」
うおッ!警官が切れた!
「口で言っている時は俺も我慢した!」
「だが今これを投げたやつ!お前がここから出て行け!」
「お前らも市長のような屑だったのかァ!」
「この方は私たちを助けてくれたんだ!」
「その人を殺せだの出ていけだのもう我慢ならん!」
「し、しかし私たちにはまだ未来ある子供が・・・」
「その未来を作ったのは誰だ!」
そこまで言うとみんなはだまった。
「すみませんでした・・・ぶつけられたところは、大丈夫ですか?」
・・・・・!あっけにとられすぎて何が何だか分からなくなっていた
「は、っはい・・・え?大丈夫です?」
なにを俺は聞いているんだ?
「それはよかった・・・この人たちは私からきつく言っておきます」
「それと今日一泊されますか?」
「あ、ああ・・・お願いします・・・」
「わかりました」
「それと使ってください」
そう言われハンカチを取り出した
「使ってください・・・・少し血が出ています・・・」
「それとありがとうございました」
「は、はい・・・」
そう言われ僕はその場所から立ち去った
ん~・・・これはあの人が銃声を鳴らさなかったら僕は確実にボウガンを撃っていたかもしれない・・・・
もし撃ったら絶対に僕は殺されるだろうそして相手も一人以上は殺される
まぁ竜崎さんがそれで怒ってくれたらの話だが・・・
まぁ双方がどちらも殺さずにすんでよかった
そしてしばらく歩くとイケメンにあった
「おいニート!お前頭!」
そう言われ頭を切っていたことに気づく
「そう言えばそうだった」
「何があったんだ?誰かにやられたのか!?」
「い、いや・・・もうすんだんだ・・・」
「いや!そんなこと言っても・・・とりあえずこっちに来い!」
そう言われ腕を掴まれて保健室に連れて行かれた
「ここに座れ!」
「お、おう」
そう言われ俺わ座った
だんだん落ち着いてきて薬や、消毒液の匂いが感じ取れるようになってきた
「怪我はそこまで酷くないから消毒だけしといた」
そう言われると少し触ってみたくなる
「おい!さわんな!バイキン入るだろ!」
「ご、ごめん」
「で何がったんだ?」
「三業で説明します」
「ここの人たちが出て行けという」
「俺はあす出ていくという」
「その武器よこせもしくは、今すぐ出てけ」
う~ん無理やり過ぎた・・・
「警官出る」
「銃撃つ」
「みんなびっくりする」
「お「おい!それ三行じゃねぇだろ!」
「まぁ理由は分かった銃声はこっちでも聞こえたからそっち向かっていたんだぜ!」
「まぁ無事でよかった!」
「そう言えばここの中まだ何も知らないよな!」
「そうだけど・・・・」
「じゃあいろいろ紹介するぜ!」
おいおいこいつは何を言っているんだ?
俺はさっき言い合いをしたばっかりなのに何をさせたいんだ?
「行かないよ・・・今日はもう疲れた・・・部屋に戻って寝る」
そう言い最後まで話を聞かずに部屋に戻った
帰る途中で外を見たらガラスに自分の顔が映った
その目は死んでいた・・・・・
誤字脱字多々有ると思いますごめんちゃい
お気にり登録いっぱい増えて嬉しいです!
ありがとうございます!
ではまた・・・