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あなたは私を信じますか?  作者: 古月 うい
中学一年

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7/15

初の定期テスト

そうして新学期は穏やかに始まった。


私は毎日期待に胸を躍らせながら部活に、塾に向かった。


相変わらず今井さんと話せる機会はないままだったが、今井さんの姿を見られるだけで惚れ惚れしたし、いい日だと思えた。



「…とうとう来たね」


「どんなんなのかな!楽しみ〜」


「不安しかない」


教室で三人で騒いでいたのには理由がきちんとあった。


「いよいよ二週間後、中間テストだね」


今日の朝、担任の先生によって中間テストの試験範囲が配られたのだ。


散々小学校より点がとりにくい、範囲が広いと言われ続けてきた定期テストだ。


三人とも不安で仕方がなかった。


「ワークの範囲終わってない…」


「一文字も終わってない私に喧嘩売ってる?」


違う違うと言いつつ、私の頭には塾の定期テスト対策の日程があった。


ちょうど昨日から始まっていたのだ。


塾では既に一回の公開テストが終わり、席は真ん中になっていた。


塾の席は賢い人の方が後ろというルールだった。


今井さんは当然一番後ろの列で、一番ではなかったが十分に賢かった。


席が遠い分話す機会がなく、もう二か月になるというのに未だに話したことはなかった。


「一緒に頑張ろうね。大丈夫、課題二つは終わってるし!」


「やっぱ嫌味じゃん!」


クラスではそうやってまあ仲良く過ごしていた。


まだ知り合って間もないこともあり、三人で遊びに行ったことはなかった。


遠慮ないやりとりをしているように見えて、その実お互いに遠慮しあっているのを感じていた。


それが一緒に遊びに行くことでなくなるわけではないということも、わかっていた。


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