表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたは私を信じますか?  作者: 古月 うい
中学一年

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/6

初めての部活動

塾が同じだからといってどうということもなく、体験入部の期間が終わった。


そして、体験が終わったということは、本格的に部活動が始まるということも意味していた。


「真白、結局どこに入ったの?」


「言ってなかったっけ?茶道部だよ」


「えー!正座きついでしょ」


「お菓子食べられる?」


二人にはとても驚かれた。どうやら、わたしの雰囲気に合っていないらしい。


そんな二人は陸上部と家庭科部に入った。


陸上部は言わずもがな、家庭科部も茶道部とオフの日が被っていない。


つまり、必然的に三人での行動が減る。


二人とはそもそもあまり遊んだことはなく、そのあとも遊ぶことはなかった。


「じゃあ、私の部室下だから。また明日」


「私もこの階。また」


一番高いところに位置する茶道部の部室へは、やっぱり一人で行かなくてはならないようだ。


(きっつ…)


今回もこうなった。


これから通うのに不安になる程だ。


「あ、真白!」


踊り場でバテていると、葵がやってきた。


「葵。疲れてない?」


「全然平気。真白は弱いね〜」


葵に煽られながらも部室にたどり着いた。


前回とは違い、隣にある普通の教室に入れられる。


「クラス順みたいだから、またあとで」


一年生だけでそこのその人数がいるので、流石に前後にはならなかった。


座って暇をしていると、後から続々と人が入ってきた。

名札の色を見るに、全員先輩だ。


茶道部という特性もあり、男性が数人しかおらず、ほぼ女子しかいない。


「それでは、部活を始めます。部長さん、」


「すみません、遅れました」


誰かが入ってきた。


後ろを見ると、静子さんが入ってくるところだった。


「席はクラス順です。座ってください。」


女の先生が声をかけた。

もっとも、顧問には女の先生しかいなかったけれど。


「はい」


静子さんは迷うことなく前に歩いてきて、わたしの前に座った。


(同じ部活だったんだ!)


喜んで、後ろからじっと見つめた。


「では一年生もきたことだから、みんなで自己紹介でもしようか。じゃあ、一組の人から」


「はい」


一組には何人かいたので、前から順に自己紹介をしていく。


正直、人が多く覚えられる気がしなかった。


なにせ同じクラスの人すら覚えていないのだから。


「今井静子です。えっと、よろしくお願いします」


はにかみながらそう言って、また美しい所作で座った。


「水川真白です。」


何か言う気にもなれなくて、単純にそれだけを言った。


そのあともわからずに聞き流して、葵の番になった。


「松岡葵です。…よろしくお願いします」


ぎこちなくお辞儀をして座った。


その日はスケジュールなどの説明だけで終わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ